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りゃんさん のコメント

反原発なヒトビトは、原発による発電を続けるかやめるかを、「生き方」とか「哲学」の問題として、議論をはじめる傾向があります。そして原発をやめる生き方を「良い生き方」と規定しがちです。そのうえで反原発な自分は、そうでない人よりも道徳的に優位にたっていると考えたがる。

まあ、思弁だけで良くて細かなデータを集めて判断する必要がないし、思弁の結果は自己肯定的な結論がでるので、楽だし気持ちいいのでしょうね。しかし、ドイツでも思弁を離れた実際の事情はそう簡単ではないように仄聞します。

ところで、こないだの北海道大停電について、アゴラが特集を続けているので、ここにリンクを貼っておきます。
http://agora-web.jp/archives/2034720.html
http://agora-web.jp/archives/2034786.html
http://agora-web.jp/archives/2034834.html
http://agora-web.jp/archives/2034848.html

脱原発派でもデンキを使うのをやめてデンキのない生活に戻るヒトビトはほとんどいない以上、原発による発電を続けるかどうかは、「生き方」とか「哲学」の問題というよりは、発電機を原子力でまわすか火力でまわすかの問題だとおもいます。日本で今後原発を止めたまま火力に頼ることはもちろん可能ですが、簡単にいうと、莫大なカネがかかります。そのしわよせはかならずどこかに来る。そういうあたりを客観的に論じるような議論が必要だとおもいます。
No.4
75ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
8月22日、映画『モルゲン、明日』の試写会に出かけた。坂田雅子監督のものである。 (1) 多分この映画は、坂田雅子監督の紹介から説明を始めるのが好いだろう。 1948 年、長野県須坂市に生まれる。 1965-1966 年、アメリカ合衆国メイン州の高校に留学。帰国後京都大学文学部哲学科卒。 2003 年、ベトナム戦争で兵役経歴を持つ写真家の夫グレッグ・デイビスの死をきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意。グレッグ・デイビスは 1967 年から 1970 年にかけてベトナム戦争で兵役につき、南ベトナムに駐留する。アジア各地で撮影活動を行ない、「タイム」などに写真が掲載、日本の地方に関心を持ち、 2002 年に群馬県を題材とした写真集『 GUNMA 群馬 - 暮しと人々』を出版。 2003 年、枯葉剤の影響とみられる肝臓ガンにより死去。のちに、その生涯をもとにした記録映画『花はどこへいった』が制作され
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。