A:事実関係

東京都の小池百合子知事は、26日の定例記者会見で、11月7日に予定されている都中央卸売市場築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転開場について「大きな疑問を持っている。日程的にお構いなしに決めてしまう対応はいかがなものか」と述べ、延期する可能性を示唆した。

<撤回と延期、8割超 仲卸業者にアンケート>  .

 豊洲市場は東京ガスの工場跡地で、土壌や地下水から高濃度のベンゼンなどが検出され

た。都は2014年11月から2年間の予定で地下水のモニタリング調査を実施している。

 採水は11月29日以降に終了し、年明けに結果が判明する予定だが、小池氏は結果が出る前の開場について「そのまま進めていいのかどうかも含めて、総合的に判断する」と述べた。都によると、この区域でモニタリング調査を実施する法的義務はない。また小池氏は、都の事業や予算などを点検する「都政改