A-1jpmorgan.「ドル化:米ドルの優位性は失われつつあるのか?」bloomberg「ルによる決済の独占は間もなく終わりを迎える」
主なポイント
脱ドル化とは、世界の貿易および金融取引における米ドルの使用が大幅に減少すること。
脱ドル化の兆候は、コモディティ分野で顕著。エネルギー取引の価格が米ドル以外の通貨で決定されるケースが増。
世界的に、新たな決済システムにより、米国銀行を介さずに国境を越えた取引が可能になりつつあり、これが米ドルの影響力を損なう可能性。
外貨準備高における米ドルのシェア(ドル優位性の指標として最も一般的に分析される指標)は、特に新興市場で減少。
しかし、ドルからの分散化は増加傾向にあるものの、ドル優位性を支える要因は依然として根強く、実質的な脱ドル化にはおそらく数十年かかる。
A-2 bloombergドルによる決済の独占は間もなく終わりを迎えるThe dollars mo

jpmorgan.「ドル化:米ドルの優位性は失われつつあるのか?」bloomberg「ルによる決済の独占は間もなく終わりを迎える」。GROK[政学的リスク、米国の政策、人民元の台頭などを背景に進行中、BRICSの動きや米国の内政・外交の不安定さが加速要因、中長期的にドル一強体制が揺らぐ可能性。
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コメント
コメントを書くジェイ・ピー・モルガン、ブルームバーグ、GROK(まとめ)の記事であるが、入り口の段階での抽象的な見方考え方になっているのは残念だ。
何故かといえば、中国「一帯一路」実現のためにアジアインフラ投資銀行(AIIB)が設立されているが、具体的実施期間であるその壮大な国際銀行の実態がどのようになっているかの全く触れていない。実際に米国主体の銀行に替わる中国主体の銀行ができているのに一切触れずして完全な代替え通貨の出現には時間がかかるという結論になっている。論理の組み立ては米国主体の銀行と中国主体の銀行があり具体的に比較して問題点を洗い出すことから始めるべきでしょう。
準備通貨としてのドルの地位により利益を得ているのはだれか?ドルを既得権化しているのは誰か?
「ヴァンス副大統領は現在、準備通貨を、ドルの過大評価を強制することでその「宿主」である米国経済の実態を蝕んでいる「寄生虫」に例えている。」これが事実なら、アメリカ帝国政府は準備通貨ドルを放棄従っている、ということだ。
https://www.unz.com/acrooke/trump-axes-a-stricken-world-order-but-theres-opportunity-amidst-the-turmoil/
自由貿易という名のグローバリズムがたどり着いたのは、結局は金融資本主義の横暴ではなかったか?財政赤字や貿易赤字がどれほど巨額になろうと、常にアメリカ帝国にドルは還流し、ヘッジファンドや機関投資家は巨額の資金力をテコに自由にマネーゲームを繰り広げボロ儲けしているシステム、それが金融資本主義ではないか?アメリカ帝国内の産業が衰退しようとも、マネーゲームにより富をいくらでも粉飾できるシステム。
そう考えると、既存の世界経済システムの既得権層は金融資本ではないか?庶民は金融資本のお陰で豊かになったか?庶民にとっては格差社会を押し付けられただけではないか?
プーチン大統領は、自由貿易に対置する「国民経済」の重要性を強調し、ロシアの向かうべき方向性に据えたという。既存の秩序が、既得権層の暴利を守るためのシステムであることは多い。新しい経済秩序の胎動の前に、株価が乱高下し、準備通貨が放棄され、国民経済が見直されるとしても、それは必要なステップなのではなかろうか?
社会主義国を含めての話だが、中央銀行(FRBもそう)と呼ばれる機関の筆頭業務は国の支払総額で税収等で賄いきれない部分をファイナンスすることです。ファイナンスの殆どは新規通貨の発行でなされます。かかるファイナンスが過大になると悪性インフレーションになる危険度が増すので、マネーサプライを注意深く監視し適正に管理する必要があります。
パックスアメリカーナ(米帝)は第二次大戦後自然に成立しました。欧州と日本が財政破綻し米国の傘下に繰り込まれたのです。欧州と日本は米国から新規ファイナンスを導入し、経済再建に励み、債務国から債権国に転じた時に米帝は新たな局面を迎えたのです。
米帝の健全な維持と発展には世界中に流通する米ドルの吸収を図る必要があります。ニクソンの特別補佐官だった若きヘンリー・キッシンジャーはただ物ではありませんでした。彼はサウジを説き伏せ石油代金決済をドルに全面的に切り替えさせ米債券証書を購入させ代わりに安全保障を与えたのです。又、中国には資本主義経済政策を教える代わりに米ドルを準備通貨にすることを呑ませ、日本にはドルを基軸通貨にすることを再確認しているのです。このまま進めば、米帝の繁栄は約束されていたはずです。
ネオコンが米民主党を乗っ取ってから、上記の米帝の枠組みが綻び始めました。サウジが堂々と人民元決済を受け入れました。中国はネオコンの度重なる挑発に触発されて、ドルの準備率を大幅に減少させてます。
そこに追い打ちをかけるようにトランプが中国に対して関税攻撃を仕掛けたのです。中国は米抜きの経済体制作りに取り組むことを決定しました。世界のドル離れは更に速度を増して進むでしょう。