プロレス本読み比べその3 マッチメイカー プロレスはエンターティメントだから面白い
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プロレス本読み比べその3 マッチメイカー プロレスはエンターティメントだから面白い

2015-06-27 08:39
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さてプロレス本第3弾はこの手のプロレス本で今や欠かす事の出来ない存在となった
ミスター高橋の著書を紹介したいと思います。

ミスター高橋 / マッチメイカー プロレスはエンターティメントだから面白い

購入場所:地元のブックオフ

購入金額:756円

元新日本プロレスのレフェリー&マッチメイカーであったミスター高橋が
2002年に出版した「暴露本」第2弾です。

ミスター高橋と言えば2000年に暴露本「流血の魔術」で
プロレスが真剣格闘技ではなくスポーツエンターテイメントだと明かし
一部のプロレス関係者から蛇蝎の如く嫌われるようになった事で有名な人です。

今回の本は前作で書ききれなかった内容を中心に
当時のプロレス界のあり方等も書かれている本となっています。

本書の5章から成り立っており、

1章 世紀のビックマッチを仕掛ける
2章 興行会議
3章 セメントマッチのどこが面白いのか!
4章 増えつづけるプロレス必殺技
5章 チャンピオンベルトの不思議

となっています。
まず1章は「架空の話」と銘打ってこそいますが、内容はかの
新日本プロレスとUWFインターナショナルとの対抗戦に関する
高田延彦との具体的な交渉の裏話となっています。

2章は新日本の興行会議…つまり具体的なマッチメイクやアングルの成立過程を
綴っており、長州の1度目の離脱や出戻り後に起きた前田のハイキック事件、
そして前田とアンドレ・ザ・ジャイアントとのガチンコ試合の裏側について書いています。

3章から5章は表題の内容についての筆者の個人的見解が述べられています。

流石に前作のインパクトが大きかったせいか最初の1章は兎も角、
前作を読んだ方にとってみれば物足りない内容に見えるかと思います。
また前作の続編と銘打っておきながら3~5章は著者の個人的主張や
前作で触れた事も多く、実際に見所は1~2章だけと言えます。

ただ、前作でもプロレス界に大きな衝撃をもたらした著者だけあって
主張している事は至極真当で、

「今のプロレス界は世間の厳しい目から目を背け改革をしようとしない」

「これだけ情報が溢れている上にアメリカ(WWE)がアングルを公表している今、
日本のプロレスだけは真剣格闘技ですなんてお為ごかしは通用しない」

という主張は私も全面的に同意できると思います。

また次の本でも述べますがアメリカのプロレス関係者は「アングル」を認めてる為に、
選手の自伝でも「日本では猪木に○○されるよう頼まれた」、
「馬場に○○というアングルをこういう形でやるように依頼された」
等と日本の団体での裏話を平気で語っており、インターネットが普及してなかった
8~90年代ならいざ知らず2000年を過ぎてこういうケーフェイを守り続け
「プロレスを真剣勝負と思い込んでいる」極小数の昔のファン相手の商売を
していては経営が立ち行かなくなるのは全日本プロレスとそこから分裂した
NOAH、W-1を見ても明らかかと思います。

無論、私は「ハッスル」の様な「ど素人がプロレスの真似をする」何かは凄く嫌いですし
逆に今の新日本プロレスの路線(若い人向けに見せれる激しいプロレス)は好感が持てます。

また勘違いして欲しくないのですが、プロレス=ガチンコを否定する話をすると
「プロレスは脚本があるから本気でやってないし、面白くない」
言う指摘が昔から絶えず争いの争点となりますがこれを分かりやすく言い換えるならば

「TVドラマや映画は脚本があるから本気でやってはないし、面白くない」

と言っている様な物で如何にナンセンスな決めつけであるかお分かり頂けると思います。

プロレスの醍醐味は棚橋選手やミスター高橋が述べるように

「鍛えられた一流のアスリートであるプロレスラーたちが
肉体を削り時には命懸けで見せるスポーツエンターテイメント」


であると思っています。
今現在、日本のプロレス界は新日本プロレスの1人勝ち状態で、
他の団体はやっとこさ黒字か細々と運営している状態です。

どうすればまたお客さんが見に来てくれるかに正解はありませんが
少なくともミスター高橋の言うように「つまらないケーフェイを捨てて
お客さんが安心して見れると共にスポンサーにもきちんと説明できるような
プロレスの新たな仕組み作り」は必要なのではないかと思います。

次回は日本のプロレスファンも知っており、アメリカプロレスを代表する
大スターであったリック・フレアーの自伝を紹介したいと思います。

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MASAさん、お久しぶりです。
私は決してプロレスのマニアではないのですが、子供の頃、佐山タイガーマスクの
大ファンで、金曜の午後8時(!)の新日プロの中継を毎週見ていました。
MASAさんはご存知だと思いますが、「プロレス・スーパースター列伝」という
梶原一騎原作の漫画が当時あって、後に内容がデタラメであった、ということに
ガッカリしたことを今でも忘れられません。
毎回コメントしていた猪木が、実は全く関与していなかったとかetc..
内容を話せばキリがありませんが、まあ、佐山がメキシコ版虎の穴にいたなどという
話を今の子供に信じ込ませようとしたって無理でしょうけどねw
56ヶ月前
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花園カオルさん、コメントありがとうございます。
花園さんの世代ですと「プロレス・スーパースター列伝」
は当時のちびっ子プロレスファンに大きな誤解(笑)と
空想の神話を吹き込んだ作品ですよね~
まあ、「フィクション」としては最高に面白い作品だと思います。
当時は他にも「NWAはアメリカ最大のプロレス組織」、
「NWA世界ヘビー級は世界最高峰」とTVを通じて
かなり刷り込みが凄かった時代でしたね。
そう考えるとNWAを殺したのは他でもない「ビデオの登場」と
「情報伝達の進化」だったとも言えると思います。
56ヶ月前
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