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Psycho Circus

2013-08-16 15:35
    さて、前回でサバス中期時代特集も一段落したので、ちょっと路線を変えて別のアーティストを紹介したいと思います。

    KISS / Psycho Circus


    購入場所:御茶ノ水

    購入金額:300円

    言わずと知れた10月に来日するハードロック界の伝説的存在であるKISSの1998年に
    出した"再結成記念"アルバムです。
    因みに私が初めて買ったKISSのアルバムです(笑)
    なんでこうも微妙なアルバムを最初に買うんだろう、私…

    本作の収録内容は以下の通り

    1. Psycho Circus
    2. Within
    3. I Pledge Allegiance To The State Of Rock & Roll
    4. Into The Void ←ここ注目
    5. We Are One
    6. You Wanted The Best ←ここ注目
    7. Raise Your Glasses
    8. I Finally Found My Way ←ここ注目
    9. Dreamin'
    10. Journey Of 1,000 Years
    11.In Your Face(日本盤のボーナス・トラック。アメリカではシングルB面曲)←ここ注目

    さて、この記念すべき"再結成記念!アルバムなのですが‥
    実は詐欺一歩寸前のアルバムだったりします。
    アルバムの裏にはオリジナルメンバー4人が映っていたり、
    中のブックレットや歌詞を見ても
    "オリジナルメンバー4人で作った"風に見えるアルバムですが

    実際のクレジット(勿論アルバムには書いてない)は
    ジーン・シモンズ…B(全曲)、Vo(2,5,6,10)
    ポール・スタンレー…G(全曲)、Vo(1,3,6,7,9)
    トミー・セイヤー…G(1~3,5,7~10)
    ケヴィン・バレンタイン…Ds(1~3,5~11)

    エース・フレーリー…G(4,6,11)、Vo(4,6,11)
    ピーター・クリス…Ds(4)、Vo(6,8)

    となっています。

    そう、エースとピーターは単なるゲスト参加に過ぎない状態なのです。
    オリジナルメンバー4人が揃った曲は4の「Into The Void」僅か1曲のみの状態…

    代わりにギターを弾いているのは現KISSのギターリストであるトミーなので結果的には
    "一応現KISSのメンバー3人によるアルバム"と言えなくはないですが
    "
    オリジナルメンバー4人の新作アルバム"を期待していたファンにとっては
    詐欺だと言われても仕方がないアルバムです。

    何故こうなってしまったのか?

    ジーンの自伝では

    「自分の持ち曲以外あの2人(エースとピーター)は収録に来なかった」

    と述べていますし、ポールも自伝で

    「ピーターもエースもスタジオには姿を見せなかった」

    と述べている一方で
    エースも自伝で

    「自分の作曲した曲をポールに盗られた」
    「何曲も作ったのにあれしか採用されなかった」

    とそれぞれの主張を述べています。

    また、ジーンは「法律上KISSはポールとジーンがいれば名乗れる為、あの2人がいなくても
    詐欺でも何でもない」と述べており、そこに正式メンバー=ポールとジーン
    契約社員=エースとピーターの扱いの差が表れています。

    私としては確かに誤解を招くような売り出し方(附属の帯を見るとあの伝説の4人が集まって作られた云々~と書いてますし)をしているジーン側にも問題はあると思いますが、
    エース&ピーター側が全く非がないとは言えません。
    再結成後もエースの悪癖である遅刻とドラッグ・アルコール中毒によるプレイの衰え
    (これはピーターも)は顕著でしたし、それでいてトラブルばかり起こす契約社員組に
    頭を抱え「KISSの新作アルバムなんて誰が聴くのか?」とまでジーンに言わせ、
    「SONIC BOOM」まで10年間アルバムを作らなかった事実を考慮すると如何に
    このアルバムが難産であったか、そして期待するセールスに届かなかった事が伺えます。

    因みにポールはこのアルバムのタイトル曲がかなりお気に入りであり、
    現在もツアーでセット入りしている事からもこのアルバムは好きだそうです。
    また、4はオリジナルメンバーが全員揃って作られた唯一の曲であり(しかもVoはエース)、
    6もKISS史上最初で最後の「4人Vo曲」という豪華な曲で(これにピーターがDsで参加してくれてれば文句なかったのに‥)この2曲はKISSファン共通で楽しめる曲となっています。
    Voに関して言えば、エースは「Dynasty」以来となるVo曲が3曲もあるアルバムであり
    エースファンは聴いても損はないと思います。ピーターは‥お察しください。

    この様な状態であったとはいえ、メイク復活・オリジナル再結成があったからこそ現在のKISSの大成功があるわけでこのアルバムが果たした意義は決して小さくないと思っています。

    …多分w

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