聴き比べてみよう⑥~ライヴ・アット・ドニントン 1990とMONSTERS OF ROCK 1990 NOISELESS & LONGEST~公式とブート編
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聴き比べてみよう⑥~ライヴ・アット・ドニントン 1990とMONSTERS OF ROCK 1990 NOISELESS & LONGEST~公式とブート編

2014-02-09 09:46
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前回触れたように1990年のWHITESNAKEのライブと言えば誰しもが頭に浮かべるであろう
「モンスターズ・オブ・ロック 1990」を抜きにして語る事は出来ません!
と、言う事で今回はそのドニントン公演を公式・ブート双方を取り上げてみたいと思います。

WHITESNAKE / ライヴ・アット・ドニントン 1990


購入場所:御茶ノ水

購入金額:3800円

こちらがブート
WHITESNAKE / MONSTERS OF ROCK 1990 NOISELESS & LONGEST


購入場所:新宿

購入金額:0円(オマケCDR)

公式の収録内容は以下の通り。青字は他の方がDVDの動画UPあり。

Disc1
1. Slip Of The Tongue
2. Slide It In
3. Judgement Day
4. Slow & Easy
5. Kittens Got Claws
6. Adagio For Strato
7. Flying Dutchman Boogie (Guitar Solo)
8. Is This Love
9. Cheap An' Nasty
10. Crying In The Rain

Disc 2
1. Fool For Your Loving
2. For The Love Of God
3. The Audience Is Listening
4. Here I Go Again
5. Bad Boys
6. Ain't No Love In The Heart Of The City
7. Still Of The Night

ブートの方の収録内容は以下の通り。

Disc 1

1. Tommy Vance Intro.
2. Intro
3. Slip Of The Tongue
4. Slide It In
5. Judgement Day

6. Slow An' Easy
7. Kittens Got Claws
8. Adrian Vandenberg Guitar Solo
9. Is This Love

10. Cheap An' Nasty
11. Crying In The Rain
12. Drums Solo
13. Crying In The Rain (Reprise)


Disc 2
1. Fool For Your Loving
2. Steve Vai Guitar Solo
3. For The Love Of God

4. The Audience Is Listening
5. Here I Go Again
6. Bad Boys incl. Children Of The Night

7. Ain't No Love In The Heart Of The City
8. Still Of The Night

9. Tommy Vance Outro.(We Wish You Well)

Kittens Got Claws

公式の方に関してはデビカヴァ曰く「公式HPが出来て以来最も公式化の要望が多かったライブ」だそうで、デビカヴァ自身監修として関わっており、リミックスには「Forevermore」のプロデューサーを務めたマイケル・マッケンタイアと現ギターリストのダグ・アルドリッチが担当するなど本作に対するデビカヴァの意気込みがうかがえます。

For The Love Of God~The Audience Is Listening  ヴァイの本領発揮です!


音圧や画質も流石公式だけあって素晴らしい作品に仕上がっています。

Still Of The Night


それに対してブートの方はと言うとBBCにより放送されたエアチェック音源が多数存在し、
今でも中古屋に行けば必ず置いてある程です。しかしこれらの音源は受信状態に難があり
ノイズの結構多めに入っていました。その為この公式の登場で「御役御免」になる物が多かったのですが、今回紹介した「NOISELESS & LONGEST」は他の音源や公式にはない「特徴」を持っていた為辛うじて生きながらえている感があります。(とはいえもはや売り物としての価値は半減しこうしてオマケCDRになってしまったのですが)

その特徴と言うのは

公式ですら未収録の開演前イントロおよびアウトロ収録

・カットされたDJとカヴァデールのMCと「We Wish You Well」も収録

・モノラル音源(笑)

無論公式の分厚い音圧には太刀打ちできませんが、既発にあったノイズ類は殆ど除去されています。また公式との違いも些細と言ってしまえば些細な物ですが、こうした「開始から終わりまで完全収録」というのはマニアの心をくすぐるのに十分らしく今でも人気を保っています。

演奏面で注目すべきは言うまでもなく主役であるデビカヴァと奇才・スティーブ・ヴァイとの
「混ぜたら危険、絶対ダメ」的な絡みです。前任者のジョン・サイクスやこの後組むことになるジミー・ペイジとの顛末を見ても分かりますが

WHITESNAKE(デビカヴァ)にカリスマギターリストを入れるとの関係になって1年以内に崩壊する

という謎の法則みたいなものがあります。
「自分がバンドの主役」と自負しているデビカヴァにとって自分以上に目立つ他のメンバーの存在は目障りなようで古くはDEEP PURPLE在籍時代から現在まで見ても分かる様にカリスマ系ギターリストと組んで1年以上は活動を共にした事が無い事からもそれが実証されてます。

しかし、リッチーと組んで作った「BURN」やジョン・サイクスと作った「1987」等
彼の代表作ともいえる作品はカリスマ系ギターリストと作った作品が多いのも事実です。
アルバム作りにおいては見事な化学反応を生み出すものの、ライブではそれがマイナス方面に転じ互いのエゴのぶつかり合いになり喧嘩してしまう…という実に面倒臭い関係とも言えます

それだけに「この時だけしか見れない組み合わせ+自他ともに認める絶頂期WHITESNAKE
のライブ」というプレミア感と縦横無尽に暴れまわるヴァイのプレイも相まって
ベストに相応しい「完全燃焼」的なライブになっています。
それだけに気になるのはエイドリアンのプレイで前作のツアー時に聴けたような
「自分らしさ」のプレイを封印してまでヴァイとの「ピロピロ合戦」に終始してバンドの
アンサンブルを乱してる感さえ見受けられます。
彼にとっては「初めてのメイン・ソングライター」として大活躍するはずだったアルバムを故障とは言え他人に全部演奏され、ライブでも目立つのは(当然ですが)ヴァイのみという現実に感情的になっていたのかもしれません。

デビカヴァもそうしたバンド内の空気とアルバムセールスの失敗とリーダーとしての重圧に疲れた為かWHITESNAKEを解散してしまい、ジミー・ペイジとのユニット結成に向かいます。
一方のヴァイはというと加入時の約束通りソロアルバムをリリースしWHITESNAKEのライブでも「For The Love Of God」と「The Audience Is Listening」演奏し、宣伝効果もあって自身最高の全米チャート18位を記録するなど(因みにSlip of the Tongueは10位)白蛇加入の
効果は絶大だったらしく今でも「楽しかったし彼(デビカヴァ)には感謝している」
                  
               「一人勝ち」

だったようで、現在は他のバンドで活動をする事無く己がソロ活動を淡々と行っています。

次回はちょっと時間をさかのぼって紹介できなかった84年の貴重な’’5人組’’時代の音源を
紹介したいと思います。
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MASAさんお疲れ様です。
ドニントンのブートは。かつて私も持っていました。
それを聴いていつも思い出したのは。90年来日のことですね。
ドニントンで共演したAerosmithのPump Tourと時期が重なって
自分の周りでは圧倒的Aerosmithに行く連中が多く、
私も付和雷同してしまい、代々木オリンピックプールに出向きました。
Whitesnakeに行った奴は、自分が知る限りたった一人(悲)
ヴァイがハート型のギターを出して云々・・そいつの感想を聞いたり
後にそれが解散コンサートだったことを知るや、物凄い後悔しました。
賛否両論あった当時のWhitesnakeですが、もはやあのド派手なステージ
は再現されることがありません。
74ヶ月前
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oyajikickさん、コメントありがとうございます!
そりゃあの当時「Walk This Way」の大ヒットにより息を吹き返したAerosmithに対して
評論家総叩き状態のWHITESNAKEではそうなるのも納得の結果ですね。
あのハート形の変形トリプルネック・ギターには私も初めて見た時度肝を抜かれました(笑)
WHITESNAKEのステージであんなのを弾いてたのでは石頭しかいないB誌の連中は非難するでしょうね~
あのギター一つとっても自由奔放なヴァイとギターは自分より目立ってはいけないと考えてるデビカヴァでは
遅かれ早かれ崩壊は避けられなかったと思います。
そういえば一説によれば82年頃にマイケル・シェンカーとデビカヴァが組むのではないかという噂があったそうですが
ヴァイとの組み合わせを見る限り実現したらもっと大変な事になっていたでしょうね(笑)
74ヶ月前
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