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私はかつて、駐ウズベキスタン大使であった。ウズベキスタンはシルクロードの真ん中に位置する。
だが、古代との結びつきのあり様は、都市によってことなる。
サマルカンドは、都市の中に古代と、現代が混在する。いわば京都である。
ブハラは町が、古代部分と、新しい部分とに分かれる。
ヒワは城壁の中は古代でる。車は遮断される。五時には城の扉が閉まる。
こうしてサマルカンド、ブハラ、ヒワの都市を見ると、私にとって、最も魅力的なのはヒワである。古代の人と同じ空間を共有する。
日本において、古代(近世)の人と同じ空間を共有するのは至難である。
今回、私は奈良の岩船寺と浄瑠璃寺に出かけた。
岩船寺の案内は次のようになっている。
岩船寺は、かつては南山城当尾村と呼ばれた地域に位置するここは平安遷都までは「山背国
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大分の磨崖仏は、同窓生と兄弟会で、2度ほど出かけたことがある。
岩船寺か浄瑠璃寺までの下り坂は出かけたことがない。孫崎さんの道中記だけでなく他の人の道中記を検索することができる。
石仏の道とも言われているように、さまざまな石仏がみられるようで、古代、中世人が自然に溶け込んで拝んで道中を歩いた姿が目に浮かぶようです。
自然に溶け込み悠久の時間を過ごすと、国内外の一時の紛争など他愛ないものに感じられ、そこに素晴らしい道が開けるのではないか。こだわる、執着する愚かさが身に染みる。