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書評 石田衣良著『余命一年のスタリオン』―エンタテイメントの傑作だー
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書評 石田衣良著『余命一年のスタリオン』―エンタテイメントの傑作だー

2013-06-19 08:06

     標題と「内容紹介:がんに侵されたプレイボーイ、最後の奮闘!、二枚目半の芸風から「種馬王子」というあだ名を持つ俳優、小早川当馬。仕事では着実にキャリアを積み、プライベートも絶好調だった。訪れた病院で、癌の宣告を受けるまでは。余命はたった一年。残り少ない人生で、世界に一体何が残せるのか?俳優として、一人の男として、当馬の最後の挑戦が始まる」を見た時、この本は読もうと思った。
    でも難点は1800円の定価である。私の本はほとんどが新書。高い本で1500円。どうも考えても1800円は高い。本屋で本を見ながらなかなか買うまでに踏み切れなかった。
    石田衣良という作家はうまい。
    全然違う種類の本だが、浅田次郎の『プリズンホテル』も面白くて、読むのを中断するのが悔しかったが、この本もそれ位の魅力はある。
    推理小説と違って、筋は大体想像できる。想像できる筋で543ページをずーっと関心を引き付けている。そうなるだろ

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