「はだしのゲン」閉架問題は言論封圧の一断面である。このことに漫画家が反応しているのは、彼らは多くの読者を書開けているだけに貴重である。
松江市の「はだしのゲン」閉架問題についての漫画家さんたちのツイート(http://matome.naver.jp/odai/2137665978160565901)に記載されているが、ここでその一部を転載したい。
・小池一夫:「はだしのゲン」の閉架問題。大人は子どもから、残酷な事実からただ遠ざけるのではなく、この世には信じられないほど残酷な真実がある、しかし、あなたの生きるこの世界はとても豊かで美しく優しい場所でもあるのだと、両方の真実を教えるべきである。
・葉月かなえ:「わたしも小学校の時はだしのゲン読んでたもんなー。皮膚の焼けただれた人が歩きまわるシーンや包帯の間からうじがわくシーンは見ててこわいと思うけども、実際はあれだけ悲惨な状況になるん
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戦争体験者、戦争による困苦生活を体験した人などは、人間が人間を殺す惨いことを嫌悪し、戦争のない社会を希求する。
また、漫画であれ、読み物であれ、詩であれ、体験を表現したものに魂が宿れば、必ず、人の心に響きます。
逆に、平和なときには、多くの人は、敗戦の苦難、原発の恐ろしさが、心から、記憶から遠ざかります。戦後68年、全く体験がなく、読書をしない人は、戦争が全く分からない。怖いのは、人間の世界のことではなく、ゲーム感覚が支配すると、政権与党が戦争できる体制を整えようとしても、体を張って阻止しようとしない。
沖縄に基地の多くを頼り、沖縄を前線基地にして、本土内に於ける戦争を回避しようなど言う気持ちが、如実であり、手前勝手な防衛体制は、同じ民族である限り、容認できない。沖縄の基地がなくなれば、防衛体制の考え方は、根本的に変わらざるを得ない。なぜなら、戦争、即本土が戦地になるからです。米国まかせ、沖縄任せでない国土防衛を考えるべきです。そこから、日本の防衛を考えないと、全く他人任せ、本当の自立独立した日本が生まれません。
世の中の偉い方々はこんな左翼?ぽいマンガ本は麻生副総理を除けば関心もないのでしょう。どうせ左翼の遠吠えぐらいに思っている感じがするのは私の気のせい?かつての治安維持法のような法をつくり強権を手に入れればなんのこともないとお思いではと。
戦前は左翼ぽいだけで激しい弾圧を受けました。その社会にまた戻したいのでしょう。
問題は文部科学大臣や一部閣僚、一部政党幹部及び一部メデイア(産経等)がこの「はだしのゲン」閉架問題について容認とも取れる発言をしている事である。右派系のメデイアなどはこの漫画本の一部に反天皇発言や戦時中の中国での斬首、強姦等の表現を問題視し、反日教育を煽るものとして糾弾している。これが安部政権に影響を与え、放っておくと従軍慰安婦や歴史認識問題等とも連携して大手メデイアとつるんだ閉架容認と言うような世論誘導が懸念される。戦争責任の追及を徹底しいるドイツなどではこういう事例はどの様に扱われるのであろうか?何れにしろ政府や世論形成の状況を注意深く監視する必要がある。