中庸左派さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
日米首脳会談 共同声明の全文を見るに、一般的文言は別とし、今後最大の懸案となる関税に関する言及はない。 この点に関しては次の報道がなされている。 「 トランプ大統領は 日米首脳会談後の共同記者会見で、貿易相手国が米国に課しているのと同率の関税を、相手国からの輸入品に課す相互関税の政策を導入する方針を表明した。詳細を来週に発表する。トランプ氏は米国が抱える巨額の貿易赤字を問題視しており、関税政策によって 貿易赤字の解消を図る姿勢を鮮明にした 。 米国の2024年の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノの輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆2117億ドル(約185兆円)の赤字だった。貿易赤字(通関ベース)の相手国・地域別では中国が2954億ドルと最大で、トランプ政権はすでに中国からの輸入品に10%の追加関税を発動した。 米国の貿易赤字で、日本は7番目に金額が多い。 トランプ氏は会見で「慢性
https://www.globaltimes.cn/page/202502/1328082.shtml
そうして見ると、十年一日のごとき拝米外交と言えるのだろう。とはいえ、かたやトランプは新思考外交のような新政策を、是非はともかく次々とぶちあげている。
しかし、そうしたこの間の一連のトランプ新外交の斬新さに比較すると、今回の日米共同声明には、十年一日のごとき古くさい印象を受けた。要するに、親分アメリカ帝国と子分日本という関係性の中で、国際情勢は多極化しているのに、相変わらず、アメリカ帝国の“懐“の中でしか、世界を見ていないカンジ。
中国や北朝鮮の脅威を強調しながら、日米同盟強化を唱えるスタイル。エマニュエル・トッドが言う「西洋の敗北」が事実なら、NATOですら解体する可能性を排除できないのに。
戦後80年、時代は確実に変化しているのに、相変わらず冷戦思考から抜け出ていない日本。少なくとも、トランプは冷戦思考ではないだろうに。
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