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magosuki-さん のコメント

スプートニク日本には西側諸国(NATO)の供与する兵器について、冷静な軍事的な詳細説明がなされている。
たとえば「軍用車両なくしてロシア軍の防御線を突破しようとするのは自殺行為であり、「鎧」なしに防御するのも極めて困難だ。NATO本部(ここでウクライナ軍の軍事作戦が立てられている)は、これを理解している。この意味において、米国製のM2ブラッドレー歩兵戦闘車は最適な選択肢の1つだ。これは強力な戦闘車両であり、その戦闘能力を過小評価すべきではない」
「ブラッドレーは、ソ連の歩兵戦闘車BMP-1およびBMP-2の対抗馬として開発された(構造も似ている)。1981年に米軍で運用が開始され、局地戦で活発に使用された。現在は米国、サウジアラビア、ギリシャ、レバノン、クロアチアの各軍で「勤務」している。基本型の装備重量は21.3トンで、25mm機関砲や7.62mm機関砲、BGM-71D(TOW-2)対戦車ミサイルが搭載されている。兵員は6名。乗員数は3名。14.5mm機銃弾や30mm機関砲に「耐える」ことができる。
なお、装甲を貫くタイプの25mm機関砲は、ロシアのBMP-1および BMP-2や装甲兵員輸送車にとって実のところ危険だ。有線誘導式のTOW-2ミサイルも十分に危険だが、現代のロシア戦車の動的防御や赤外線抑止はこれにうまく対処することができる。ブラッドレーの客観的な欠点は、NATOの大半の軍用車両と同じように、そのサイズがかなり大きいことだ。そのため戦場におけるシルエットの視認性が高い。
ブラッドレーの改良型M2A2ODSがウクライナに供給される可能性も排除できない。M2A2ODSには、標的に関する指示を出すことができる戦術航法システム(TACNAV)が搭載されている。通常のアルミ装甲には鋼製の増加装甲が施されており、装甲を貫くのに特化した30mm機関砲で「額」を撃ち抜くのはもはや難しい。装甲が強化されたため、車両の装備重量は30トンを超えたが、エンジンは変わっていない。能動性や機動性(戦場できわめて重要な要素)は低下した。」
No.15
22ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A-1 日経:戦車を軸に領土奪回へ、ウクライナ、戦車を軸に領土奪回へ、配備は春以降に ロシア、支配地拡大急ぐ 欧米諸国からの主力戦車を受け取るウクライナ軍は、同国東部や南部で戦車を軸に領土奪還をめざす。りゅう弾砲やロケット砲で遠方から攻撃したうえで、戦車や機動力の高い装甲車や歩兵戦闘車などを組み合わせて前進する作戦を展開する方針だ。 一方、ロシア軍はウクライナ東部で戦力増強を急いでおり、春以降の戦闘激化が予想される。 欧米諸国からの主力戦車を受け取るウクライナ軍は、同国東部や南部で戦車を軸に領土奪還をめざす。りゅう弾砲やロケット砲で遠方から攻撃したうえで、戦車や機動力の高い装甲車や歩兵戦闘車などを組み合わせて前進する作戦を展開する方針だ。  ウクライナへの主な武器供与 ・地対空ミサイルシステム:パトリオット(米、独、オランダ) NASAMS (ワシントンの防衛に使用、最大射程      25 キロメートル米、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。