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FINNISH KINGS

2015-07-26 16:53
    さて、久しぶりのブート紹介はずっと前に紹介したボーナスCDRの本音源に当たる
    この作品を紹介したいと思います。

    DIO / FINNISH KINGS


    購入場所:新宿

    購入金額:4800円

    2008年6月8日のフィンランド・ラハティで行われた
    Water & Rock Festival公演をAUD録音で収録した物です。

    本作の収録内容は以下の通り。

    Disc 1
    1. Intro.
    2. Holy Diver
    3. Killing The Dragon
    4. The Eyes
    5. Don't Talk To Strangers
    6. Drums Solo incl. 1812 Overture
    7. Sacred Heart
    8. Rainbow In The Dark
    9. Temple Of The King
    10. Kill The King
    11. Guitar Solo

    Disc 2
    1. Band Jam
    2. Lord Of The Last Day
    3. Rock'N'Roll Children
    4. Man On The Silver Mountain
    5. Catch The Rainbow
    6. Long Live Rock'N'Roll
    7. The Last In Line
    8. We Rock

    DIOをご存知の方なら一瞬、「あれ?DIOって2006年のツアーが最後じゃね?」
    思った方がおられるかもしれません。
    実はHEAVEN & HELLが新作アルバム「The Devil You Know」の収録に入る直前の
    5/27~6/21の僅か3週間ちょっとのオフを利用して「ヨーロッパツアー2008」と銘打った
    10公演のみという
    超短期ツアーが行われていました。

    今まで長年に渡ってロニーはDIOを「専業」という形で活動してきましたが、
    晩年はどうやら「HEAVEN & HELLが本業、合間を縫ってDIO」という
    兼業という形を目指していたらしく、2009年にも同様の趣旨でヨーロッパで
    22公演とやや規模が大きめの短期ツアーを発表していましたが、ロニーのガン発覚と
    死去により実現する事なくこのツアーが「最後のDIOのツアー」となりました。

    さて、この音源は最後から1つ前の9公演目のライブで、完璧な形で残っている
    音源としては紛れもなくDIOの最後の音源と言えます。
    音質としてはここ10年以内のAUD録音とあってかかなりクリアで
    ベースやドラムの音の分離もしっかりして音像も安定しています。
    2007年の最後の来日の際には衰えが顕著に目立ったロニーの声も
    MCや後半になると衰えと疲労が見え隠れしますが前半は往年の
    ロニーそのもので非常にパワフルな歌声が鮮明に収録されています。

    ただ、その反面近くの観客の声もモロに拾ってしまっており、
    しかもそれが歓声ならまだ許せるのですが The Eyesの様な「近年の新曲」の時に
    A「この曲何だっけ?お前、知ってる?」

    B「知らね~wwwwこのギターの音おもしれーなwwww」

    A「う~う~う~う~(ギターのエフェクト音の声マネ)」

    B「ギャハハハハハハハwwwwwwww」

    みたいな会話が繰り返され少しイラっとしますw
    まあ、日本の観客みたいに「知らない新曲だとダンマリ」の方が
    ブートを聞く際には助かりますが演奏側からしてみれば

       「沈黙されるとやりにくくてしょうがない」

    というのが本音ですのでこればかりは文句のつけようがありません。

    断片的&オーディエンス撮影ではある最終公演のHoly Diver Killing~The Dragon


    さて、これのオマケ音源でも少し触れましたがこのツアーを含め
    2005~06年のツアーのセットリストにはある大きな特徴が見られます。

    それは「DIOにおけるRAINBOW回帰&サバス曲払拭です。

    言うまでもなくコージーの事故死でRAINBOW再結成が事実上消滅していたのと
    2005年頃には既にサバス再結成の話が進められていたという事情もありますが、
    その前、所謂90年代の「モダンへヴィネス路線」を放棄した辺りからライブでの
    RAINBOW曲の演奏増加などが見受けられつつありましたがその集大成とも言えるのが
    このツアーでした。
    サバスが活動中という事もあってサバス曲は0という史上初の徹底ぶりで
    その反動を受けてRAINBOW/DIO一色という内容になりました。
    残念ながら2005年に演奏されていたTarot WomanやGates Of Babylonは
    演奏されていませんがそれさえ目を瞑ればドラムソロを含めて16曲中6曲が
    RAINBOW曲というRAINBOWマニア歓喜と言えるセットリストとなりました。

    またDIOの方も定番曲に加えて普段は滅多に演奏されない3rdアルバムから
    Sacred HeartやRock'N'Roll Childrenといった初期の名曲が演奏されたり、
    2000年代の「MAGICA」~「MASTER OF THE MOON」からも1曲ずつチョイスするなど
    モダンへヴィネス時代を除いたDIOのキャリアを総括する様なセットリストになっています。

    上記の様にロニー自身、これが最後のDIOのツアーになるとは思っていなかったのは
    間違いなく、それだけに第1期ロニーサバスの最後のライブにも似た
    「これで終わりという感がない」淡々としたレギュラーライブといえばそれまでです。

    しかし、本人が意図せず最後となった割にはライブの内容がまるで
    「RAINBOW~DIOと続いた様式美メタルの集大成」の様なライブになったのは
    運命の悪戯なのでしょうか?

    特に2度の再結成が実現化したサバスに比べるとRAINBOWは再結成も実現せず
    「ロニーのいるRAINBOWの再結成」を夢見たファンを落胆させたのを
    ロニー本人も意識したのか晩年は「DIOの範囲内で」RAINBOWを懐古する様な
    ライブを行っていました。

    そんな彼が自身のバンドDIOの最後を飾るツアーでこの様なライブを行った事は
    ロニーからRAINBOWに入ってファンになった人達に対する最後の贈り物
    なったのでないかと思います。

    ロニーファンは無論の事、RAINBOWファンやサバスファンも
    正真正銘最後のロニーのライブとなった「Ronnie's Last Gig」や
    第1期DIO最終公演となった「FINAL NIGHT 1990」と共に手に入れるのを
    オススメいたします。

    次のブート紹介は恐らく久しぶりにフロイドになる予定です。

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