出典『日米同盟の正体』

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FBI長官代行はブッシュ大統領にテロ対策責任者として任命されたアッシュクロフト司法長官に二〇〇一年夏見つかった多くの危険信号に留意するよう何度も求めていた。アッシュクロフト司法長官が見たくないといった報告書の中に「オサマ・ビン・ラデンが合衆国中の民間航空学校で部下を訓練させる可能性について早急に調査が必要である」との現地の警告もあった。

 CIA長官はテロの警戒システム全体が「真っ赤に点滅していた」と書いている。二〇〇一年六月と七月にこの警告をライス国家安全保障補佐官に必死に伝えようとしたが無視された(中略)

 ブッシュ大統領自身がうけとったCIA報告書の紙面には八年間の大統領日例指示の中で最も強い警告の見出しがあった。『ビン・ラデン米国内攻撃を決断』という見出しがあった。

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