記事へ戻る 中庸左派さん のコメント 中庸左派 >一方は世界的な影響力を拡大しようとしている権威主義国家、もう一方は国際的な影響力を広く持つ民主主義の超大国、という双方の間で共通点を見つけるのは決して簡単ではなかった。 >米国は、影響力を拡大し、人権と民主主義という普遍的価値を持つ世界秩序を解体しようとする中国政府の取り組みとみなしているものに対抗する措置を講じている。 「もう一方は国際的な影響力を広く持つ民主主義の超大国」 「人権と民主主義という普遍的価値を持つ世界秩序」 上記フレーズ。アメリカ帝国が体現する世界観、ということなのだろう。 この自己肯定感はなんだろうか?呆れるやら、コワイやら。怒り、イライラ、脱力。 複雑な思いが一気に押し寄せる。 なんというか、自己肯定感のバケモノと化したDV野郎が嘯く自己弁護を聞かされているようなカンジだろうか? しかし、属国日本において、アメリカンヒーロー映画やディズニーランドに興じるB層なら、アメリカ帝国と共依存関係というわけかもしれない。 日本の「病み」が深い・・・。 それはさておき、次の一節が引っかかる。 >両国はここ数カ月、台湾海峡での軍艦同士の衝突寸前や、南シナ海での中国による米偵察機の接近迎撃など、危険な軍事交流を複数回経験している。 Moon Of Alabama、6月20日付。題して「米国、ロシアと中国との戦争で敗北を認める」 この中で、「台湾海峡での軍艦同士の衝突寸前」問題に関して、国連海洋条約を踏まえて、下記のようにアメリカ帝国を批判している。 https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/unclos1.htm#:~:text=%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%8D%81%E5%85%AB%E6%9D%A1,%E9%80%9A%E8%88%AA%E6%A8%A9%E3%81%AF%E3%80%81%E5%AE%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82 海洋法に関する国際連合条約 第三十八条 通過通航権 1 すべての船舶及び航空機は、前条に規定する海峡において、通過通航権を有するものとし、この通過通航権は、害されない。ただし、海峡が海峡沿岸国の島及び本土から構成されている場合において、その島の海側に航行上及び水路上の特性において同様に便利な公海又は排他的経済水域の航路が存在するときは、通過通航は、認められない。 「地図で見ると、これは明らかに中国本土と台湾と呼ばれる中国の島の間の海峡に当てはまります。もし米国が本当に「一つの中国」政策をとっているのであれば、同海峡の立ち入り禁止を受け入れなければならないだろう。」 ブリンケンは先の中国訪問において、一つの中国を再度確認したということだ。 「われわれは台湾の独立を支持しない」:ブリンケン氏、習主席との一か八かの会談で「一つの中国」政策への米国のコミットメントを再確認-中国政府が二軍間の接触拡大を求める米国の要求を拒否 https://www.dailymail.co.uk/news/article-12210999/We-not-support-independence-Taiwan-Blinken-stresses-U-S-commitment-One-China-policy.html このCNNの記事には、「一つの中国」政策への米国のコミットメントを再確認、ということは触れられていない。その一方で、艦船衝突寸前みたいな軍事的緊張のみ煽るのは、いかにもアメリカ帝国軍産複合体系メディアらしい、偏向報道ぶり。 Moon Of Alabamaは、このブリンケンの一つの中国再確認を、中国の勝利と見做しているのだ。 因みに「ブリンケン・ワン会談の中国語読み上げは、英語翻訳よりもさらに軽蔑的だと伝えられている。」 https://twitter.com/chinahand/status/1670883450964832265 中国からの歓待もなく、軽くあしらわれて、しまいには歓心を買いたい一心だったのだろうか?アメリカ帝国覇権衰退を印象付ける一幕と考えている。 https://news.yahoo.co.jp/articles/9f0086a21705c9e45723e38dadd26d9ae4536f70 なお、ロシアの勝利については、言わずもがな。ウクライナ反攻失敗と、「バイデン氏「ウクライナのNATO加盟を容易にするつもりはない」」として、ウクライナのNATO加盟について、「タオルを投げた」。 https://thehill.com/homenews/administration/4055273-biden-wont-make-it-easier-for-ukraine-to-join-nato/ ついでに言うなら、ウクライナ軍司令官ヴァレリー・ザルジニーと悪名高いスパイチーフ、ブダノフは、ロシアのミサイルにより、それぞれ病院送りらしい。 同情はしないが、哀れである。 https://english.alarabiya.net/News/world/2023/06/18/Putin-does-not-rule-out-that-Ukraine-s-army-commander-in-chief-could-be-abroad https://www.agenzianova.com/en/news/German-media-The-director-of-Ukrainian-intelligence-is-in-a-coma-in-a-Berlin-hospital/ No.1 18ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ブリンケン国務長官の中国訪問、CNNの見方「中国と米国の間に依然危険な隔たり。米国政府は、... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
中庸左派 >一方は世界的な影響力を拡大しようとしている権威主義国家、もう一方は国際的な影響力を広く持つ民主主義の超大国、という双方の間で共通点を見つけるのは決して簡単ではなかった。 >米国は、影響力を拡大し、人権と民主主義という普遍的価値を持つ世界秩序を解体しようとする中国政府の取り組みとみなしているものに対抗する措置を講じている。 「もう一方は国際的な影響力を広く持つ民主主義の超大国」 「人権と民主主義という普遍的価値を持つ世界秩序」 上記フレーズ。アメリカ帝国が体現する世界観、ということなのだろう。 この自己肯定感はなんだろうか?呆れるやら、コワイやら。怒り、イライラ、脱力。 複雑な思いが一気に押し寄せる。 なんというか、自己肯定感のバケモノと化したDV野郎が嘯く自己弁護を聞かされているようなカンジだろうか? しかし、属国日本において、アメリカンヒーロー映画やディズニーランドに興じるB層なら、アメリカ帝国と共依存関係というわけかもしれない。 日本の「病み」が深い・・・。 それはさておき、次の一節が引っかかる。 >両国はここ数カ月、台湾海峡での軍艦同士の衝突寸前や、南シナ海での中国による米偵察機の接近迎撃など、危険な軍事交流を複数回経験している。 Moon Of Alabama、6月20日付。題して「米国、ロシアと中国との戦争で敗北を認める」 この中で、「台湾海峡での軍艦同士の衝突寸前」問題に関して、国連海洋条約を踏まえて、下記のようにアメリカ帝国を批判している。 https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/unclos1.htm#:~:text=%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%8D%81%E5%85%AB%E6%9D%A1,%E9%80%9A%E8%88%AA%E6%A8%A9%E3%81%AF%E3%80%81%E5%AE%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82 海洋法に関する国際連合条約 第三十八条 通過通航権 1 すべての船舶及び航空機は、前条に規定する海峡において、通過通航権を有するものとし、この通過通航権は、害されない。ただし、海峡が海峡沿岸国の島及び本土から構成されている場合において、その島の海側に航行上及び水路上の特性において同様に便利な公海又は排他的経済水域の航路が存在するときは、通過通航は、認められない。 「地図で見ると、これは明らかに中国本土と台湾と呼ばれる中国の島の間の海峡に当てはまります。もし米国が本当に「一つの中国」政策をとっているのであれば、同海峡の立ち入り禁止を受け入れなければならないだろう。」 ブリンケンは先の中国訪問において、一つの中国を再度確認したということだ。 「われわれは台湾の独立を支持しない」:ブリンケン氏、習主席との一か八かの会談で「一つの中国」政策への米国のコミットメントを再確認-中国政府が二軍間の接触拡大を求める米国の要求を拒否 https://www.dailymail.co.uk/news/article-12210999/We-not-support-independence-Taiwan-Blinken-stresses-U-S-commitment-One-China-policy.html このCNNの記事には、「一つの中国」政策への米国のコミットメントを再確認、ということは触れられていない。その一方で、艦船衝突寸前みたいな軍事的緊張のみ煽るのは、いかにもアメリカ帝国軍産複合体系メディアらしい、偏向報道ぶり。 Moon Of Alabamaは、このブリンケンの一つの中国再確認を、中国の勝利と見做しているのだ。 因みに「ブリンケン・ワン会談の中国語読み上げは、英語翻訳よりもさらに軽蔑的だと伝えられている。」 https://twitter.com/chinahand/status/1670883450964832265 中国からの歓待もなく、軽くあしらわれて、しまいには歓心を買いたい一心だったのだろうか?アメリカ帝国覇権衰退を印象付ける一幕と考えている。 https://news.yahoo.co.jp/articles/9f0086a21705c9e45723e38dadd26d9ae4536f70 なお、ロシアの勝利については、言わずもがな。ウクライナ反攻失敗と、「バイデン氏「ウクライナのNATO加盟を容易にするつもりはない」」として、ウクライナのNATO加盟について、「タオルを投げた」。 https://thehill.com/homenews/administration/4055273-biden-wont-make-it-easier-for-ukraine-to-join-nato/ ついでに言うなら、ウクライナ軍司令官ヴァレリー・ザルジニーと悪名高いスパイチーフ、ブダノフは、ロシアのミサイルにより、それぞれ病院送りらしい。 同情はしないが、哀れである。 https://english.alarabiya.net/News/world/2023/06/18/Putin-does-not-rule-out-that-Ukraine-s-army-commander-in-chief-could-be-abroad https://www.agenzianova.com/en/news/German-media-The-director-of-Ukrainian-intelligence-is-in-a-coma-in-a-Berlin-hospital/ No.1 18ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ブリンケン国務長官の中国訪問、CNNの見方「中国と米国の間に依然危険な隔たり。米国政府は、... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
>米国は、影響力を拡大し、人権と民主主義という普遍的価値を持つ世界秩序を解体しようとする中国政府の取り組みとみなしているものに対抗する措置を講じている。
「もう一方は国際的な影響力を広く持つ民主主義の超大国」
「人権と民主主義という普遍的価値を持つ世界秩序」
上記フレーズ。アメリカ帝国が体現する世界観、ということなのだろう。
この自己肯定感はなんだろうか?呆れるやら、コワイやら。怒り、イライラ、脱力。
複雑な思いが一気に押し寄せる。
なんというか、自己肯定感のバケモノと化したDV野郎が嘯く自己弁護を聞かされているようなカンジだろうか?
しかし、属国日本において、アメリカンヒーロー映画やディズニーランドに興じるB層なら、アメリカ帝国と共依存関係というわけかもしれない。
日本の「病み」が深い・・・。
それはさておき、次の一節が引っかかる。
>両国はここ数カ月、台湾海峡での軍艦同士の衝突寸前や、南シナ海での中国による米偵察機の接近迎撃など、危険な軍事交流を複数回経験している。
Moon Of Alabama、6月20日付。題して「米国、ロシアと中国との戦争で敗北を認める」
この中で、「台湾海峡での軍艦同士の衝突寸前」問題に関して、国連海洋条約を踏まえて、下記のようにアメリカ帝国を批判している。
https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/unclos1.htm#:~:text=%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%8D%81%E5%85%AB%E6%9D%A1,%E9%80%9A%E8%88%AA%E6%A8%A9%E3%81%AF%E3%80%81%E5%AE%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82
海洋法に関する国際連合条約
第三十八条 通過通航権
1 すべての船舶及び航空機は、前条に規定する海峡において、通過通航権を有するものとし、この通過通航権は、害されない。ただし、海峡が海峡沿岸国の島及び本土から構成されている場合において、その島の海側に航行上及び水路上の特性において同様に便利な公海又は排他的経済水域の航路が存在するときは、通過通航は、認められない。
「地図で見ると、これは明らかに中国本土と台湾と呼ばれる中国の島の間の海峡に当てはまります。もし米国が本当に「一つの中国」政策をとっているのであれば、同海峡の立ち入り禁止を受け入れなければならないだろう。」
ブリンケンは先の中国訪問において、一つの中国を再度確認したということだ。
「われわれは台湾の独立を支持しない」:ブリンケン氏、習主席との一か八かの会談で「一つの中国」政策への米国のコミットメントを再確認-中国政府が二軍間の接触拡大を求める米国の要求を拒否
https://www.dailymail.co.uk/news/article-12210999/We-not-support-independence-Taiwan-Blinken-stresses-U-S-commitment-One-China-policy.html
このCNNの記事には、「一つの中国」政策への米国のコミットメントを再確認、ということは触れられていない。その一方で、艦船衝突寸前みたいな軍事的緊張のみ煽るのは、いかにもアメリカ帝国軍産複合体系メディアらしい、偏向報道ぶり。
Moon Of Alabamaは、このブリンケンの一つの中国再確認を、中国の勝利と見做しているのだ。
因みに「ブリンケン・ワン会談の中国語読み上げは、英語翻訳よりもさらに軽蔑的だと伝えられている。」
https://twitter.com/chinahand/status/1670883450964832265
中国からの歓待もなく、軽くあしらわれて、しまいには歓心を買いたい一心だったのだろうか?アメリカ帝国覇権衰退を印象付ける一幕と考えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f0086a21705c9e45723e38dadd26d9ae4536f70
なお、ロシアの勝利については、言わずもがな。ウクライナ反攻失敗と、「バイデン氏「ウクライナのNATO加盟を容易にするつもりはない」」として、ウクライナのNATO加盟について、「タオルを投げた」。
https://thehill.com/homenews/administration/4055273-biden-wont-make-it-easier-for-ukraine-to-join-nato/
ついでに言うなら、ウクライナ軍司令官ヴァレリー・ザルジニーと悪名高いスパイチーフ、ブダノフは、ロシアのミサイルにより、それぞれ病院送りらしい。
同情はしないが、哀れである。
https://english.alarabiya.net/News/world/2023/06/18/Putin-does-not-rule-out-that-Ukraine-s-army-commander-in-chief-could-be-abroad
https://www.agenzianova.com/en/news/German-media-The-director-of-Ukrainian-intelligence-is-in-a-coma-in-a-Berlin-hospital/
Post