てなわけで今回はKISS特集で前回に続きベストアルバム紹介です。
KISS / Smashes, Thrashes & Hits
購入場所:地元のブックオフ
購入金額:500円
KISSが1988年にリリースした(アメリカでは)2枚目に当たるベストアルバムです。
今作の収録内容は以下の通り。赤字は動画あり。
1. Let's Put the X in Sex
2. (You Make Me) Rock Hard
3. Love Gun (remix)
4. Detroit Rock City (remix)
5. I Love It Loud (remix)
6. Deuce" (remix)
7. Lick It Up
8. Heaven's on Fire
9. Calling Dr. Love (remix)
10. Strutter (remix)
11. Beth (Eric Carr vocal)
12. Tears Are Falling
13. I Was Made for Lovin' You
14. Rock and Roll All Nite (remix)
15. Shout It Out Loud (remix)
因みにイギリス盤はLove GunとDeuceが外されてCrazy Crazy NightsとReason to Live
という当時の新作からの新曲が収録されています。
前回宜しくかなりの曲でリミックスが施されていますが、前回の様な酷い編集では無く
「80年代のHR/HM風にアレンジし直した」
こんな感じです。一見すると分かり難いですがコーラスや
ギター等にオーヴァーダビングした後があります。
因みに最初の2曲は「このベストの為に」書き下ろした新曲で、
出来自体は普通といった感じです。
どちらかというとKISSの曲よりポールのソロ作品に近いような作風です。
というのも、ポールの自伝でも書いていますがこの頃
ジーンが俳優活動にのめり込んで全然仕事しなかった
為ポールが書かざるを得なかったというのが実情だったりしますw
そしてもう1つ注目するのが11曲目の「Beth」です。
この曲もポールの新曲2曲と共に「ベストアルバム用」の曲で作られた曲で
当時のDs、エリック・カーが初めてレコーディングで歌った曲でもあります。
エリック・カーが歌ったスタジオ曲はこれとHot In The ShadeのLittle Caesar
のみであり大変貴重なテイクです。
ライブだとドラムの演奏を行いながら歌う為それほど分かりませんが、
この曲ではオリジナルのVoであるピーター・クリスに勝るとも劣らぬ
中々渋いハスキーボイスを披露してくれます。
ではどうぞ
これを聴いてると彼の死がもたらした損失やもっとリード・ヴォーカル曲を
増やしていればな~と今でも思ったりします…
それは置いとくとして後年の再結成以降に出された諸々のベストアルバムと比べても
「地獄の回想」
「アニマライズ」
「アサイラム」
辺りの3枚からの選曲は少ないだけにこのアルバムならではの「特色」があるかと思えます。
2015年の40周年ツアーは日本公演から幕を開けるので前回のラスベガス常駐公演から
またセットリストから変化が期待できそうなだけにこの辺のベストからの予習も
欠かせないかと思われます。(事実ラスベガス常駐公演では数十年振りに
このベスト収録曲のTears Are Fallingがセット入り復活を遂げました)
次回は96年のオリジナルメンバーが再集結したライブアルバム
「地獄の停電」を紹介したいと思います。