THE SABBATH STONES
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THE SABBATH STONES

2015-10-01 23:10
    この前紹介したいと思いますと言いながらすっかり忘れていた
    珍しいサバスのベストアルバムを紹介したいと思います。

    BLACK SABBATH / THE SABBATH STONES


    購入場所:御茶ノ水

    購入金額:630円

    ブラックサバスの数あるベストアルバムの内、
    数少ない「マーティン時代」を中心に収録されたベストアルバムです。
    サバスのベストと言えばオジー時代限定やこのブロマガでも紹介した
    ロニー時代限定ベストを皮切りに概ねオジー~ギラン時代の曲までは
    公式非公式問わず多く出されています。
    しかし、ギラン以降となるとアルバム1枚きりの参加になったグレンや
    アルバムでは正式に歌ってないレイ・ギラン等は無視されがちです。
    それでもUnder Wheels of Confusion 1970-1987」といった
    ヴァーティゴ時代を網羅したベストアルバムには収録されています。
    ところがロニーを凌ぐ5枚のアルバムで歌っているにも関わらず
    全くベストの類に収録されないのがかのトニーマーティンです…
    無論、これにはマーティン時代に所属していたレコード会社の
    IRSが倒産している(あと出しても売れない)事もあり、
    今後もほぼマーティン時代のベストアルバムが出るのは絶望的だと思われます。
    それだけにIRS倒産前に出されたこの作品は大変貴重であると言えます。

    本作の収録内容は以下の通り。

    1. Headless Cross
    2. When Death Calls
    3. Devil & Daughter
    4. The Sabbath Stones
    5. The Battle Of Tyr
    6. Odins Court
    7. Valhalla
    8. TV Crimes
    9. Virtual Death
    10. Evil Eye
    11. Kiss Of Death
    12. Guilty As Hell
    13. Loser Gets It All
    14. Disturbing The Priest
    15. Heart Like A Wheel
    16. The Shining

    まずこのベストに収録されたアルバムですが以下の様になっています。

    Born Again:1曲
    Seventh Star:1曲
    The Eternal Idol:1曲
    Headless Cross:3曲
    Tyr」:4曲
    Dehumanizer:1曲
    Cross Purposes」:2曲
    Forbidden:3曲
    アルバム未収録曲:1曲


    要はオジーと前期ロニー時代を除く全てのアルバムから収録した
    まさに「裏ベスト」とも言うべき内容です。

    選曲をよく見てみると「TYR」が4曲と突出している以外は
    概ね1~3曲とバランスよく収録されています。
    (TYRも5~7を一つの「組曲」としてカウントすれば2曲と考えられます)
    またよくよく収録曲を見聞してみると1~7が所謂「様式美サバス」と言われる
    曲が固まっているのに対して後半からは(最後を除き)「ヘヴィネス」を主体とした
    旧来のサバス路線系統の曲と「動静」を意識した収録順になっているのが
    分かります。

    やはり個人的に凄く嬉しいのはやはり他のベストに全くと言っていいほど
    収録されないマーティン時代の曲が多く収録されている事です。
    (因みに13曲目はForbiddenの日本版限定収録曲です)
    特に1曲目に「The Shining」ではなくライブでもオープニングナンバーだった
    Headless Cross」を持ってきてラストに実際のツアーでも一時期ラストや
    終盤に演奏されていた「The Shining」を持ってくるのはライブを意識した
    様な流れは「(ほぼ)マーティン時代の曲だけでライブしたらこうなるんだな」
    という疑似体験みたいな感覚を味わうことが出来るのもポイントです。

    ぱっと見良い所尽くしに見えるこのベストですが
    「画竜点睛を欠く」ではないですが本の少し残念な所もあります。
    それは

    何故14と15曲目が収録されているのだ!

    という所です。
    一応8曲目にも一見無関係な後期ロニー時代の曲が収録されていますが、
    これに関してはまだ「IRS在籍時」という括りで強引に納得する事はまだ可能です。
    しかし言うまでもなくこの「マーティン時代」とも「IRS在籍時」共に
    無関係なギランとグレンの歌った曲(しかも15曲目に至っては完全に捨て曲)
    が収録されていてアルバムのコンセプトを著しく損なっています。

    邪推ですがレコード会社の人間が恐らく

     「クレジットにロニーもギランもグレンもビルも入れた方が売れるに違いない!」

    と考え売上対策で強引に収録したのではないでしょうか?
    100歩譲ってロニーとギランの曲に関しては代表曲と言わないまでも
    それなりの佳曲なので良いのですがどうせグレンの曲を入れるなら
    「Seventh Star」を収録して欲しかったなと思います。
    (欲を言えばロニーは「I」、ギランは「The Dark~Zero The Hero」が良かったです)
    もしくはマーティン時代に特化してこれら3曲に代わり

    「Cross Of Thorns」
    「Anno Mundi」
    I Witness

    を収録すれば文句なしの「マーティンベスト」になってただけに
    ちと味噌がついてしまうのが何とも言えず残念です。

    とはいえ、2015年現在自殺願望でもない限り再びマーティン時代のベストを
    出すといったレコード会社は現れないだろうだけにマーティン時代のファンに
    非常に貴重な1枚ではないと自負してします。
    (余談ですが私が知る限りもう1枚「The Best of Black Sabbath
    」という名前の
    マーティン時代限定のベストがありますが完全にこれの劣化版状態ですので
    間違っても購入しない事をオススメ致します。)

    次回の公式紹介は恐らく邦楽の予定です。


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