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Definitive Paris Final

2015-04-12 12:03

    今回は「DELICATE SOUND IN NEW YORK」を入手した時に同時に
    「衝動買い(笑)」してしまったもう1つのピンク・フロイドの音源を紹介したいと思います。

    PINK FLOYD / Definitive Paris Final


    購入場所:新宿

    購入金額:2484円

    In The Flesh Tourの序盤、ヨーロッパツアーのフランス・パリのパヴィヨン・パリスで、
    2月22日~25日の4連続公演の最終日1977年2月25日の公演を
    AUD録音で収録した物です。

    本作の収録内容は以下の通り。赤字は音源UP

    Disc 1
     1. Sheep
     2. Pigs On The Wing (Part 1)
     3. Dogs
     4. Pigs On The Wing (Part 2)
     5. Pigs (Three Different Ones)

    Disc 2
     1. Shine On You Crazy Diamond (Part 1-5)
     2. Welcome To The Machine
     3. Have A Cigar
     4. Wish You Were Here
     5. Shine On You Crazy Diamond (Part 6-9)
     6. Money

    このライブの構成は

    ・第一部が曲順は違えど「Animals」の完全再現、

    ・第二部が「Wish You Ware Here」の完全再現で、

    ・アンコールが「The Dark Side Of The Moon」からMoney

    という構成となっています。(Moneyはヒット曲だったからという要素も大きいと思います)
    因みにこのツアーの最終日の7月6日カナダモントリオール公演での観客とのトラブルが
    原因(何でもMoney演奏中に聞きもせずバカ騒ぎしてたとか)であの名作「The Wall」が
    生まれたのはとても有名な話です。

    それは置いといて、この音源は1977年の音源ですがとても鮮明でクリアに録音されています。
    70年代のオーディエンス録音といえば酷くて当たり前、極稀にRAINBOWの初来日武道館
    ような音源が出てくれば手放しで狂喜乱舞するようなレベルです。

    Dogs

    ですがこの音源はのっけからSBD?と思えるくらいにギルモアのギターが鮮明に聞こえます。
    (但しVoは少しだけ遠いですが)

    Shine On You Crazy Diamond (Part 1-5)

    それでいてちゃんと邪魔にならない程度で観客の声援も聞こえるなど

               理想的なAUD音源

    とも言うべき素晴らしさを誇っています。
    (最も第一部は録音開始直後という事もあってか完璧というわけにはいかず、
    Sheepの5分7秒辺りで1秒弱だけ音がオフになるのと9分44秒辺りで音像が少しブレます)


    Sheeps

    しかし、2曲目以降はVoの音も近くなった上に益々クリアさが向上しますし、
    UPした音源のある第二部に入ると
    殆ど公式アルバムを聞いているかの様な錯覚すら覚えます。

    Wish You Were Here

    音質の話は実際に音源を聴いて頂くとして構成の話に移ろうと思います。

    第一部はアルバム収録順とは異なり、アルバムではPigs On The Wingが
    大曲3曲を挟む形になっていたのに対してライブでは大曲3曲の間の
    「繋ぎ曲」の様な役割を果たしています。
    個人的にはアルバムで大曲3曲を続けて聴くのに流石に疲れただけに
    このライブアレンジは聴く側にとっては集中力をリセット出来て大変嬉しいです。

    Pigs (Three Different Ones)

    それに対してアルバムの曲順通り完璧に再現した第二部は曲順まで完全再現とあって
    まんま「アルバムのライブVer」となっており、天賦の才を持ちながらも若くして
    栄光も人生も何もかもを失う羽目になってしまったシド・バレットへの
    「ごめんなさい」というメンバーの気持ちがひしひしと伝わってきます。
    また第2部からは第1部以上に音質が向上し、ぱっと聴く分ではSBD?と勘違いしてしまう
    程の高音質で楽しむ事ができます。

    そして最後は「The Dark Side Of The Moon」からMoneyが演奏されます。
    普段から安易にヒット曲を演奏しないフロイドとしては珍しく
    「売れ線」の曲を演奏しています。
    恐らくメンバーの予想以上に天文学的ヒットをしてしまったアルバム、
    それもアメリカでシングルヒットした曲なだけに「コンサートでの集客の為に」
    言われたのか定かではありませんがフロイド側が妥協したのが分かります。
    Money以外にも日によっては同じくシングル曲のUs And Themも演奏されています。

    しかし、これが新作アルバムの為のツアーなのに観客が求めるのがシングルヒットした「Money」しか求めないというギャップにロジャー・ウォーターズが苛立ち
    ツアーの最終日である7月6日のカナダ・モントリオール公演で前列で大騒ぎしていた
    観客に激怒してツバを吐き掛けるという行為に及びそれがきっかけとなり

    「演奏している自分たちと観客の間に見えない壁が存在する。
    今は客席とステージの間に本当に壁を作ってしまいたい」


    というコンセプトを元に作られ1979年に発表したフロイドの2大傑作の1つ
    「The Wall」でのツアーを収録した音源を次回のフロイド特集で紹介したいと思います。

    ※次の記事は15日にちょっと前に紹介したパープルの音源を紹介します。

    フロイド特集は18日土曜日にUP予定です。


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