A-1 産経「東証、終値1241円安 下げ幅一時1500円超 政局混乱、高市トレード巻き戻し」
政局の混乱で高市早苗自民党総裁による財政政策の実現が不透明となり、株高を支えてきた「高市トレード」に逆風が吹いた。
 公明党が自民党との連立政権からの離脱を表明し、首相指名選挙に向けて与野党間の駆け引きが活発になっている。誰が首相になっても政策実現には不安定さが伴うとの見方が広がり、平均株価は幅広い銘柄で売り注文が出た。米中の貿易摩擦激化への懸念も相場の重荷となった。
 午後になると外国為替市場で円高ドル安が進み、輸出関連企業の業績悪化への不安から一段安となった。
A-2 日経「日経平均終値1241円安 米中摩擦で下げ加速、「高市銘柄」も失速」
公明党の自民党との連立政権離脱による政局の不透明感が嫌気されたほか、米中摩擦への懸念も意識され下げが加速した。
足元の日経平均は、公明党の連立離脱をうけて下落した10日の日経平均先物中心限月の日中清算値(47620円)も下回る。トランプ米大統領が中国に対する追加関税。。。
A3―1 ロイター①
前週末に公明党が自民党との連立政権離脱を表明したことや、トランプ米大統領が対中関税強化の姿勢を示したことなどが重しとなった。取引時間中は中国が対抗措置を講じたとの報道を嫌気し、株式市場では売りが売りを呼ぶ展開となり、日経平均は一時、前営業日比1500円超安の4万6544円05銭に下落した。ドル/円の円高進行のほか、時間外取引の米株先物、アジア株が軒並み下落するなど、外部環境が悪化している。市場では「米中貿易摩擦の激化が警戒されているようだ」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれる。
中国商務省は14日、韓国の造船会社ハンファ・オーシャン(042660.KS), opens new tabの米国関連子会社に対し、米国政府を支援したとして対抗措置を講じたと明らかにした もっと見る 。中国の発表を受け、ハンファ・オーシャンの株価は6%超安となっている。
A3-2 「 ロイター]ドル/円の円高進行のほか、時間外取引の米株先物、アジア株が軒並み下落するなど、外部環境が悪化している。市場では「米中貿易摩擦の激化が警戒されているようだ」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれる。市場関係者に見方を聞いた。
◎悪材料絡み合う、内外ともに不透明感
  <松井証券 投資メディア部長 窪田朋一郎氏>
株価急落の要因はさまざまだろう。公明党と自民党との連立解消による政局不安、米中貿易摩擦といった悪材料がある中で、取引時間中では外為市場で円高が進行し、中国が対抗措置を講じたとの報道も意識されている。いろいろな材料が絡み合い、先物がヘッドラインに反応して乱高下している。
国内政治に関しては新政権の枠組みが全く見えなくなってしまったし、今後野党側がどうまとまるかも見えてこない。石破茂首相が解散宣言を行う可能性もある。海外要因では、米中貿易摩擦の激化や米政府閉鎖の長期化懸念もあり、マーケットを取り巻く不透明感はなかなか晴れそうにもない。
A-4:読売「日経平均続落、終値494円安の3万7470円…米中貿易摩擦の懸念高まりで売り優勢に」
トランプ米大統領が前週末、自国との貿易を巡って中国を非難する発言をしたことで、米中貿易摩擦の懸念が高まった。この影響で、この日の東京市場は売り注文が優勢だった。米国の関税政策や半導体規制の不透明感から、自動車や半導体関連銘柄が値を下げた。
A-5 朝日「日経平均、終値は1241円安 公明の連立離脱、米中貿易摩擦を懸念」
A-6 共同「東証、一時1500円安 「高市トレード」に逆風」