麻雀最強戦の対局で飛び出した「凄い一打」をピックアップ。その一打のどこが凄いのか? 打ち手が考えていたことは何か?
視聴者の皆さんも実戦ですぐに使えるかもしれないテクニック・戦術について、麻雀最強戦オフィシャルレポーターである梶本琢程(梶やん)が丁寧に紹介します。[毎週月曜日更新]


皆さん、こんにちは。麻雀最強戦オフィシャルレポーターの梶本です。

前回の著名人代表決定戦では惜しくも3連覇ならずのじゃいさんでしたが、今回も随所に強さを見せる闘牌が印象的でした。

今回の対局前、近代麻雀『梶やんの解説してみたい麻雀』でのインタビューや今回の対局でも思ったのですが、じゃいさんは「危険牌処理に凄く神経を使っている打ち手」だということがよく分かりました。いわゆる切り遅れに非常に敏感なんですね。

たとえば麻雀最強戦2012ファイナルの予選B卓でのこと。
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じゃいさんの手はチャンタドラ1のイーシャンテン。通常なら南をツモ