岸田政権は28日、2023年の世界文化遺産登録をめざす国内候補に選ばれた佐渡金山遺跡(新潟県佐渡市)をユネスコへ推薦する方向で最終調整に入った。21日に閣議了解する見通し。韓国政府が歴史問題を理由に撤回を要求し、登録の見通しが立たないとして、推薦を見送る方向で調整していたが、方針を一転した(朝日)。
1:国内政治との関係
日経「首相、「国内政局」意識 佐渡金山推薦に傾斜、世界遺産、「最後は自分で決める」
 自民党の高市政調会長が24日の衆院予算委員会で外相に「韓国への外交的配慮か」と迫った。
 安倍氏は周辺に「なかなか良い質問だった」と振り返った。安倍、高市両氏には韓国への強い態度を求める支持者がいる。
 「国内政局がある。保守派の離反を招くかもしれない」。首相は周囲に外交の観点だけで判断できないとの認識を示した。夏の参議院選挙を控えて自民の岩盤層が揺らぐ懸念を抱いた。
・朝日「首相は、夏の参院選