国連総会、首都エルサレムとする米国決定の撤回要求を採択 １２８カ国の賛成多数で採択。反対は９カ国、棄権は３５カ国。支持に回れば経済援助を止めるというトランプの脅し何ら効力もたず。米国外交の歴史的敗北
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A―１;事実関係１首都エルサレム撤回要求を採択 国連総会、日本も賛成
米トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題について、国連総会（１９３カ国）は２１日に緊急特別総会を開き、米国に方針の撤回を求める決議案を１２８カ国の賛成多数で採択した。反対は９カ国、棄権は３５カ国。日本は賛成した。
反対したのは、米国とイスラエルに、グアテマラ、ホンジュラス、トーゴ、ミクロネシア、マーシャル諸島、パラオ、ナウル（米国の援助に大きく依存する小国）を加えた計９カ国。棄権した３５カ国には、豪州、カナダ、ハンガリー、メキシコ、南スーダン、ポーランド、ルワンダ、ウガンダなどが含まれている。
決議は「エルサレムの地位を変えるいかなる決定も無効。撤回すべきだ」と要求。米国を名指しすることは避けながらもエルサレムの地位に関する「最近の決定」に「深い憂慮」を示し、事実上トランプ政権に方針撤回
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この件について、当初、孫崎さんは、「この国外交もう駄目」とまで書きました。
この国、というのはもちろん日本のことですね。
http://ur0.link/HGrf
それはあまりに脊髄反射だとおもったので、私はコメント欄で
「中東と日本とは物理的距離があり、この問題での当事者性が違いますし、欧州各国やイランなどの（初期反射ではなく）真の動向を見極める必要があります。云々」と書きましたが、日本がきちんと各国の動向を見極めたようで良かったと思います。
この件について、たまたま見た日曜討論で高橋和夫先生が次のような趣旨を発言されていましたので紹介しておきます。私もこの趣旨に賛成です。
『今回のトランプの決定をゆるすのなら、北方領土についても竹島についても、日本はなにもいえなくなる』。
あと、「米国外交の歴史的失敗」というのはその通りだと思いますが、トランプは国内事情を優先させたんでしょうね。
わたしはトランプが大統領に当選していくらもたたないころに
書いたことがある。
この人の知的レベルは酒場で呑んだくれて、政治談議をふっかけている
おっさんと変わらないと。
米国は世界最強だ、やろうと思えば何でもできる、なんで他国の顔色を
見るようなことをしなきゃいけないんだとね。
世界はもうちょっと複雑にできていることを学習するまでには、もうちょっと
時間が必要かな。
つくづく、民主党が大統領候補にサンダースを選ばなかったことが
惜しまれる。
どうでもいいけど、トランプって漫画のマカロニほうれん荘の
登場人物たちに話すときの口の形が似てますよね。
漫画の登場人物がお似合いの男が米国の大統領になってしまった。
ああ、民主主義よ。
お前はいつか世界を滅ぼすのか。
中国が民主化しなければその危険はないと思っていたけどね。
米国外交の歴史的失敗に同感です。
しかし、この失敗でトランプは個人的に次を得ると思います。
１．米議員のトランプ弾劾が進めにくくなる。
２．米国メデイアのトランプ非難がおさまる。
トランプは明らかに二期目を狙い始めた。
トランプの信用が世界で落ち込めば、世界が平和に向かうとも言え、世界が米国抜きで生きて行くことを真剣に模索する機会を与えてくれると私は観るわけです。今回のトランプの滑稽は私にとっては歓迎すべきことなんです。
この件に関して言えば、日本は一神教信者たちの不毛な争いに
巻き込まれぬほうがよい。
棄権でよいのに賛成なんかして。
普通は条件反射で米国のおっしゃる通りにするのに。
しなくていい時に反対する。
>>5
同感です。
なぜ日本も賛成したのか。
「米国の脅しには屈する」のが国是でないか。
「反対した日には今度こそ決定的にテロの標的にされちまいますので、どうかご勘弁を。他の事は何でもハイハイ言う事を聞きますんで」そう縋り付いたのか。
軍産複合とユダヤロビー向けのパフォーマンスだから賛成しても構わないと入れ知恵でもあったのか。
どのみち、前記事のように今や「あんたおかしいよ」とコケにされてこそ日本らしい。
今春、旅先で会ったドイツ人旅行者からも「フクシマ、おかしくないですか」と言われたことを思い出した。「仰る通り全くおかしいです。政府は嘘と詭弁で事実を隠し続けているのです」と答えた。先日の生放送で村田光平氏が語られたことこそが「国際的な一般の認識」なのだろう。東京五輪などやる資格もなし。フクシマと言えば、あのトモダチ作戦で被爆し重症化した米兵多数という件も今なお原因が不可解だ。
この投票は、世界の多極化のための大転換期を画した。国連総会が米国の単独行動を否定するということは、国連が米国の軛から離れて自立し、世界平和を維持するための本来の機能を果たし始めたことを意味し、第3世界の発言力が国連を通じて世界運営に反映され得ることが示されたことになる。
すでに温室効果ガス問題、核兵器廃棄条約問題、北朝鮮問題等で国連総会の決議が重視される流れが顕在化しつつあった所へもってきて、今回の米国の意志の否定は、誰もが国連の議決能力の顕在化を確信するにいたる出来事だった。
国連が危機管理機関として機能するための伏線であろう。