孫崎享のつぶやき
吉見俊哉の「敗者論」「戦前、戦後近現代日本社会を支配は垂直統合の原理、戦後企業体制や労働組合、中央と地方の関係、学歴ピラミッド。人々は組織の殻に閉じこもり、組織の「常識」に適応、縦割りを超えた横断的な思考を喪失、左右共トップからボトムまであらゆる層
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コメント
コメントを書く政治家を見ていく時、野党に縦組織が強く横につながる方向性が打ち出せない傾向が強い。
例1.立憲に野党をまとめる力がなくなり、他の野党がまとまり始めている。
自民、公明、国民、維新の4党で入管法改正案修正で合意
法案成立に関与せず、反対ばかりしていれば、衰退傾向に拍車がかかる。
衆院選で千葉で野党統一できなかったことは指導部の責任であるが、声が出てこない。
例2.人々は組織の殻に閉じこもり組織の「常識」に適応、縦割りを超えた横断的思考の喪失
共産党員が公選制を提案したら除名処分。
選挙に大敗しても責任を問われない永久保障がまかり通る閉鎖組織。
例3.小西議員を処罰できない立憲のぬるま湯体質
公文書問題でブチ切れてしまったのか、放送法に関わる問題を本人が持ち出し、マスコミ
批判。国民の顰蹙を買ったが処分できないし、維新との協力関係をぶち壊してしまった。
<幸福度は覇権争いから遠い国が高い>
全くそうですね。日本のタテ社会は日本人の本質(水田耕作中心村社会)と強く関連することが多々ありますが、米国の中国共産党駆逐の為の前線基地として米国に準じる義務が日本人に暗黙裡に課せられ更には日本の政治の力学が駐留米軍に向かないように日本の伝統的なタテ社会は黙認されるだけではなくむしろ助長される傾向が今もあるのです。
日本のタテ社会と同じ機能を果たしていると見られる米国の黒人を不可触セン民と見なす事実上のカースト制度が厳然と存在しているにも拘わらず国連の世界幸福度報告書では米国の幸福度が世界15位と高位につけているのは明らかにバイアスがかかった数字だと見ざるを得ません。
日本の幸福度を上げるには米国が反省し覇権主義を放棄することが必須条件ですが、幸い、中国が米国を敗北に追い込むための最終的な攻勢に出て来ており、もうすぐに結果が出るでしょう。米国の覇権主義が消えれば、水田世襲制度を色濃く帯びた自民党が解体に追い込まれ、代わりに平和憲法が蘇ってくれば、日本がスエーデン並みの幸福度を実現することも夢ではなくなりましょう。
>>1
従って、自民党が隆々としていると言いたいんでしょうね。今日は日本人の幸福度をどのようにしてあげるかが課題です。小西とか高市とかはどうでもいいこと。
週刊読書人2022/9/9号に吉見俊哉氏の対談「眼差しの空爆史」が出ていた。
昔の万博では植民地から連れてきた先住民を見世物にしていたという-
”欧米の市民が人種差別的な眼差しで観覧して楽しんだのです。これは、眼差すことで他者化=非人間化し、認識論的に植民地の人々を「殺して」いたということです...近代的な眼差しの極限形は何かと考えると、物理的に相手を殺す戦争であり、「空爆」だと。”
だが、その後にこうくる-
”現在ロシアはウクライナに対し、暴虐の限りを尽くしていますが、アメリカに対する劣位は覆せません。アメリカは一世紀以上、眼差すことに注力し、視るためのテクノロジーを発達させてきた国です。”
”プーチンの目指しているのは、時代錯誤な古くさい帝国主義ですが(笑)、それを超えた歴史的な問いを、ウクライナ戦争は含んでいます。ロシアはもちろん帝国主義的ですが、米中のドローン戦略にも帝国主義は内装されています。”
ウクライナ紛争でロシア/プーチンにこんな雑な見立てをするようではペケでないか。こう言わなければ東大教授をクビになるのか。
> 人々はそれぞれの組織の殻に閉じこもり、その組織の「常識」に適応し、縦割りを超えた横断的なつながりの中で思考することを、失いました。これは...日本社会全体、トップからボトムまであらゆる層で起きていったことです。
「島国根性」「みんな飛び込んでますよ」、あるいは、過去にご紹介の中根千枝著「タテ社会の人間関係」、ベネディクト著「菊と刀」が頭を過ぎる。
> この垂直統合の呪縛が、水平統合を基本原理とする一九九〇年代以降のグローバル化に不適応をおこし、長い日本の衰亡を運命づけてきたのです。
米国(DS)の一人勝ちが始まったのと軌を一にするのは偶然でない。ソ連同様、北朝鮮も崩壊しかねないところへ、統一教会が仲介したDSのカネで延命、以降、統一教会がDS日本支部として本格稼働開始━あれこれ辻褄が合う話だ。
> 山口昌男が探し求めたのは、この垂直的なピラミッドへの自閉から抜け出す模範的な自由闊達さでした。
見方を変えれば、そんな自由闊達さが身に付かない(日本の)社会システムだからこそ、あからさまなセクトである統一教会=勝共連合なんぞに付け入る隙を易々と与えてしまうのだろう。
> 幸福度は覇権争いから遠い国が高い。
上位の常連、北欧諸国には「民度が高く聡明な国」との印象を抱いていたが、今次ウクライナ紛争をキッカケに何か「化けの皮が剥がれた」感も否めない。アングロサクソン(DS)が莫大な世界マネーをガメるための隠れ蓑、ロンダリング拠点として潤ってきた側面はないのか。
一方、係るランキングのサイトには5章に亘って「幸福度」を巡る蘊蓄が記されているが、幸福度として順位付けするより、貧困率、ハラスメント率、犯罪率、死亡率、病人数、自然環境汚染度、政治への不信度、笑顔率などを出した方がマシでないか。
>>5
鋭い指摘ですね。勉強になります。
>その組織の「常識」に適応し、縦割りを超えた横断的なつながりの中で思考することを、失いました。これは左右共に、つまり政治的立場にかかわらず日本社会全体、トップからボトムまであらゆる層で起きていったことです。
日本社会の中で、日本人として自らを振り返った時、時代の流れの中で、日本人としての社会意識は少しずつ変容してきたと、私自身は観察している。その要因や背景はなんであるか、学問的研究ではなく、あくまで実感的印象論であるが、思うところを述べてみたい。
70年代から80年代にかけての一億総中流化。この頃から、総労働対総資本とか、階級闘争といった概念は、大衆意識からは後景に追いやられ始めたと見ている。
バブル期の地価高騰等をピークにしつつ、保守政権の持ち家政策に誘導されたマイホーム主義は、闘う労働運動より社畜の従順さによる「安定」と、労働者の保守化へと繋がったと考えている。
この時代は、高度経済成長後のジャパンアズナンバーワンという経済大国意識も相俟って、資本主義への根源的批判という視座はますます薄れていった。
そうした形で、少しずつ、次の新自由主義的世界観が浸透する上で、一層日本人の意識変容の素地が形成されていった、と考えている。
90年代になると、日本はバブル崩壊や金融恐慌が続き、経済大国の地位が揺らぎ、自信喪失の時代に入った。それまでの日本型資本主義や護送船団方式から、新自由主義やグローバルスタンダードといった「自由競争」、「自己責任」、リストラが当然視され、国営事業の「民営化」が次々と断行され、公益事業の意義に関する論議が置きざりにされたまま、民業圧迫、非効率、既得権のレッテル貼りが横行し、大衆もそうした合唱の渦の中で、更に大きく流れを拡大するべく熱狂した。
そうして、小泉劇場に熱狂した大衆=B層?に支えられて郵政民営化が実行された。
結局のところ、敗戦から戦後民主主義のリベラルな左派に親和的な空気感、大衆意識は高度経済成長やバブルを経て保守化し、更には90年代以降は自己責任や自由競争を当然視する右派的意識に変容したように思われる。
私はこうした流れを冷ややかに眺め、かつ反対の立場に立っていた。日本人の宿痾たる国民性は、私は過剰適応や横並び、同調圧力だと考えている。
とりわけ、グローバルスタンダードだの、新自由主義だの、自己責任だのというキーワードが溢れた世相の中では、経済的不況の中での閉塞感も相俟って、それまでの経過や歴史的積み重ねを無視して、一気に一つの方向性に押し流されていったように見えた。
「改革」だの「change」だの、たいした内容の吟味もなく、持て囃され、一方で古き良き既存の価値を打ち捨てていく、それが90年代以降の状況だった、と考えている。
そんな中では、衰退の一途を辿ったのが「中間団体」である。これは、国家や企業の論理の外にあり、組織ピラミッド構造や指揮命令系統とは別のヨコの繋がりによる比較的緩やかな支え合いや助け合いを目的とした団体、といったイメージである。
具体的には、労働組合とか町内会、PTAといった組織。
これらが、徐々に衰退し、社会的機能を維持することが、困難になっていった。そのプロセスは今も続いている。
ヨコの繋がりが衰退すれば、勢い、タテの指揮命令系統が強まる。主流権威筋メディアが垂れ流す一方的情報がろ過されずに、大衆にストレートに染み込んでいく。
そうした、ヨコの繋がりが衰退し、タテ方向の一方通行の情報がさしたるギモンもなく受容される素地が今や完成したのではないか?それこそが、B層と呼ばれる大衆が多数を占める社会の危険性だと考える。
ウクライナに関して言えば、反戦平和がかき消される形で、アメリカ帝国の武器支援は当然視、正当化されている。このような状況はかつて無かったように思える。どのような理由であろうと、武器支援は戦争を煽り、継続することにしかならない。
その当たり前のリクツが何故、サヨクにまで欠落しているのだろうか?何故、サヨクが、停戦和平でなくウクライナ応援になるのであろうか?
アメリカ帝国らによる武器支援は、アメリカ帝国の覇権維持のための方便ではないのか?そういうギモンをサヨクを名乗るなら、持つべきではないのか?
例えば、70年代、80年代に同様な事態があったならば、今日のようなサヨクも含めて軒並ウクライナ応援団みたいな言論状況になっただろうか?
私は違うのではないか、と考えている。
だから、サヨクの言論状況に関して私は理解に苦しんでいる。
そこで、私なりにサヨクの「変容」の理由を、次のように考えてみた。
何故、日本のサヨクが、ウクライナ応援団に堕するのか、考えてみた。
日本サヨクの主軸は、団塊の世代だった、と言ってよいだろう。層として、戦後民主主義の中で育ち、過激な街頭活動や、学生運動、大衆運動を実践してきた。
その世代は、新左翼こそが、サヨクのスタンダード。その新左翼のキブンは、反スターリニズム=反ソ連。というカンジ。
スターリニズム=全体主義という批判的思考様式が基本だっただろう。従って、ソ連型社会主義を信じていない。
また、中国も同じ。
中国については、文革期の紅衛兵による弾圧を見て、「民主主義的」観点から嫌悪感。天安門事件なども目の当たりにした。
かつ90年代以降、中国的「資本主義」に、なんとなく、裏切られた印象。
ということで、団塊の世代からすると、中露は、なんとなく「裏切り者」、即ち信用できない、ではないか?
そんかキブンの団塊の世代は、今も、まぁまぁいて、しかも、日本においては「リベラル」という層は、高齢化したその世代が岩盤。それ故、なんとなく、悪いのは中露。と、なるのでは?
しかし、私のような、彼らの下の世代のサヨクからすると、えっ?本心では、結局、アメリカ帝国を、中露との関係性において信頼していたわけか?と疑念が浮かぶ。
中露より、アメリカ帝国のほうがマシ。それが、団塊の世代の本心ではなかろうか?
以上は、私の独断と偏見。
私は団塊の世代のだいぶ下で、時代錯誤で「新左翼」になったので、彼らのウクライナ応援団ぶりに、ホントに困惑しています。
イスラエルが4位だなんて。
国連はイスラエル人にとってどんな種類の幸福があると考えて
いるのか知らないが、他国の人々は誰もうらやまないだろう。
ブータンはどうなのだろう。
>>7
親米左翼が誕生したのです。
ほら、共産党を除名されたあの男、マスコミでは、ここにおいでの
changeさんも党首公選をうったえたら除名されたと言っていますが、
なんと日米安保容認です。
パックス・アメリカーナで踊りくるって、頭がイカれた、
さしずめ「小学生」にとっての期待される人間像に堕してしまった。
除名した志位自身ですら米国批判はまるでしない。
親米左翼が誕生したのです。
>>9
>親米左翼が誕生したのです。
しかも、さらに問題なのは、当人達には自覚がないことです。
>>10
>ところが、わたしの目には、労働組合が一定の思想の持ち主に乗っ取られ、かれらが職業的に思想的活動をするプラットフォームとなったとしかみえない。つまり、労働組合は「常識」的にははたらかなかったのだ。
「つまり、労働組合は「常識」的にははたらかなかったのだ。」
は?何言ってる?ホントになんとかにつけるクスリなし、発言。
おまえ、無職か?
まさか、両親の年金をあてにして、生活しているわけではあるまいな。
一応、働いているとして、ハッキリいうが、筋違いなガキみたいなこと、いうな。
私は現役組合役員、活動家は引退した。ここで、何度も言っている。しかも、今のところ、全く生活にこまらない。おまえのようなヤカラ、知ったことか。
自分の言っていることが、バカげた、筋違い発言とわからないのか?
自分のことは、自分でケツを拭いたらよかろう。
労働組合に不満があるなら、自分で労働組合に加入して、変えたら良かろう。働いてるなら、労働組合に加入することはできる。
>かれの自意識もおかしい。労組から賃金、日当、食費、交通費、滞在費までもらって
沖縄での反基地活動をやっていたのなら、それは要するにそれを職業としていたということだろう。
文脈的に、かれとは、私のことであろうから、いわせてもらおう。
「職業として」?
まず、勝手な思い込みで失礼な書き込みをするな。謝罪せよ。
言っておくが、組合活動は単なるボランティアの世界だ。少なくとも、私はそうだった。
仕事と両立させることにより、組合員から信頼を得る。自分の本業(職業)をおろそかにしたら、組合役員はつとまらない。しかも、ボランティアだ。日当など、休日に動員された時だけ、基本的にないか、僅かなものだ。勤務時間後から、組合活動は始まる。
だから、家族には迷惑をかけた。
ともかく、組合活動はボランティアだ。私の職業ではない。
事実と異なる誤った思い込みで、失礼なものいい。謝罪せよ。
>おまえのせいだろ。おまえの仕事がダメだったせいだろ。という声はきこえないのだろう。
いや、私のせいだけではない。ハッキリいうが、おまえのせいでもある。
理由は、上記をもう一度よめ。私はボランティアだ。蒙昧なB層小学生よ。
いい加減しろ。孫崎先生が提供してくれた「場」でなければ、おまえのようなヤカラ、もっとストレートにこき下ろしている。孫崎先生に感謝せよ。