第１回の開催から今年でちょうど四半世紀が経つ麻雀最強戦。麻雀最強戦レポーターの梶やんが、近代麻雀で掲載された過去の名対局やエピソードなどをピックアップし紹介する[不定期連載]
第6回最強戦の決勝戦は半荘１回勝負。ここへ勝ち進んだのが萩原聖人・飯田譲治・倉田てつを・安藤満の４名。安藤プロ以外は全て雀豪大会からの勝ち上がり者です。
雀豪大会決勝や本大会の予選２回戦では、萩原さんと飯田さんの間には明らかな優劣ができていました。ことごとく萩原さんにやっつけられていた飯田さん。しかし、この決勝ではその関係が逆転します。
東１局。
親の萩原さんのリーチの直後、飯田さんもこの形で追いつきました。
ドラ萩原さんのリーチには
もも通っていません。ならば打でリャンメンに受けて追っかけるのが普通。しかし飯田さんはここで切りで追っかけたのです。この決断が最高の結果を引き出します。何と萩原さんがを掴み、満貫直撃に成功します。
