中庸左派さん のコメント
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世界的なトランプ効果:各国や企業はすでに動き始めている Global Trump effect: Countries and companies are already making moves ( axios ) トランプ次期大統領はあと 2 か月間は依然民間人ではあるが、差し迫った大統領就任により、すでに世界は大なり小なり変化しつつある。 全体像 : トランプ大統領は、保護主義の拡大、米国の海外支出と介入の減少、そして国家間の条約上の同盟よりも指導者間のイデオロギー上の同盟の方が重要になり得る新たな序列の到来を予感させる。 世界中の PM や CEO にとって、無駄にする時間はない。 韓国のユン・ソクヨル大統領は、 トランプ大統領がプレーしたい場合に備えて、自分のゴルフクラブを倉庫から取り出している。 台湾当局者らは、 トランプ大統領(自治島が中国からの保護を望むなら「我々に金を払う」べきだと言っている)に
つまりは、冷戦時代と地続きの対立の構図の上に、それでもアメリカの覇権や西側G7による「ルールによる秩序」が支配する世界というイメージ。この時代錯誤なイメージが今だに日本の時代認識ではないか?
だが、まずトランプのアメリカ第一主義は、覇権放棄を意味する。その証拠がウクライナ停戦の主張だ。ウクライナ戦争継続は、軍産複合体やネオコンの覇権維持政策に他ならない。だからこそ、軍産複合体やネオコンらは、トランプ就任前に、必死の戦争継続エスカレーション策として、ロシアへのアメリカ製長距離ミサイル兵器の使用許可を下した。トランプによる停戦を潰したい、と。だから、別の角度から見ると、このウクライナ戦争敗北は、アメリカ帝国にとって、覇権低下を確実なものにする事態ということだ。
いずれにせよ、トランプは覇権にこだわりがない。だから、中国やイランに対して、アメリカ帝国第一の観点から、強固論をぶつけるだけであろう。また、親イスラエルなのも宗教右派のメンタリティーによるものではないか?
そして、欧州ではウクライナ敗北必至。西アジアでは、ロシアとイランの関係強化、中国とサウジアラビアの関係強化等を背景に、アメリカ帝国の中東での影響力低下も歴然としている。東アジアでは、BRICSやSCOを牽引する中国のパワーは高まるばかりだ。
要するに、アメリカ帝国の覇権低下は隠しようがないし、トランプはアメリカ帝国の覇権を放棄するつもりでいる。それが現下の世界の趨勢だ。
この時代認識がまるでない一方、トランプ就任によりアメリカ帝国の民主主義が危機に瀕するとか、相も変わらず、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ!とか時代錯誤、時代遅れを続けているのが、日本国だ。まことに情けない。
トランプのアメリカ帝国が、アメリカ帝国の国益になるわけがない日本防衛をするとは思えない。だから、トランプ就任により、ますます確実に日米同盟は砂上の楼閣になる。日米同盟は、トランプに騙されて無駄なガラクタ武器を売り付けられるための口実でしかなくなるだろう。
日本は、トランプ就任にあたって、なにを考えるべきか、それは日米同盟のあり方、必要性の問題だ。もっと言えば、日米同盟はいらない。
だが、約80年前と同じ思考回路のままのB層ばかりのこの国で、日米同盟が議論の俎上に載るわけはない。それはわかっている。
だから、日本は石破みたいにトランプから無視され、今後は無理難題を突き付けられ、振り回されたら良い。目が覚めるかもしれないから。日本の国益を真剣に考える契機になるとよい。
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