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Mythe et poemeさん のコメント

この投票は、世界の多極化のための大転換期を画した。国連総会が米国の単独行動を否定するということは、国連が米国の軛から離れて自立し、世界平和を維持するための本来の機能を果たし始めたことを意味し、第3世界の発言力が国連を通じて世界運営に反映され得ることが示されたことになる。
すでに温室効果ガス問題、核兵器廃棄条約問題、北朝鮮問題等で国連総会の決議が重視される流れが顕在化しつつあった所へもってきて、今回の米国の意志の否定は、誰もが国連の議決能力の顕在化を確信するにいたる出来事だった。
国連が危機管理機関として機能するための伏線であろう。
No.9
84ヶ月前
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A ―1 ; 事実関係1首都エルサレム撤回要求を採択 国連総会、日本も賛成 米トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題について、国連総会(193カ国)は21日に緊急特別総会を開き、米国に方針の撤回を求める決議案を128カ国の賛成多数で採択した。反対は9カ国、棄権は35カ国。日本は賛成した。 反対したのは、米国とイスラエルに、グアテマラ、ホンジュラス、トーゴ、ミクロネシア、マーシャル諸島、パラオ、ナウル(米国の援助に大きく依存する小国)を加えた計9カ国。棄権した35カ国には、豪州、カナダ、ハンガリー、メキシコ、南スーダン、ポーランド、ルワンダ、ウガンダなどが含まれている。 決議は「エルサレムの地位を変えるいかなる決定も無効。撤回すべきだ」と要求。米国を名指しすることは避けながらもエルサレムの地位に関する「最近の決定」に「深い憂慮」を示し、事実上トランプ政権に方針撤回
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。