The Last Few Bricks
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

The Last Few Bricks

2015-04-18 10:41
  • 3
さて、今回のフロイド・ブート紹介の3回目は名作「狂気」と対をなす
もう1つの名作「The Wall」のツアーから特別な公演を紹介したいと思います。

Pink Floyd / The Last Few Bricks



購入場所:御茶ノ水

購入金額:5400円

「The Wall Tour」最終公演である1981年6月17日、
ロンドン・アールズコート公演をAUD録音で収録した物です。

本作の収録内容は以下の通り。赤字は動画有り

Disc 1

1. MC: Atmos
2. In The Flesh?
3. The Thin Ice
4. Another Brick In The Wall (part 1)
5. The Happiest Days Of Our Lives
6. Another Brick In The Wall (part 2)
7. Mother
8. Goodbye Blue Sky
9. Empty Spaces
10. What Shall We Do Now?
11. Young Lust
12. One Of My Turns
13. Don’t Leave Me Now
14. Another Brick In The Wall (part 3)
15. The Last Few Bricks
16. Goodbye Cruel World

Disc 2

1. Hey You
2. Is There Anybody Out There?
3. Nobody Home
4. Vera
5. Bring The Boys Back Home
6. Comfortably Numb
7. The Show Must Go On
8. MC: Atmos
9. In The Flesh
10. Run Like Hell
11. Waiting For The Worm
12. Stop
13. The Trial
14. Outside The Wall

主にこのブロマガを見られているであろうHR/HM好きでプログレは興味ない方には
もしかしたら「?」な方もいるかも知れませんので概要を説明すると

この「The Wall Tour」は1980年に出された2枚組のコンセプト・アルバム
「The Wall」を最初から最後まで完全に再現したライブであり、
再現するのは音だけに留まらず、演奏中に実際にステージに壁を作り始め
1枚目の最後の曲で壁が完成し、メンバーは完全に見えなくなります。

Another Brick In The Wall (part 2)


第2部からはメンバーが壁の一部から姿を現して演奏するという形になり

Comfortably Numb


  最後の「The Trial」の終盤に
 一斉に積み上げた壁が崩壊する!


The Trial


前代未聞の音と視覚の同時再現というライブでした。


当然ながら音楽ライブというよりも一種の巨大な「演劇」とも言えるこのツアーは
莫大すぎる製作コストが生じる為にライブは毎回大赤字になり、100公演の予定が
結果的には僅か30公演で終了してしまい、ロジャーはこのツアーを以てバンドを脱退、
結果的に第2期フロイド最後のツアーとなりました。

数少ないライブの内、2月28日の公演をAUDで撮影した貴重な映像

この「The Wall Tour」に関しては2001年に公式から

「Is There Anybody Out There? The Wall Live 1980-1981」というタイトルで
ライブアルバムが出ていますが、タイトルにあるように80~81年のツアーの公演から

・80年8月7~9日のアールズ・コート公演

・81年6月13日~17日(この公演)のアールズ・コート公演

からベスト・テイクをつなぎ合わせた物であり、この17日の公演は
「Goodbye Blue Sky」と「Run Like Hell」の2曲が使用されています。
勿論公式アルバムの元音源としても価値もさる事ながらこの音源は
他の日の公演とは大きな違いが1つだけあります。

そう、この公演は2005年に行われた「LIVE 8」が行われるまで長らくの間、


ロジャー・ウォーターズ在籍時最後のLIVE

として有名な第2期フロイド最後のライブ音源なのです。
そのロジャーはライブ全編に渡って凄いハイテンションであり、
75年以降の「ロジャー独裁時代」の集大成であるこのライブの主役として
時には雄々しく、時には女々しく物語の主人公ピンクを始めとする様々な役を
”演じて”おり、この作品が「ロック・オペラ」と呼ばれるのも納得がいく出来栄えです。

そして当時ロジャーとは修復不可能な亀裂が入っていた3人も実にテンション高めな
状態なのが分かります。ギルモアもギターにヴォーカルと大活躍しますし、
当時バンドから解雇されて「サポート・メンバー」として参加していたはずの
リチャード・ライトすらもどことなく「ノリノリ」なのが分かります。

Run Like Hell


このテンションの高さは、ステージに実際に壁を立ててしまうという
前代未聞の「ロック・オペラ」としてのライブを30公演も重ねた事により
演奏の質をどんどん磨いていった結果生まれた最高の集大成なのか、
はたまた毎回ライブを行う度に巨額の赤字を生み出していたこの
ツアーを終えられるのが嬉しいのかは定かではありません。
恐らくロジャーは前者、ギルモアとメイスンは後者なのでしょう(笑)
(バンドを解雇された為、赤字を背負わずに済むライトの場合は自分を解雇した
ロジャーと顔を合わせずに済む嬉しさといった所でしょうか?)

そして、この音源の特徴としてもう1つ

  AUD系としてはとても音質が優れている

という点です。
流石にかの75年パリ公演には及ばないものの、観客の声援が聞こえつつも
演奏の邪魔にはならないという理想的な音源です。

という事であえて欠点を上げるとすればやはり「ロック・オペラ」ともあって
「映像」で見ることが叶わないもどかしさでしょうか?
もっとも全公演において壁作りの関係上「繋ぎ」の曲が演奏されていない差異以外は
「全部一緒」なので公式で撮影されたという映像(一部が公開されてます)

が出てくれば恐らくそれで「済んでしまう」話ですので欠点というまでもないかも知れません

またこのツアーは上記の通り全部内容が一緒とあってブートの定番も決まっており、
この公演の音源も5種類確認されている等、1つ手に入れてしまうとあまり他の公演まで
手を出す気になれない為か世間一般の高評価に対してブート的にはあまり人気がありません

ですので、もし手に入れられるのであれば初日ゆえのハプニングだらけの2月7日、
そして上記の様に映像がある2月28日、そしてこの最終公演と数が限られてきますが
もしフロイドのこの音源に興味のある方は手に入れられる事をオススメします。

次回は公式作品の紹介をする予定です。
広告
×
こんばんは。
ザ・ウォールのシグマ・セイレーン産のライブ音源は中々のクオリティですよね。
このライブ音源はセイレーン産だ
56ヶ月前
×
ったと思いますが、中々クオリティが高いですね〜。
近年発売されたナッソーコロシアム最終日の壁ツアーブートも素晴らしいので是非是非
56ヶ月前
×
デリケードサウンドオブサンダーさん、コメントありがとうございます。
この手のAUD物としてはなかなか良く録れている音源だと思いますね。
この前出たナッソーについては何かの折にでも手にれようかな~と思ってます。
56ヶ月前
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。