OLYMPIC NIGHT
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OLYMPIC NIGHT

2013-11-30 12:01
  • 6
84年のSlide It In Tourは前に取り上げたノッティンガム公演後にメル、
スウェーデン公演後のロードの脱退と立て続けにバンド内に変化が生じ始め、
アメリカツアー中にはコージー・パウエルとも殴り合いの喧嘩に発展してしまうほど
バンド内の人間関係は悪化の一途を辿り85年1月のロック・イン・リオのライブ
以てコージーが脱退、バンドは活動休止します。

その後、残ったジョン・サイクス、ニール・マーレイと共に大ヒットアルバム
「サーペンス・アルバス」を制作しますが、アルバム発売時には両名ともバンドを
解雇されてしまい、事実上WHITESNAKEは

  ”デビカヴァがその時々で雇うバックバンド”

と化しました。
しかし、アルバムは大ヒットし豪華なメンバーを入れた事で”スーパースターバンド”となった
WHITESNAKEの88年の音源を今回は取り上げてみたいと思います。

WHITESNAKE / OLYMPIC NIGHT


購入場所:新宿

購入金額:1100円

1988年6月13日、代々木第一体育館公演を収録したFM音源です。
この日の音源は3年前に「THE NIGHT SERPENT」(SBD音源)というグレードアップ盤が
出ただけでなく、低音部分のMixが弱めなものの音質はこれより幾分クリアな
「LIVE AT OLYMPIC POOL 1988」 という大定番もあるのであまりこのブートの立ち位置は高くないですが、この音源の最大の特徴は低音部分の音が強調されたMixで、ピッチも
正常なので、音質を求めるなら上記2つですが、ベースのルディー・サーゾやドラムの
トミー・アルドリッジの迫力あるリズム隊のプレイが聴きたい方はコチラがお勧めです。

本作の収録内容は以下の通り。赤字はニコニコに音源あり。

Disc 1
1. Bad Boys incl. Children of the Night
2. Slide It In
3. Slow an' Easy
4. Here I G
o Again
5. Guilty of Love
6. Is This Love
7. Love Ain't No Stranger

Disc 2
1. Vandenberg/Campbell guitar solo
2. Crying in the Rain
3. Tomy Aldridge drum solo
4. Crying in the Rain (Reprise)
5. Member introduction
6. Still of the Night
7. Ain't No Love in the Heart of the City
8. Give Me All Your Love
9. Tits


この時代のWHITESNAKEの評価は賛否両論で、古くからのファンは
「売れ線に走った」
「邪道」
「魅力も面影も失った」
と否定的な意見が多い反面、この頃のWHITESNAKEを初めて見たファンにとっては
「売上、ツアー規模を考えればこの頃が全盛期」
「ゴージャスでカッコイイ!」
「MTV時代のHM系バンドの代表的存在」
と真逆の評価を受けています。





かくいう私もWHITESNAKEを初めて知ったのは2003年の再結成以降であり、この路線に
慣れてしまってる以上03年程の違和感を感じません。(エイドリアンもトミー・アルドリッジもルディ・サーゾもかつてメンバー候補として上がっていた人物ですし…)

このゴージャス感…かつての面影もなくてむしろ清々しさすら感じられる



それは兎も角、この音源は上でも書いた通り低音部分が厚いMixが特徴で至る所で
84年のニール/コージー組とはまた異なるHMバンドらしい重低音を轟かしてくれます。
因みにこのリズム隊コンビ、かつてオジー・オズボーン・バンドでもコンビを組んでた事も
あり、前任のニール/コージー組が同時期にブラック・サバスのリズム隊を務めていた事を
考えると偶然とはいえ「サバスのリズム隊からオジー・ソロのリズム隊に衣替え」という事に
なり、サバスファンとしては同じ曲を聴き比べしてると面白かったりします。





また、この時のメンバーは当時一流HMバンドのメンバーの一員であった事もあり、
兎に角ライブでのパフォーマンスが凄い!エイドリアン・ヴァンデンバーグとヴィヴィアン・キャンベルのタイプの異なる2人のギターリストが織りなすツイン・ギターも後のヴァイとの
プレイと比較するとHR系のヴィヴィアン、HM系のヴァンデンバーグときちんと住み分けが
出来ていてヴァイの時の様なテクニック・バトルになっておらず楽しめます。

エイドリアンのプレイが聴けるGuilty Of Love


ヴィヴィアンのプレイが聴けるIs This Love


アレンジしまくってオリジナル曲の面影すら残ってないCrying In The Rain


今やバンドの代表曲であるStill Of The Night


何故か昔の曲で唯一残ったAin't No Love in the Heart of the City…。
何かこの曲だけ孤立している気がする。


この後WHITESNAKEはこの路線を爆走していく…はずがヴィヴィアンの解雇、
ヴァイの加入によりカオスさだけ増して、アルバムセールスも思うようにいかず解散→
カーヴァディル・ペイジ結成→解散、WHITESNAKE再結成と混乱の時期を迎えます。
それだけに名実ともに頂点の座に君臨したこの時期の音源は「白蛇、栄光の一時期」
の記録として貴重だと思います。

多分次はブラック・サバスの音源を取り上げます。

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こんにちは、MASA-DF07さん。
この時のFM東京(当時)の放送を直接エアチェック(死語)した身としては
今でも忘れられない音源となっています。
良くも悪くもこの頃のWhitesnakeは80年代HR/HMの象徴で
ヒットシングルを連発、MTVでクリップのへヴィローテーション、結果アルバムがメガ・ヒットに。
Bon JoviやDef Leppardなどと並んで、時代の寵児であった時期です。
しかしどういうわけか、日本での最大の理解者であった某B誌のS編集長が
スティーヴ・ヴァイ加入以降のWSのステージを酷評し始めます。
今でこそ作品化されて再評価されている90年のドニントンのライヴも
B誌の現地取材者はこれ以上ない罵倒でステージをこき下ろしたりしていました。
B誌に限らず、他の文献でも史上最低のヘッドライナーなどとも。
そしてこの後すぐ、Whitesnakeは解散してしまうわけです。
思い出すのは、あの頃やたらデヴィッド・カヴァーデイルは引退を仄めかしていたことです。
私個人の考えではありますが、やはりネガティヴな反応に耐えられなかった、という理由では
なかったのかと。
75ヶ月前
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oyajikickさん、こんばんわ。
某B誌のS編集長の偏見ぶりは有名ですね。この前たまたま見た古いB誌でもやたらジョン・サイクスの肩を持っていて
2003年の再結成にサイクスがいないのは最大の失敗だとか、87年の’アレ’以降白蛇は終わったとか色々書いてましたね。
それは兎も角、デヴィッド・カヴァーデイル自身も度々インタビューで
「自分が私生活からバンド活動に至るまで全く不幸以外の何物でもない状態にあった」
「300万ドルの借金を抱えて白蛇の全ての権利を手に入れたのだ、誰が他にこんなバカげたことをやるかい?」
「あの時代は白蛇が唯一流行とやらに乗った馬鹿げた時期だった」
と語る等、彼自身この時代を振り返ってあまり良い評価をしていないのも精神的にもリーダーとしても苦難や大成功につきまとう責任やプレッシャーがいかに大変だったかを物語っているのかもしれません。
その一方で最近は冷静にこの時代を見つめる事が出来る様になったのか、この時代のメンバーだったトミーやヴァイに
肯定的な意見を述べていたりしてますし、90年のドニントンのDVDを出した時も自らエグゼクティヴ・プロデューサーとして関わる等この時代を再評価してくれる事は嬉しいですね。
75ヶ月前
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MASA-DF07さん,どうもです。
現在のWhitesnakeを見る限り、カヴァーデイルはあのサーペンス~のアルバムに殉じる
覚悟で活動しているように見えます。
彼はあの時代、アメリカに身売りしていた、という表現で話していますが、
しかしながらファンの求めているWhitesnakeも実はあの時代なのだと、
本人が一番よくわかっているような気がします。
某2ちゃんねるなどはデビカバアンチ(笑)が多いのか、彼の現在の声質について
無茶苦茶言ってるのが多いんですが、私はカヴァーデイルの「現在」を見せつけてくれれば
それで満足しています。





75ヶ月前
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oyajikickさん、コメントありがとうございます。
確かにoyajikickさんが仰るように再結成後の白蛇が意識しているのは紛れもなくサーペンスの頃の再現ですし、
その根底には97年の回帰路線が上手くいかなかったのも遠因として挙げられると思います。
私も基本的に元気なカヴァが白蛇名義で活動してくれていればそれで構いませんし、イアン・ギラン同様今の声質に
ケチをつけるつもりはありません。(ただ、グレンが化け物じみてるのだけは確かですが)
パープルと違って再結成後もやたらリズム隊のメンバーチェンジが多い白蛇ですが、ダグとレブのギター陣と上手くやっていると言う事は私生活もバンド活動もそれなりに充実しているのではないかと思います。
また、ジョンが亡くなるまではパープル同様やたらオリジナルメンバーやサイクス、ないしは87年時のメンバーでの
再結成論が多かったのも有名ですが、私は今更カネの為に再結成するくらいならバーニーみたいにたまにゲスト出演
してくれる位で十分だと思います。それだけにジョンの生前中に共演が叶わなかったのは残念ですね。
75ヶ月前
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こんなところで白蛇のブートの記事が読めるなんて、と感動しております
この頃のヴァンデンバーグが一番好きで、僕も同じ日の音源を手に入れたんですが半音ほどピッチが上がっていました……LIVE AT OLYMPIC POOL 1988、欲しいなぁ

確かに煌びやかで売れ線だけどWhitesnakeだからできた過激さとブルースの魂があると思いますしもっと評価されてもいいと思います

56ヶ月前
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のーもあさん、初めまして。コメントありがとうございます。
白蛇は時代ごとによってファン層に差があるバンドの1つで
この時代もご多分に漏れませんが、もう少し「派手派手しい」
以外の評価が欲しい所ですね。
最近忙しい事もあってブートの記事は以前に比べると
更新頻度は低下していますが宜しければこれからも
宜しくお願い致します。
56ヶ月前
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