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Psycho Circus Outtakes

2014-12-07 18:21
  • 2
さて、大変久しぶりとなったブート紹介ですが
今回紹介するのはつい数日前に偶然見つけた1枚であり
非常に珍しい音源を紹介したいと思います。

KISS / Psycho Circus Outtakes


購入場所:御茶ノ水

購入金額:972円

エース・フレイリーとピーター・クリスがゲスト復帰した事で知られる
KISSの公式アルバム「Psycho Circus」の未発表音源+その他の未発表音源で
構成されたスタジオデモ音源です。
同じレーベルから同時期に発売された「Psycho Circus Demos」も売っていましたが
今回はレア音源を優先したいのでそちらを諦めてこちらだけにしました。

赤字はニコニコに音源UP
青字は他の音源あり

1. BODY AND SOUL
2. SWEET AND DIRTY LOVE
3. I WANNA RULE THE WORLD
4. CARNIVAL OF SOULS
5. RAIN KEEPS FALLIN'
6. I AM YOURS
7. RAISE YOUR GLASSES (collectors version)
8. DETROIT ROCK CITY (1998 version)
9. 2,000 MAN
10. GOD OF THUNDER
11. DETROIT ROCK CITY

Psycho Circus」の曲は全部で20曲ほど作られたとされており
その内、日本盤ボーナストラックで付いて来たIn Your Faceを含む
11曲が公式に出され、後にIt’s My Lifeという曲がBOXセットに収録されており
残り8曲の内、6曲が今回紹介する物です。
1~6が未発表デモ音源、7が公式に収録された曲の別テイク、
8が公式未収録音源、9~11が「KISS Alive! 1975–2000」に収録された
1999年12月31日~2000年1月1日にカナダ・ヴァンクーバ公演で行われた
ライブの未発表音源で構成されています。
この内9~11に関しては後にBest BuyとiTunesの”配信盤限定”という形で
公式で発表されています。

アルバム「Psycho Circus」のレコーディングの様子については
ポール・ジーン双方が自伝で書いていますが、

「エースとピーターは自分の楽曲以外収録に来なかった」

「仕方ないのでトミー・セイヤーとケヴィン・バレンタインを
影武者メンバーにして
ブルースキューリックとかにも手伝ってもらった」


「プロデューサーのブルース・フェアーバーンがジーン寄りで
ジーンの意向がアルバムに色濃く反映された」


と述べられていました。
今回の未発表音源も自伝の記述がかなり裏付けられており、
6曲中ポールのデモは1曲、ジーンが5曲とかなり偏りが見えます。
(もっともポールは自伝で自分は「Love Gun」以降デモ音源を作らない様にしたと述べており
そういった意味では非常に珍しいポールのデモ音源だったりもします)
そしてジーンとの共作を除いてエースとピーターのデモ音源がなかったり
エースが1曲だけギターで参加している以外は収録にも参加していない事が伺えます。
では6曲なので1曲1曲紹介していきたいと思います。

1. BODY AND SOUL
初っ端の曲は上記の通り非常に珍しいポールのデモ音源で、
ブルース・キューリックがGとBを弾いているとされています。
凄く明るい曲調であり、ポールのソロ路線と言うか大人のロックといった感じです。
没になった理由も「KISSにもこのアルバムにも曲が合ってないから」だそうです。

2. SWEET AND DIRTY LOVE
この曲は後にジーン・シモンズのソロアルバム「ASS HOLE」に収録されており、
ジーンはこの時の未発表音源の出来に満足していた事が伺えます。
この時のデモ音源では曲中で「ACE!」と呼んでいる事からも
このデモの中で唯一
エースがギターを弾いている事が分かります。

これがデモ音源Ver


「ASS HOLE」収録Verはこんな感じにリメイクされています。

3. I WANNA RULE THE WORLD
これは情報によるとジーンとエースの共作曲とされており、
「自分の作った曲or自分のVo曲にだけは必ず参加した」とされている為
もしかしたらこの曲もエースが弾いているかも知れません。
(聴いている限りはエースのギターとは思えませんが)
曲調はミドル・テンポの非常にゆったりした曲で
これも1曲目同様に「KISSにもこのアルバムにも曲が合ってないから
という理由でボツになったのが伺えます。

4. CARNIVAL OF SOULS
この曲も後にジーン・シモンズのソロアルバム「ASS HOLE」に収録されており、

お蔵入りになった後に海賊版対策でリリースされた「CARNIVAL OF SOULS」の
収録曲の候補になりながらボツになり、その後このアルバムで再度候補なりながら
再びボツになったという苦杯を嘗めている曲なのが分かります。
結果的にジーンのソロに収録される形で日の目を見ましたが、
下手すれば一生日の目を見ない可能性もあった可能性があった曲なわけですね~
Psycho Circus」では明らかにWithinの様な合わない曲もありましたが、
この曲も明らかに重すぎる曲調でこのデモの中でも浮いており、
Withinと比較して負けてしまったのではないかと推察されます。

5. RAIN KEEPS FALLIN'
この一連のデモ音源の中で一番謎に包まれているのがこの曲で
まずVoがKISSの4人ではありません。それにリズム隊にリズムギターが
リフを刻むだけのいわば「仮唄・ベーシックトラック」状態です。
曲調も全然KISSのそれとは異なる物で、情報によれば当時ジーンが
プロデュースしていたサイレント・レイジとの共作曲らしく、
これもCARNIVAL OF SOULS」様に作られた曲だとの事です。
まあ、仮唄状態の段階で「ハイ、違う!」という感じでボツになったのではないでしょうか?

6. I AM YOURS
ジーンが2004年に発表したトークDVD「SPEAKING OF TOMGUE」に収録された
物と同じテイクで僅か2分弱ですが一連のデモ曲の中ではかなり創り込まれています。
ただ、曲調が思いっきりバラード曲でありアルバム内のピーターの持ち曲と被る為か
収録が見送られた可能性が高いです。

とこんな感じです。
そしてある意味このブート最大の目玉は8のDETROIT ROCK CITYではないかと思います。
これは1998年に公開された映画「デトロイト・ロック・シティ」用に
新たに新録した曲なのです。
映画にはKISSのメンバー4人も登場しこの曲がかかりますがこの映画のサントラアルバムにも
収録が見送られており、長年「幻の曲」とされていました。

映画で実際に使われたシーン


DETROIT ROCK CITY

この収録にはエースとピーターも参加している事からこれが間違いなく

  KISSのオリジナル・メンバー4人が揃って演奏した最後の曲

という非常に価値のあるに物になっています。

というわけでKISSファンにとってはかなり嬉しい音源の一つではないでしょうか?
一緒に「Psycho Circus Demo」も揃えれば案外謎に包まれている再結成オリジナル・KISSの
知られざる一面が浮かび上がっていくのではないかと思います。

次回のブート紹介は12月14日です。お楽しみにお待ちください。
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>エースとピーターは自分の楽曲以外収録に来なかった

 えー・・・。
60ヶ月前
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でゅら~さん、引き続きコメントありがとうございます。
これはジーンもポールも共通して証言していますね。
ジーン「エースが来ないのでトミーとブルースに弾かせた」
ポール「あのバカ2人と俺達のレコーディング時間よりも
あの2人の弁護士と話した時間の方が多かったよ。
弁護士がギターを弾いて、ドラムを叩いてくれれば良かったのにな!」
だそうです…
60ヶ月前
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