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COMマンガエリート
http://blog.livedoor.jp/com_manga/archives/21237802.html
ことあるごとにネットで画像を貼られ、ラーメンの味やビジネスについてやたらと印象的なセリフをセリフを喋っている髪の毛が無いこのオッサンはいったい誰なのか。マンガ『ラーメン発見伝』(原作:久部緑郎、作画:河合単)に登場するレギュラーキャラ、らあめん清流房店主の芹沢達也です。
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ラーメン発見伝第1巻第7杯174ページ
作中では大人気ラーメン店を経営しいくつもの支店を持っている成功者であり、ラーメン業界のトップに君臨する人物として描かれる。しかし利益を優先してえげつない辛辣な手段を使ったり、傲慢なセリフを言ったりする芹沢と主人公は信条の違いから対立することが多い。
わかりやすくい言うと美味しんぼの海原雄山ポジションにいる人物だ。
『ラーメン発見伝』は全26巻まで続いた長期作品ですが、芹沢は第1巻から登場するのでかなり初期から登場している。終盤までずっと登場し続けるレギュラーキャラだ。
登場初回からかなり乱暴な口調で『ヤツらは情報を食ってるんだ!』などのインパクトあるセリフを連発してくれる。
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ラーメン発見伝第1巻第7杯187ページ
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ラーメン発見伝第1巻第7杯190ページ
ただ初期のころは鮎の煮干しの風味を感じさせる新ラーメンを主人公が作ってリベンジされてしまったり、素人のネット評論家ラーメンマニアをわざわざ優遇して利用したりと普通の悪役扱いにみえる。しかしもう少し巻が進むとさらに強キャラ感を出して主人公の超えられない壁としての存在感が出てくる。
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ラーメン発見伝第1巻第8杯212ページ
主人公の藤本浩平はラーメンの知識はものすごいが未だアマチュアで年齢が若くまだ店舗経営の経験も無い、というのとは対照的にラーメン店経営者としてベテランで年齢も高い芹沢というキャラは、藤本が知らないことや言及できないラーメン業界の悪い部分もズバズバ言えるところが扱いやすかったのか、ほぼ毎巻登場してくるライバルキャラとして確立してくる。
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ラーメン発見伝第7巻第54杯44ページ
また主人公とは対立しつつもラーメン創作の素質があることは認めていて「ただのラーメンマニアくん」と挑発的な言動を繰り返しながらも実質的な師匠として主人公の成長を助けるキャラになる…というか個性的すぎるので主人公以上に読者にインパクト与えて人気を喰ってるキャラです。
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ラーメン発見伝第5巻第35杯15ページ
第7巻の番外編にて芹沢の過去が描写される。芹沢もかつては若い情熱を持っており「本当に美味しいものなら売れる」と信じて理想を追求したラーメンのみを出していたことが明らかになる。しかしまったく客は入らず一度店を潰しかける。テコ入れでなんとか繁盛させられたが、思い描いた理想とは違う結果になってしまった過去が有り…
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ラーメン発見伝第7巻番外編198ページ
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ラーメン発見伝第7巻番外編202ページ
ちなみに物語後半の22巻にて髪の毛はあえて剃っていることが判明する。
恐ろしく粗暴な口調の札幌の小娘にあまりにもハゲハゲ言われるので教えてあげた。
万が一にも髪の毛が入らないように全て剃り上げる、芹沢のラーメンの調理におけるストイックさを表しているのだ。決してハゲではない。
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ラーメン発見伝第22巻第194杯44ページ
主人公藤本と芹沢は何度も何度もラーメン勝負をするが、基本的に藤本がラーメン界最強の芹沢に勝てることはまずない。かなり良いところいっても引き分けに持ち込むのがせいぜいである。そして最終巻の絶対に負けられないラストバトルも相手は芹沢である。
ここで「時代が変わってきた」と言い、かつての理想のラーメン、淡口らあめんを出してくる。
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第26巻第233杯98ページ
第1巻で語られる「客は情報だけ食ってる舌バカどもばかり」とは状況が変わってきたという話で、単調なわかりやすい味やアホみたいな個性の料理では通じなくなってきた外食料理に要求する基本レベルも上がってきたというのは次作の『らーめん才遊記』でもフォーカスされる部分だ。
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らーめん才遊記第5巻第41杯81ページ
ラーメン発見伝のラストバトルにて芹沢は初めて完全に負ける。藤本は最後の最後でやっと勝つことできた。芹沢の方も入念に準備をして絶対の自信を持った自分のラーメンを出したが負けた。まだ経験の浅い藤本がなぜ勝てたのか、その理由は…
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第26巻第235杯142ページ
また続編の『らーめん才遊記』でも芹沢は引き続き登場する。
というか芹沢が新たに設立した会社、フードコンサルティング清流企画が物語の舞台となり、清流企画の新入社員汐見ゆとりが主人公で、主人公の上司という立場になるので、サブ主人公として前作よりさらに目立ってバリバリ出てくるようになる。
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らーめん才遊記9巻第82杯104ページ
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らーめん才遊記9巻第83杯107~108ページ
今作ではいかにしてラーメン店を繁盛させるか、継続させていくかに焦点が置かれているので、より店舗経営やビジネスについての内容も多くなっている。芹沢がビシっとシビアなセリフをきめる機会も多い。
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らーめん才遊記第8巻第71杯71ページ
もちろん基本のストーリー自体は主人公汐見ゆとりに沿って進み、ゆとりが仕事を通して成長するのとラーメン勝負ではライバル達と切磋琢磨していくのが描写されるが、
『らーめん才遊記』のラストは前作主人公が開いた店舗「ラーメンふじもと」を改めて訪れることになり、深く感慨を込めて『いい店だ』『本物のラーメン屋だ』と店の前でつぶやいて締めることになる。
合わせて連載15年続いた長編作品のラーメン発見伝とらーめん才遊記を統括し、これらの作品を象徴するキャラそれが芹沢達也さんなのだ。
だからラーメンハゲと言わずに芹沢達也って名前で呼んであげましょうね。
http://blog.livedoor.jp/com_manga/archives/21237802.html
ことあるごとにネットで画像を貼られ、ラーメンの味やビジネスについてやたらと印象的なセリフをセリフを喋っている髪の毛が無いこのオッサンはいったい誰なのか。マンガ『ラーメン発見伝』(原作:久部緑郎、作画:河合単)に登場するレギュラーキャラ、らあめん清流房店主の芹沢達也です。
ラーメン発見伝第1巻第7杯174ページ
作中では大人気ラーメン店を経営しいくつもの支店を持っている成功者であり、ラーメン業界のトップに君臨する人物として描かれる。しかし利益を優先してえげつない辛辣な手段を使ったり、傲慢なセリフを言ったりする芹沢と主人公は信条の違いから対立することが多い。
わかりやすくい言うと美味しんぼの海原雄山ポジションにいる人物だ。
『ラーメン発見伝』は全26巻まで続いた長期作品ですが、芹沢は第1巻から登場するのでかなり初期から登場している。終盤までずっと登場し続けるレギュラーキャラだ。
登場初回からかなり乱暴な口調で『ヤツらは情報を食ってるんだ!』などのインパクトあるセリフを連発してくれる。
ラーメン発見伝第1巻第7杯187ページ
ラーメン発見伝第1巻第7杯190ページ
ただ初期のころは鮎の煮干しの風味を感じさせる新ラーメンを主人公が作ってリベンジされてしまったり、素人のネット評論家ラーメンマニアをわざわざ優遇して利用したりと普通の悪役扱いにみえる。しかしもう少し巻が進むとさらに強キャラ感を出して主人公の超えられない壁としての存在感が出てくる。
ラーメン発見伝第1巻第8杯212ページ
主人公の藤本浩平はラーメンの知識はものすごいが未だアマチュアで年齢が若くまだ店舗経営の経験も無い、というのとは対照的にラーメン店経営者としてベテランで年齢も高い芹沢というキャラは、藤本が知らないことや言及できないラーメン業界の悪い部分もズバズバ言えるところが扱いやすかったのか、ほぼ毎巻登場してくるライバルキャラとして確立してくる。
ラーメン発見伝第7巻第54杯44ページ
また主人公とは対立しつつもラーメン創作の素質があることは認めていて「ただのラーメンマニアくん」と挑発的な言動を繰り返しながらも実質的な師匠として主人公の成長を助けるキャラになる…というか個性的すぎるので主人公以上に読者にインパクト与えて人気を喰ってるキャラです。
ラーメン発見伝第5巻第35杯15ページ
第7巻の番外編にて芹沢の過去が描写される。芹沢もかつては若い情熱を持っており「本当に美味しいものなら売れる」と信じて理想を追求したラーメンのみを出していたことが明らかになる。しかしまったく客は入らず一度店を潰しかける。テコ入れでなんとか繁盛させられたが、思い描いた理想とは違う結果になってしまった過去が有り…
ラーメン発見伝第7巻番外編198ページ
ラーメン発見伝第7巻番外編202ページ
ちなみに物語後半の22巻にて髪の毛はあえて剃っていることが判明する。
恐ろしく粗暴な口調の札幌の小娘にあまりにもハゲハゲ言われるので教えてあげた。
万が一にも髪の毛が入らないように全て剃り上げる、芹沢のラーメンの調理におけるストイックさを表しているのだ。決してハゲではない。
ラーメン発見伝第22巻第194杯44ページ
主人公藤本と芹沢は何度も何度もラーメン勝負をするが、基本的に藤本がラーメン界最強の芹沢に勝てることはまずない。かなり良いところいっても引き分けに持ち込むのがせいぜいである。そして最終巻の絶対に負けられないラストバトルも相手は芹沢である。
ここで「時代が変わってきた」と言い、かつての理想のラーメン、淡口らあめんを出してくる。
第26巻第233杯98ページ
第1巻で語られる「客は情報だけ食ってる舌バカどもばかり」とは状況が変わってきたという話で、単調なわかりやすい味やアホみたいな個性の料理では通じなくなってきた外食料理に要求する基本レベルも上がってきたというのは次作の『らーめん才遊記』でもフォーカスされる部分だ。
らーめん才遊記第5巻第41杯81ページ
ラーメン発見伝のラストバトルにて芹沢は初めて完全に負ける。藤本は最後の最後でやっと勝つことできた。芹沢の方も入念に準備をして絶対の自信を持った自分のラーメンを出したが負けた。まだ経験の浅い藤本がなぜ勝てたのか、その理由は…
第26巻第235杯142ページ
また続編の『らーめん才遊記』でも芹沢は引き続き登場する。
というか芹沢が新たに設立した会社、フードコンサルティング清流企画が物語の舞台となり、清流企画の新入社員汐見ゆとりが主人公で、主人公の上司という立場になるので、サブ主人公として前作よりさらに目立ってバリバリ出てくるようになる。
らーめん才遊記9巻第82杯104ページ
らーめん才遊記9巻第83杯107~108ページ
今作ではいかにしてラーメン店を繁盛させるか、継続させていくかに焦点が置かれているので、より店舗経営やビジネスについての内容も多くなっている。芹沢がビシっとシビアなセリフをきめる機会も多い。
らーめん才遊記第8巻第71杯71ページ
もちろん基本のストーリー自体は主人公汐見ゆとりに沿って進み、ゆとりが仕事を通して成長するのとラーメン勝負ではライバル達と切磋琢磨していくのが描写されるが、
『らーめん才遊記』のラストは前作主人公が開いた店舗「ラーメンふじもと」を改めて訪れることになり、深く感慨を込めて『いい店だ』『本物のラーメン屋だ』と店の前でつぶやいて締めることになる。
合わせて連載15年続いた長編作品のラーメン発見伝とらーめん才遊記を統括し、これらの作品を象徴するキャラそれが芹沢達也さんなのだ。
だからラーメンハゲと言わずに芹沢達也って名前で呼んであげましょうね。
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