委員長のカネポンです。
近代麻雀でも一押しの「最速マーメイド」魚谷侑未(うおたにゆうみ)さんが女流菊の陣でまさかの予選敗退を喫しました。
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ニコナマの前評判ではこんなにも圧倒的な人気。
50%超えはめったにありません。


実力的には一枚も二枚も上だったかと思いますし、見ていて負けたとはいえ完璧な打ち回しだったのではないか、敗因は無かったのでは、と思ったのですが、彼女がインタビューで敗因と語っていた局面を抜き出してみます。
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南1局、井上さんが池沢さんから親ッパネを上がった局ですが、魚谷さんはこの局「やりようがあったのではないか」と語ります。
それが以下の牌姿で、上家の池沢さんから7ソウが出た場面。

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魚谷さんは7ソウをスルーしてツモ山に手を伸ばしますが、これはカンチャンで鳴いてマンズの二三を落とすべきだったと。
親の井上さんが白を第一打で鳴き、ソーズのホンイツ気配だったからです。
この7ソウを鳴けば、次のツモが「中」になります(実戦では池沢さんのツモ切り)ので、あっさり4-7ソウテンパイで、魚谷さんのアガリになってました。
実戦では7ソウを見送った手前、中もポンできず、この局は前線に出られず、結果井上さんと池沢さんの殴り合いを傍観する立場になってしまいました。

役牌のあとづけでリャンメンが残るならチー ですね。

女流プロで、相当強い、男子とも渡り合えるプロでも、このような、見ている時には誰もミスと気づかないような場面が敗因になってしまいます。それほどレベルがキツイといいますか、ギリギリのところで1ミスも許されない戦い、それが最強戦なのです。

ちなみに優勝した和泉プロの取材は7月1日発売の近代麻雀に掲載されますので、そちらもお楽しみに!