朝日「日本は人口減でも日本語学ぶ人は以前の30倍 マンガやアニメ入り口]
日本は人口減少が続いているが、世界を見渡せば、日本語を学ぶ人は増えている。
日本語を母語とする人は約1億2500万人で、これは日本の人口とほぼ等しい。海外の言語調査サイトによると、母語として話す人の数は、数多くの言語の中で10位前後とみられる。一方、国際交流基金の調査によると、海外の教育機関で日本語を学ぶ人は、1979年の約13万人から、2024年には約400万人と、約30倍になった。
学ぶきっかけや動機づけの一つが、日本のマンガやアニメ。中でも牽引役は「週刊少年ジャンプ」だとされる。『ONE PIECE』『呪術廻戦』『チェンソーマン』『ハイキュー!!』などの連載作品がアニメ化されて世界的に人気になり、主題歌もヒットしている。
週刊少年ジャンプの発行元である集英社の海外向けアプリ「MANGA plus by SHUEISHA」。英語、スペイン語、ポルトガル語、インドネシア語など9言語で作品が読める。これまでのダウンロード数は累計4千万以上だという
25年には、同誌連載の『鬼滅の刃』が映画化された「『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」が、日本映画として初めて世界興行収入1千億円を突破した。海外での収入が国内の2倍になったという。
日本語は表記にひらがな、カタカナ、漢字の3種の文字を使う。漢字は常用漢字だけで2千を超え、読み方も音読みと訓読みがある。しかし、マンガやアニメから入った学習者は熱心で習熟度も高いという。
IP(知的財産)ビジネスの関係者は、「翻訳を通さずに自分自身で原作を味わえるようになりたい、早く読みたいのに公式の翻訳を待つのは嫌、といった強いモチベーションを持って学んでいる」とみる。
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