米国、台湾へのヘリコプターおよびE-2Dホークアイ早期警戒機の売却を拒否
(ローマン・プリホドコ、2025年4月28日、militarnyi.com)
米国は、台湾へのMH-60RシーホークヘリコプターおよびE-2D全天候型戦術空中早期警戒機の提供を非対称戦闘力の概念に合致しないとして拒否。
米国を訪問中の台湾の白鴻輝国防副部長は、米国による国防費増額への継続的な圧力の一環として、台湾が必要とする防衛装備品のリストを米国当局に提示した。
国防費の増額にもかかわらず、副大臣はリストに掲載されている特定の種類の兵器を台湾に売却する可能性について拒否された。
報道によると、米国側は、一部の兵器は非対称戦闘力の概念に合致しないため、台湾によるこれらの兵器・装備の取得を支援しないと述べた。
現在、台湾は1995年から空軍で運用されているE-2K機を老朽化が進んだ状態で運用している。
さらに1999年には2機が発注

台湾の国防副部長訪米。その際、台湾側要請のシーホークヘリコプターおよびE-2D全天候型戦術空中早期警戒機の提供を拒否された。トランプ氏の「アメリカファースト」政策は、同盟国へのコミットメントを条件付きにする傾向があり、台湾への無条件の支援が後退する可能性がある。
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コメント
コメントを書く台湾の独立可否を決めるのは、台湾の人たちである。
重要なことは民意が独立から併合に移ることを支持する人たちがいることである。
民意が中国併合に傾けば、中国は武力を使わずとも併合できる。
この重要な視点なくして、武力だけで論じるのは正しくない。
米国の戦略が固定しない。重要技術が中国に労せずして移転する愚かは避けたいといった視点が入れば中途半端な支援にならざるを得ない。
米国の対応は非常に難しい。
民主主義では米国も台湾も民意が簡単に変わるという事である
トランプは日本に駐留する米軍を無駄だと観ているのです。更には、韓国や台湾に軍事的に支援することからも退きたいのです。その証拠に金正恩との親しい関係が続いていることとこの前亡くなったアーミテッジ、又、前駐日大使のエマニュエルらが所属するネオコーンを心底嫌っていることを上げられます。トランプの頭は米国の財政赤字をどう改善するかで一杯なんです。ですから、中国と全面的に敵対することなんてとんでもないことなんです。
一方、中国は台湾の一部の親日分子の熱烈独立志向を警戒しているだけで、この分子が火遊びしない限り、台湾に手を出すことはないのです。フランスのモナコみたいに大人しく振舞って貰えばこれに越したことは無いのです。
台湾の国防部の希望を米国が一部でも拒否するということは上記の背景をトランプが十分弁えて受け入れていることから結果的に生まれるものなんです。
日本の嫌中族が台湾有事是日本有事と声高に言することは米ネオコンへの忖度からのものでしょうが、ネオコンは既に過去のもの、時代錯誤と言うものでしょう。時代錯誤だけで済むなら、微笑ましいが、鉄砲玉になった前科も多々あり、将来、日本の安全保障上の最大のリスクとなるのを私は憂える次第です。
>>1
一国二制度という重要な要素があなたの文に欠けてるのが難です。
>>1
あなたは孫崎さんのご投稿を全く見ていないようだ。
何度も物事を自我で一面的に見てはいけないと、さまざまな人の生き方を見せてくださっているのに全く理解できないようだ。
一国二制度と言っても民主主義から見た現在の二制度があり、中国に併合した香港のような二制度があり、その二制度で争っているのです。どちらがいいということはできず、居住している台湾の人が判断すべきというのが私の見方であり、中国が判断すべきというのがあなたの判断です。
このような当たり前のことに対して「難癖付ける」のは幼稚としか言えない。孫崎さんのご投稿をもっと勉強してください。
>>4
あなたの曖昧な見解は中国は一つと言う中国の主張に異議を唱えているように聞こえてきます。
>>5
当たり前でしょ。私は私、あなたはあなた。
違って当たり前。当然のことです。
普通に考えると、台湾を“勝たせる“ための軍事支援は無駄だろう。中国が台湾を軍事的に凌駕していることは、人口、経済力、技術力から、常識的に考えるとだれでも分かることだろう。
では、アメリカ帝国が支援すれば、中国に勝てるのか?それも、完全に無理であることは、以前から孫崎先生がご教示されているところである。
今回、トランプ政権が闇雲に台湾を軍事支援するつもりがない印象であることは朗報ではなかろうか?バイデン政権が闇雲に、敗北必至のウクライナ同様に、台湾に支援を表明していたことと対照的ではないだろうか?
私には、トランプ政権はこの点、即ち、ウクライナや台湾に闇雲に軍事支援しない、という一貫性があるように思われる。つまりは、トランプ政権は、アメリカ帝国の軍事覇権に関心がない、と。
オルタナティブメディアも含めて、ウクライナ敗北後は、台湾が軍産複合体ら戦争屋のターゲットになる、という論評が多い。台湾に戦争させて、日本も巻き込まれて、アメリカ帝国は武器支援だけして、傍観するみたいな近未来。
だが、軍事支援や軍事覇権そのものの利益にアメリカ帝国が関心がないなら、台湾を支援する理由はないだろう。まして、日本が台湾を支援する理由がどこにあるのか?これは現実的合理的姿勢だと思われる。となれば、台湾は一つの中国論に基づき、中国の勢力圏というより、中国の一部になれば良い。ただ、それだけのこと。それで丸く納めるべきだ。
台湾へのアメリカ帝国の哨戒機供与拒否は朗報ではないだろうか?
>>7
全くおっしゃる通りです。
>>6
当たり前!なるほど。凄い気合いだ。
でも、この日本列島を巻き込まないでね。
>>9
気合ではありません。
日本の与野党が支持する民主主義国の原則です。
このようなこともわからないとは。
日本で何を見て生きてきたのだろうか。