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  • マクガイヤーチャンネル 第134号 【なぜ宮野真守はうんこに行きたがるのか:アニメ『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の映画としての正しさについて】

    2017-08-30 07:00  
    220pt
    さて、今回のブロマガですが、前回の放送でも少し話題にしたアニメ版『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』について書かせて下さい。SNSではものすごく評判が悪いのですが、そんなに悪い映画じゃないと思うのですよ。
    ●オリジナル版について
    本作は93年に放映された岩井俊二監督のテレビドラマのアニメ版リメイク作です。
    レギュラー放送版の『世にも奇妙な物語』の後番組として『if もしも』というオムニバスドラマシリーズがありまして、その一編として放送されたものです。
    話の途中で分岐が発生し、そこから枝分かれした2種類の物語を描くという一話完結ドラマの連作でした。「もしもあの時ああしていたら……」という意味での『if もしも』というタイトルなわけですね。かなり特殊なドラマでしたが、『世にも奇妙な物語』と同じくタモリがストーリーテラーという形で番組冒頭と終わりに出演し、スピンオフのような趣きもありましたので、わりあい自然に受け止めていた印象があります。
    岩井俊二はこの作品でテレビドラマにも関わらず日本映画監督協会新人賞を受賞し、A級映画監督に成り上がりました。その後劇場公開され、現在もHuluや愛蔵版ブルーレイでみることができます。『if もしも』で放映された他のエピソードは劇場公開もソフト化もアニメ化もされていないことを鑑みると、いかにこの作品が皆から愛されているかがわかろうというものです。