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matusiroさん のコメント

東条との権力争いの一環で、ゾルゲ事件を利用した、近衛追い落としがあったと思っていた。でも違った。根はもっと深かった。内務省(内閣府・官房)の公安部隊(警察・検察)が近衛グループを危険思想グループとしてマークしていた。そして、フレームアップによる検挙、壊滅の機会を早くから狙っていたという事。実質、警察公安が政治を暴力的に左右していたという事だ。単なる東条の意を受けて云々ではない。もっと根は深い。まさに警察国家。首相の首も左右できる権力か?
共謀罪の採決が日程に上った時、急に「真子様、婚約近し」の情報が流れ、テレビが大騒ぎを始めた。その情報源は警察だった(官邸承知?)。宮内庁は「婚約前に発表するつもりはない」と情報の発信は一切なし。ただ、この「真子さま婚約か」騒ぎは明らかに「共謀罪隠し」のスピン。
安倍政権は、警察権力と密接に結びついて、政治(政局)を露骨に左右する、情報操作を行っている。共謀罪を警察権力が手にすれば、政治権力と関係なく、ゾルゲ事件と同じ、フレームアップ、独り歩きが間違いなく始まる。
かつて、日本は朝鮮や台湾の若者に、皇軍の軍服を着せて、「日本人」として戦場の最前線で死なせた。これから、日本の若者が、「日米合同軍」の軍服を着て、「世界」平和のためと言って、遠い見知らぬ紛争地で命を落とす。公安警察が独り歩きを始めるとき、大義名分は何を持ってくるのだろうか。
No.11
91ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
下記は『日米開戦へのスパイ』からの引用。 東條が近衛追い落としにゾルゲ事件を使用したがった解ります。では当時の検察はどう対応しようとしたのでしょうか。「近衛グループを弾圧すべし」と考え人物が「思想課長」という要職にいます。 1939 年に太田耐造が司法省刑事局第六課長刑事局第6課長についています。 彼は、 1941 年 3 月 10 日、治安維持法をこれまでの全 7 条のものを全 65 条とする全部改正を行いました。 彼は 1941 年 3 月、「改正された治安維持法について」の解説を行っています。 ***************************** ・いま や我が国は内外共に非常なる難局に際会してゐるのでありまして、この難局を乗切つて、肇國の大理 想を顕現致す為めには、挙国一致 國體の下に固く団結致し、 國體に弓引くが如き不逞の分子等をして いささかも乗ずる間隙を与へないことが、最も肝要であると
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。