A1:事実関係「柏崎刈羽原発を「運転禁止」に 東電のずさんなテロ対策で規制委が是正命令へ」(324日東京新聞)
 原子力規制委員会は24日の定例会で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策設備の不備が長期間続いていた問題に法令違反があったとして、東電に原子炉等規制法に基づき、同原発内の核燃料の移動を禁じる是正措置命令を出す方針を決めた。事実上、同原発を運転禁止状態にする。今後、東電に弁明の機会を与えた後に正式決定する。
 規制委の更田委員長は24日の記者会見で「今問われているのは核物質防護に対する東電の姿勢だ。東電には柏崎刈羽で燃料を移動させる資格がない」と述べた。
 是正命令は、2012年の規制委発足以来、2例目。1例目は13年、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)での多数の機器点検漏れを巡り、日本原子力研究開発機構に無期限の運転停止を命じている。その後、もんじゅは廃炉となった。
 命令が出れば