• OSAKA 2017

    2019-06-07 13:29
    お久しぶりです。
    大分更新が滞っていましたが再会したいと思います。
    今回は今まであまり紹介していないアーティストのブートを紹介したいと思います。

    JOURNEY / OSAKA 2017


    購入場所:新宿

    購入金額:2800円

    JOURNEYが2017年に行った日本ツアーの初日の2月1日、大阪城ホール公演をAUD録音で収録したものです。

    今作の収録内容は以下の通り。

    Disc1
    1. Pre-Show
    2. Introduction
    3. Separate Ways
    4. Be Good To Yourself
    5. Only The Young
    6. Stone in Love
    7. Any Way You Want It
    8. Guitar Intro
    9. Lights
    10. Keyboard Solo
    11. Open Arms
    12. Who's Crying Now

    Disc2
    1. Chain Reaction
    2. La Do Da
    3. Drums Solo
    4. Guitar Solo
    5. Wheel In The Sky
    6. Piano & MC Intro.
    7. Faithfully
    8. Don't Stop Believin'
    9. La Raza del Sol
    10. Ask The Lonely
    11. Band Introduction

    因みに「Chain Reaction」を歌っているのはアーネルではなくサポート・キーボードのトラヴィス・ティボドーです。

    この時のJOURNEYの日本公演はツアー最終日の日本武道館公演2日目の「エスケイプ」と「フロンティアーズ」のアルバム完全再現LIVEが注目を集めましたが、この大阪公演は通常のレギュラーライブとして行われました。
    音質面については近年のAUD録音とあってまず普通に聴けるレベルでこれといって特筆する事はありませんが、最近のどの調子がちょっと落ちているピネダもまずまずといった状態で終始安定しています。
    セットリストもヒット曲を始め、完全再現する「エスケイプ」と「フロンティアーズ」からも鉄板曲は演奏される(ディーン脱退後にめっきり演奏回数が減ってしまったMother,Fatherが演奏されなかったのは個人的にちょっと残念ですが)一方で滅多に演奏されない「La Raza Del Sol」がセット入りするなどマニアにとっても中々捻りのきいたセットリストとなっています。

    正直これ1枚で満足できるかといえば疑問符が付きますが一緒に販売されてる武道館公演のとセットで買う事で武道館公演漏れた曲を補完できる意味合いではお勧めできるかと思います。

    …とここまでの記事を書いていたのは実は去年(2018年)でしたが、その間に大きな出来事が2つありました。

    1つは2016年以来オフを挟みつつ2年半渡って長期的な世界ツアーを行ってきたJOURNEY本体が約1年間活動を休止し、その間にニール・ショーンがグレッグ・ローリーとディーン・カストロノヴォの旧メンバーやマーティ・フレデリクセンやクリス・コリンズ、マルコ・メンデューサーといった他のミュージシャンと共に「Neal Schon's Journey Through Time」名義で4公演の短期ツアーを実施した事です。



    この時の日本ツアーの完全再現公演が影響を与えたのかは定かではないですが、
    最近こういった過去の編成やメンバーを集めて「別名義」でツアーをするバンドが増えてきており、ニール・ショーンもそれに乗った形ですが、2015年にあまり歯切れの良くない形でバンドを脱退する事になったディーンとの共演は「別名義」だからこそ出来るだけに非常に嬉しいです。
    また、実現こそしなかったもののニール・ショーンは元メンバーであるスティーブ・ペリーに公演での共演を呼びかけた他に今後もこの名義でのツアーを行いたいと話しており、
    エインズレー・ダンバーなどの他のメンバーとの共演も期待できます。

    2つ目は日本武道館公演が公式ライブアルバムとして発売された事です。

    幾らブートの品質が良くなってきているとはいえ、流石に公式に勝ち目はないので2018年のJOURNEYの来日公演物を聴きたい方にはこのブートを公式の武道館公演とセットで聴くとより楽しめるのではないかと思います。

    10月にはロサンゼルスでの長期滞在公演でツアーを再開するJOURNEYですが、
    来年の2020年にはどんなコンセプトのツアーをするのか非常に楽しみでもあります。
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  • KISS 40

    2018-12-03 01:20
    今回は前回も触れたようにKISSのベストアルバムを再び紹介したいと思います。

    KISS / KISS 40


    購入場所:近所のレンタルビデオ屋

    購入金額:432円

    KISSが結成40年となる2014年に出したベストアルバムです。

    収録内容は以下の通り。赤字は音源あり

    Disc 1
    1.Nothin' to Lose
    2.Let Me Go, Rock 'N' Roll
    3.C'mon and Love Me
    4.Rock and Roll All Nite
    5.God of Thunder (デモ音源)
    6.Beth
    7.Hard Luck Woman
    8.Reputation (Demo)
    9.Christine Sixteen
    10. Shout It Out Loud (Live)
    11. Strutter ‘78
    12. You Matter to Me
    13. Radioactive
    14. New York Groove
    15. Hold Me, Touch Me (Think of Me When We're Apart)
    16. I Was Made for Lovin' You (Single edit)
    17. Shandi
    18. A World Without Heroes
    19. I Love It Loud
    20. Down on Your Knees
    21. Lick It Up
    22. Heaven's on Fire

    Disc 2

    1. Tears Are Falling
    2. Reason to Live
    3. Let's Put the X in Sex
    4. Forever (Remix)
    5. God Gave Rock 'N' Roll to You II
    6. Unholy (Live)
    7. Do You Love Me? (Live Unplugged)
    8. Room Service (Live)
    9. Jungle (Radio edit)
    10. Psycho Circus
    11. Nothing Can Keep Me from You
    12. Detroit Rock City (Live)
    13. Deuce (Live)
    14. Firehouse (Live)
    15. Modern Day Delilah
    16. Cold Gin (Live)
    17. Crazy Crazy Nights (Live)
    18. Hell or Hallelujah
    19. Hell or Hallelujah (Live)

    前回の地獄列伝のあと「Sonic Boom」、「Monster」の2枚のアルバムを出したKISSは 今や毎年恒例となっている「KISS Kruise」を始めたり、40周年記念ツアーでの「ラスベガス常駐公演」を行うなどライブ活動を主軸に置き始め音源関係のリリースは再び消極的になっていました。そんな中結成40周年という節目もあり再びベストアルバムを出すこととなりました。
    「結成40周年だから全部で40曲」と実に彼ららしいといえば彼ららしいコンセプトですが、

    前回が「各アルバム(時代)ごとに1曲」だったのに対して今回はデモ音源からライブ音源、
    未発表音源に1978年の「4人同時ソロアルバム」にベスト限定曲、リミックス曲にラジオエディット曲と

    「40周年なんだからか堅苦しいこと抜きにしてレア音源を収録しちゃえ!」

    という具合にとにかく鉄板曲から物珍しい曲まで「何でもござれ」レベルで収録しているのが特徴です。(因みに日本盤の為、ボーナストラックとして2014年の来日公演のライブ音源が1曲加わり計41曲になっております)

    さて、前回も書きましたがKISSは

     「ベストアルバムでは必ず何か変な事しないと気が済まない病のバンド」

    の為、我々日本人がアーティストのベストアルバムに求めるような

    ・各時代の代表曲を全て網羅

    ・当然音質はベストの為に行われた最新リマスター

    ・シングルズ・コレクションやベスト・セレクション(KISSの場合だとVoが4人いる為、それぞれの代表曲を含む)といったコンセプト

    を望むこと自体「端から諦めた方がいい」という前提があります。
    前回も「これ収録するくらいなら何故これを収録しない?」という曲がありましたが、
    今回もご多分に漏れず

    ・Black Diamond

    ・Love Gun

    ・Calling Dr. Love

    ・Firehouse

    といったライブでは必ずセット入りする曲が漏れている他

    ・よりにもよって40曲目と41曲目が同じ曲という痛恨の選曲ミス

    ・ライブ音源も意図的なのか全部バラバラの公演で統一感がまるでない

    ・Voもポールとジーンの割合は置いとくとして、ピーターは概ね代表曲を網羅しているのに対してエースはソロアルバムの曲僅か1曲のみと明らかにアンバランス

    とざっと挙げただけでこれだけ突っ込みどころ満載の状態です。
    なので今回の場合はあくまで「レア曲・レア音源ベスト」として割り切ると非常に楽しめる音源だらけとも言えます。

    例えばDisc1の5は通常であればライブでの「血吹きパフォーマンス」の後にゆっくり且つおどろおどろしいベースのイントロと共にジーンが吠えるようなVoを担当する曲としてファンでは周知の曲ですが今回は2012年にリリースした「Destroyer」のデラックス・エディションに収録されたデモ曲Verを収録しています。
    このデモ曲VerのVoはポールであり、曲のスピードも途轍もなく早く女性のコーラスは入るはと我々が知っている「God of Thunder」とは完全に別曲状態だったりします。



    これを聴く限り「Destroyer」におけるボブ・エズリンの貢献の偉大さが如実に分かりますw

    また2014年にリリースされた「Love Gun」のデラックス・エディションに収録されたReputationという曲はジーンのVoですがピアノが入っていたり、曲調も非常に明るく
    「Love Gun」自体エディー・クレイマーをプロデュサーに迎えてピアノを大胆に取り入れた作風とはいえかなり「ジーンらしくない」曲でもあります。
    (ボツになったのはこの曲の次に収録されている同じ系統の曲で完成度がより高いChristine Sixteenが出来た為かと思われますが続けて収録しているのもその裏付けでしょうか?)


    これら以外にもポールが「黒歴史扱い」している「Music From "The Elder"」からも1曲収録されたり、ノーメイク時代、現行メンバーでのライブテイクなどの楽曲なども多く収録されているなどかなりマニア向けに攻めた内容となっています。

    現在KISSが「最後のツアー」として明言し発表されている「The End Of Road Tour」の2019年の予定では日本は含まれておらず、非常に気にはなりますが「Monster Tour」の時もツアー終盤での来日であったので3年といわれているツアーのいずれかには来日すると思われます。

    そしてKISSのメンバー全員が「新作アルバムは作らない(だって儲からないから)」と明言し、結成45周年となる今年にはとうとうベストアルバムを出すことすらしなくなるなど今後もリリース関連には消極的になっている為、今後もこういった企画ものが出る可能性は極めて低くなっています。
    ですのでKISSアーミーにとっては(内容的には色々あるものの)手に入れておくべき品だと思います。
    また、途中にも書きましたがピーターの代表曲は概ね収録されている事からピーター好きの方にとっては今までのベストアルバムと比べると比較的購入するハードルは低いのでお勧めかと思います。

    次回は再びブートの紹介をしたいと思います。




  • 地獄列伝

    2018-11-25 23:21
    皆さん、お待たせしました。何とか新しいPCの移行に伴うあれこれも無事終わり再開したいと思います。
    後、私事に近いので恐縮なのですが実は家の近くのレンタルビデオ屋が少し前に閉店になり
    在庫を破格の安値で売るセールを行っていました。
    その中に「これまで欲しいな~と思ってはいたが価格面などで諦めていたアルバム」が山ほど出ていたのでこれから順番にですがそれらの紹介もしていきたいと思っています。
    まず1枚目はつい先日「最後の世界ツアーを行う」と宣言したKISSの音源です。

    KISS / 地獄列伝


    購入場所:家近くのレンタルビデオ屋

    購入金額:380円

    KISSが2008年に「日本限定」で発売したアルバムです。

    収録内容は以下の通り。赤字は音源あり

    1. Deuce
    2. Detroit Rock City
    3. Shout tT Out Loud
    4. Hotter Than Hell
    5. Calling Dr. Love
    6. Love Gun
    7. I Was Made for Lovin' You
    8. Heaven's on Fire
    9. Lick It Up
    10. I Love It Loud
    11. Forever
    12. Christine Sixteen
    13. Do You Love Me?
    14. Black Diamond
    15. Rock and Roll All Nite

    前のブロマガでも紹介したこの時の最新作「Psycho Circus」がポール曰く

    「レコーディングにかかった時間よりも(エース、ピーターの)弁護士と話した時間のほうが多かったよ。彼ら(弁護士)にレコーディングに参加してもらえればよかったのにな!」

    自伝で述べるほど苦渋に満ちた結果に終わった事を受けて当時KISS(特にポール)は新作アルバムについて非常に消極的な態度を示すようになっていました。

    Deuce


    そんな中、結成35周年という節目の年に加えて当時日本の漫画で映画化された「デトロイト・メタル・シティ」(元ネタは当然KISSのあの曲です)にジーンが「役者」として出演しており、そのタイアップ(?)なのか突如としてリリースが発表された経緯があります。
    (ライナーノーツにはヨハネ・クラウザーⅡ世が執筆している辺りもタイアップを匂わせています)

    正直ポールがよくこのリリースに同意したのか不明ですが彼の自伝にはこのアルバムのことが1文字も触れられていない事から見てもこのアルバムが「ジーン主導」で作られた可能性が高いです。

    I Was Made for Lovin' You


    さて、肝心の収録内容ですがよくよく見ると当時のツアーでも滅多に演奏していない曲(8、11)が収録されていたり逆にツアーでは鉄板曲である曲(God of Thunder、Cold Gin)などが収録されていないなど一見コンセプトが不明な感じを受けますが、解説でも言及してるように
    収録曲をアルバム毎に整理してみると(数字は曲の収録順)

    ・「KISS」(1974)…1、14

    ・「Hotter Than Hell」(1974)…4

    ・「Dressed to Kill」(1975)…15

    ・「Destroyer」(1976)…2、3、13

    ・「Rock and Roll Over」(1976)…5

    ・「Love Gun」(1977)…6、12

    ・「Dynasty」(1979)…7

    ・「Unmasked」(1980)「Music From "The Elder"」(1981)…収録曲なし

    ・「Creatures Of The Night」(1982)…10

    ・「Lick It Up」(1983)…9

    ・「Animalize」(1984)…8

    ・「Asylum」(1985)「Crazy Nights」(1987)…収録曲なし

    ・「Hot In The Shade」(1989)…11

    ・「Revenge」(1985)「Carnival Of Souls」(1987)「Psycho Circus」(1998)…収録曲なし

    と全アルバムの内、(例外はあれど)基本的に満遍なく1曲づつ選曲しているのが伺えます。
    それを踏まえるとこのアルバムのコンセプトは

    「KISS初心者の為に選んだオールタイムベストをそのまま収録するのも無粋なので現メンバーでリ・レコーディングしてみた」

    というのが一番正解に近いのではないかと思います。
    個人的には4はGoin' Blindと、12はShock Me、13はGod Of Thunder or Bethにしといた方がよりベストじゃない?とは思いましたが(特にトミー・セイヤーのVo曲はこれまでの彼の貢献を考えれば入れてあげても良かった気がします)、コンセプトが端から「KISSをよく知らない方向け」なので初心者の方は兎も角、長年KISSのファンを続けていて新アルバムを待ち望んでいた人から見れば私でなくともありとあらゆる点で文句が出るのも致し方ないといえば致し方ないです。

    ですがよくよく考えてみるとKISSはオリジナルメンバー時代の全盛期の頃から

    ・わざわざ曲を新たにレコーディングし直したり、変なアレンジをする


    ・ベストなのに何故か新曲を収録し、オマケにPVまで撮影する


    ・ある曲に至ってはVoを当時在籍していたメンバーに差し替える


    といった数々の「奇行」をベストアルバムの度にするバンドでした。
    それを考えればこの「現行メンバーでの再録」も「35周年だしいっそのこと再録でもするか?」ぐらいのノリで決めた今までの数々の奇行の一つなのかもしれません。
    また、ちょっと穿った見方をすれば2018年現在加齢による衰えと喉の手術をしたせいか高音部分を歌うことが出来ずにエリック・シンガーに代わりに歌ってもらっている状態である7をポールのVoで聴くことが出来る事や今後KISS KRUISEやプレミアチケットを購入した人向けのアコースティックライブぐらいでしか演奏されないであろう「Forever」や「Heaven's on Fire」といったレア曲を「バンド形式」で聴けるという意味では貴重でもあります。

    Forever


    Heaven's on Fire

    因みに、現在のこの「地獄列伝」の収録曲はこのアルバムの翌年にようやくリリースした新作アルバムの「Sonic Boom」のスペシャル・エディションVerに全部収録されているという状態です。(そのせいでソニック・ブームはとうとう日本盤が出ずじまいでした…)

    ですので書いといて何ですが、

    もし「Sonic Boom」を単体Verで持っていて且つこれを聴きたいという方以外は上記の「Sonic Boom」のスペシャル・エディションVerを購入された方が経済的にも宜しいのではないかと思います。

    次回もKISSで今度は「結成40周年」の時に出したベストアルバムを紹介したいと思います。