TYR
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TYR

2014-01-02 23:21
    5月31日から12月9日までの半年間にわたる長丁場の世界ツアーを終えたサバスはその勢いで次なる新作アルバム制作に取り掛かり、85年以来続いて来た「様式美サバス」の一つの頂点となるアルバムを仕上げました。今回はそのアルバムを紹介したいと思います。

    BLACK SABBATH / TYR


    購入場所:確か御茶ノ水

    購入金額:800円

    今は販売元のレコード会社であるIRSレコードが1996年に倒産(2011年にEMIの傘下レーベルとして復活)しまった影響+あんまり売れないもあって廃盤状態になっておりちょっと
    レアだったりします。(普通においてあったTUTAYA新宿店はスゴイ!)

    本作の収録内容は以下の通り。

    1.Anno Mundi
    2.The Law Maker
    3.Jerusalem
    4.Sabbath Stones
    5.Battle of TYR
    6.Odin's Court
    7.Valhalla
    8.Feels Good to Me
    9.Heaven in Black

    タイトルの「TYR」そのものが北欧神話の武神である事からも分かると思いますが
    ブラック・サバスの音楽性である「重い金属的なリフとおどろおどろしい世界観」が

    皆無

    様式美系サバスの集大成的作品となっています。
    アイオミの自伝によると作詞担当のトニー・マーティンが「TYR」のアイディアを持ち出してきた様で彼なりに「オカルト」のオジー、「ファンタジー系様式美」のロニーに対して
    自分なりのオリジナリティーを出そうと頑張っていたそうです。(マーティン、健気…)

    そして、誰もが脱退すると信じて疑わなかった(失礼!)コージー・パウエルもRAINBOW以来となる同一バンド2作目の参加を果たし演奏に花を添えています。

    冒頭のAnno Mundiからコーラスやジェフ・ニコルスのキーボードによる「北欧風の世界観」が広がり続くThe Law Makerもコージーがお得意とする疾走系の曲で3曲目のJerusalemに
    至るともうサバスのサの字も感じられない神秘的な世界観が展開します。
    4曲目のSabbath Stoneは曲構成や中盤の転調からどうみても
    マーティン版Black Sabbath」と位置付けの曲で続く「TYR組曲」で幕を閉じます。
    最後の2曲は‥なんというかオマケみたいな感じの軽いポップ系の曲です。

    まあ、強いて難点を挙げるとすれば作風故にリバーブ等の空間処理がかなりかかっており
    「創り込みすぎ」な感じを受けるのとこのアルバムの代表曲(大体の人がAnno Mundiと
    答えると思われますが)が前々作の「The Shining」や前作の「Headless Cross」ほどの
    痺れる様な代表曲たる強烈さ」がないのが好みが分かれるかも知れません。

    このアルバム完成後サバスは満を喫して世界ツアーへ出向き前回以上に
    新生サバスをアピールする‥はずだったのですが思わぬ所から横槍が入り
    僅か3か月で終了してしまいます。
    次はその貴重なTYRツアーの音源を紹介したいと思います。

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