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今回はスペクトル調整によるノイズ除去法をご紹介します。
この方法では様々な種類のノイズを取り除けるのが特徴です。
高周波、低周波、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、etc.種類を問わず除去できます。
もちろん、自分が除去したいノイズの種類を知っている必要はありません。
【メリット】
OBSで配信できるすべての配信サイトで使える。
様々な種類のノイズを強制的に除去することができる。
【デメリット】
音質が変化する場合がある。
PCのCPUを使用する可能性がある。(最近のPCなら無視できる程度)
音声に処理分の遅延が発生する。(最近のPCなら無視できる程度)
【用意するもの】
配信できるPC(今回はWindows向けの解説です)
OBS Studio
(OBS Studioの導入は他所をご参照ください。)
今回はReaPlugsというツールのReaFIRという機能のSubtractモードを使います。
ReaPlugsはREAPERというツールのプラグイン集です。
別にREAPERを導入しなくてもこれ単体で使うことができます。
どのくらいノイズが減るかというと・・・
過去に実証してくださった方の動画があるのでご紹介します。
上の動画はこの記事から約7年前の動画になります。
なんでこんなに便利なノイズカットが流行らなかったかというと、
VSTプラグインの敷居の高さからです。
しかし、今まで敷居の高かったVSTプラグインが、
OBS Studioを使うことでお手軽導入できるのです。
今回はその方法をご紹介します。
その1.プラグインの入手
まずはREAPERのHPに行きダウンロードページからReaPlugsを入手します。
↓ダウンロードページ
http://www.reaper.fm/reaplugs/
お使いのPCに合わせて
Download: ReaPlugs VST v2.36 32-bit (January 2 2016)
または
Download: ReaPlugs VST v2.36 64-bit (January 2 2016)
をクリック。ダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行します。
同意文書が出てくるので、同意なら【I Agree】をクリック。
次はインストールする物の選択ですが、ReaFIR以外は必要ないです。
よくわからないという方はチェックはそのまま【Next】をクリック。
保存場所を選んで※【Install】をクリック。
※32bit版の場合は
C:\Program Files\VSTPlugins\ReaPlugs\x86
としてください
【Close】をクリックしてインストールは終了です。
その2.OBS Studioの設定
続いてOBS Studioの設定を行います。
OBS Studioを起動し、マイクのところの歯車マークをクリックし
【フィルタ】をクリックします。
(画像予定)
プラス(+)のところをクリックし、【VST 2.x プラグイン】をクリックします。
(画像予定)
名前を適当に付けて、OKをクリックします。
{Please select a plug-in}
と書いてあるドロップダウンボックスから【reafir_standalone】を選択します。
(画像予定)
その下の【プラグインインターフェイスを開く】をクリックし、Reafirの画面を開きます。
(画像予定)
Mode: と書いてある横のドロップダウンボックスで【Subtract】を選択します。
【注意】ここで、"環境ノイズ"をReafirに入力する必要があります。余分な音が入らないよう注意してください。
Automatically build noise profile (enable during noise)
と書いてあるチェックボックスをONにし、すぐOFFにします。※
※このON OFFの間に入力された音域を今後すべてカットします。
バツ印(×)を押して閉じてください。
OBSのフィルタ画面も【閉じる】をクリックしてください。
マイクが拾っていた邪魔なノイズがほとんど消えたはずです。
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