フレデイ タンさん のコメント
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A- 1 jpmorgan. 「ドル化:米ドルの優位性は失われつつあるのか? 」 bloomberg 「ルによる決済の独占は間もなく終わりを迎える」 主なポイント 脱ドル化とは、世界の貿易および金融取引における米ドルの使用が大幅に減少すること。 脱ドル化の兆候は、コモディティ分野で顕著。エネルギー取引の価格が米ドル以外の通貨で決定されるケースが増。 世界的に、新たな決済システムにより、米国銀行を介さずに国境を越えた取引が可能になりつつあり、これが米ドルの影響力を損なう可能性。 外貨準備高における米ドルのシェア(ドル優位性の指標として最も一般的に分析される指標)は、特に新興市場で減少。 しかし、ドルからの分散化は増加傾向にあるものの、ドル優位性を支える要因は依然として根強く、実質的な脱ドル化にはおそらく数十年かかる。 A- 2 bloomberg ドルによる決済の独占は間もなく終わりを迎える The dollars mo
パックスアメリカーナ(米帝)は第二次大戦後自然に成立しました。欧州と日本が財政破綻し米国の傘下に繰り込まれたのです。欧州と日本は米国から新規ファイナンスを導入し、経済再建に励み、債務国から債権国に転じた時に米帝は新たな局面を迎えたのです。
米帝の健全な維持と発展には世界中に流通する米ドルの吸収を図る必要があります。ニクソンの特別補佐官だった若きヘンリー・キッシンジャーはただ物ではありませんでした。彼はサウジを説き伏せ石油代金決済をドルに全面的に切り替えさせ米債券証書を購入させ代わりに安全保障を与えたのです。又、中国には資本主義経済政策を教える代わりに米ドルを準備通貨にすることを呑ませ、日本にはドルを基軸通貨にすることを再確認しているのです。このまま進めば、米帝の繁栄は約束されていたはずです。
ネオコンが米民主党を乗っ取ってから、上記の米帝の枠組みが綻び始めました。サウジが堂々と人民元決済を受け入れました。中国はネオコンの度重なる挑発に触発されて、ドルの準備率を大幅に減少させてます。
そこに追い打ちをかけるようにトランプが中国に対して関税攻撃を仕掛けたのです。中国は米抜きの経済体制作りに取り組むことを決定しました。世界のドル離れは更に速度を増して進むでしょう。
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