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中庸左派さん のコメント

トランプ関税により、株価やアメリカ帝国国債、世界経済の不確実性がまし、不安定になっているのは事実であろう。だが、個人的に冷静に考えてみるなら、私は現行の資本主義世界経済が“善“とは考えていない。今、世界を席巻している金融資本主義が操る株価は、経済指標として信用できるのか?私は信用できないと考えている。理由は、株価が上がろうが、下がろうが実質賃金は下がり続けているから。庶民とは関係ない機関投資家やヘッジファンドがいくら大儲けしても、庶民は豊かにはならない。

だから、私は金融資本主義(或いは米英の経済的覇権)は公正公平な形に是正されるべきだ、と考えている。つまり、経済システムには変革が必要ではないか?と。

その際、トランプ関税がどのように作用するのか、中長期的には不明であるが、短期的なアメリカ帝国経済の不安定化、ドル安、国債売りは変化のための通過点だろう。変化するためにはなんらかの不安定や波紋は避けては通れないのではないか?

私は、今、世界経済システムが変わらずに、相変わらず英米の金融覇権が続く方が余程問題に思われる。実体経済とは関係ないマネーゲーム(株価)に一喜一憂するようなことから脱却することが大事だ。

貿易赤字や財政赤字を抱えるアメリカ帝国国債が安全資産であること自体が不自然な歪みだ。だから、ドルに対する信認も下落するのが自然だ。
No.3
1ヶ月前
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A-1 投資家はトランプ大統領の貿易戦争を恐れ、米ドルと米国債を回避している。( WP )   Investors dodge U.S. dollar and Treasurys, scared by Trump’s trade war ドルはトランプ就任式以来、ほぼ 10% 下落 、その下落の半分以上は今月発生。 米ドルは 、ドナルド・トランプ大統領による米国対世界貿易戦争の 早々の犠牲者 。 ドルは就任式以来、ほぼ 10% 下落しており、その下落の半分以上は、大統領が輸入品への課税を 1909 年以来の最高水準に引き上げる決定を下した今月発生している。   ドル安は外国製品の価格上昇によってインフレを悪化させる可能性 。しかし、米国の輸出企業は恩恵を受けるはずだ。  トランプ大統領の関税計画の不安定な導入――大統領と側近が重要な詳細について矛盾する発言を繰り返す――は、 投資家に政権の能力への疑念を抱かせた。 先週、こうした懸念から
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。