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Kiev 1996

2016-07-18 23:47
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さて、今回は以前紹介したDEEP PURPLEのオマケDVDを紹介したいと思います。

DEEP PURPLE / Kiev 1996



購入場所:新宿

購入金額:0円(オマケDVD-R)

1996年9月15日ウクライナ、キエフのセントラル・リパブリック・スタジアム公演を
プロショットで撮影したオマケDVDRです。
この映像自体は以前から有名な物であり、目新しさはありません。
この会場は1923年に作られた歴史ある会場であり、
サッカーの試合でよく使用される屋外型で最大収容人数は10万人(!)のスタジアムです。
(因みにこの会場で初めて行った音楽ライブという記念すべきライブでもあります。)
この時は2階、3階スタンドは開放していないものの少なく見ても
3万人ぐらいは観客がいるというかなりの大規模のライブです。

本作の収録内容は以下の通り。
赤字は映像あり。

1. Intro
2. Fireball
3. Ted The Mechanic
4. Pictures Of Home
5. Black Night
6. Cascades: I'm Not Your Lover
7
. Guitar Solo
8. Woman From Tokyo
9. Smoke On The Water
10. Keyboard Solo
11. Speed King
12. Perfect Strangers
13. Highway Star

札幌公演と比較して頂くと分かりますが、

・7と8の間にあるSometimes I Feel Like Screaming

・10と11の間にあるWhen a Blind Man Cries

11と12の間にあるLazy

・14と16の間にあるHey Cisco

の計4曲がカットされてしまっている不完全収録となっています。

因みに日本公演のおよそ1ヶ月前のライブで北海道と同じくウクライナは
当時パープルが初めて公演を行うでもありました。
それだけに公演を待ち望んでいた観客は多くそれが上記の様に3万人は
優にいるという事に
繋がっています。



それだけに多くの熱狂的な観衆バンドをプロショットで撮影するという
素晴らしい熱狂的なライブになっている…

かと思いきや、何か変なライブになっているのです…

まず、1つ目にこれだけ多くの観客がいながら殆ど観客の声を拾ってないのです…。
典型的なSBD音源ならではの特徴ですが、音源だけならまだしも流石に映像となると
話は別で何処か寂しげに聞こえてしまいます。
しかもこれはプロショット撮影…いくらでも程よく観客の声援を
MIXする機材くらいあるだろう?と思いたくなります。



2つ目はステージ機材の微妙さです。
今でこそコンサート収録に欠かせない空中カメラを用いるなど
ハイテクさがある一方で

まるでキャバレーの様にステージの天井だけを照明で照らす

ステージの背景一面に地元の広告がズラッと並んでいる
(イアン・ペイスの後ろに大きく「BANK」とか「WEST」とかの文字が大きく映る状態…)

と、何処か「これ90年代のライブ?」を感じる状態となっています。



3つ目の上記のカットされた曲の部分の編集がである事です。
止むなく曲をカットするというのはよくある事ですが、
その曲間の間の繋ぎが普通は観客を映すシーンMCのシーンなど用いて
自然に次の曲に繋がる様にしたりするのですが、この映像の場合は
いきなり場面がばっさり変わります(音も当然そのままです)
素人目から見ても「あっ、ここでカットしたな」と分かる不自然なレベルですので
気持ちよく聞いていた人からすれば不快感を感じる位の雑な編集となっています。

以上の点から優れた映像ながらも評価としては「?」となってしまっています。
しかし、よくよく考えてみれば1990年代の東欧と言えば冷戦が崩壊したとは言え、
西側諸国との経済水準はまだまだ比較にならないほどの格差が生じていました。
ウクライナ側としては「当時最新鋭」の設備だとしても、西側諸国に比べると
如何し難い格差が生じているという事、また機材だけの問題ではなく、

「声援をマイク収録してミックスする」という撮影の常識



「繋ぎの編集は不自然にならない様にする」という編集の常識

という知識そのものが「何それ、美味しいの?」状態であった可能性も否定できません。
こればかりは「90年代の東欧」という事情を考慮すれば仕方ない側面もあります。



まあ、この様に突っ込み所を挙げてしまえばキリがない映像ですが、
声援が収録されていない事によりメンバーの細かい演奏をほぼ生で聴く事が
出来るという点では非常に優れています。
そして映像に関して言えば会場にいる大勢のファンの熱気は凄まじい物があります。
1988年にソ連で行われたモスクワ・ミュージック・ピース・フェスティバル然り、
1991年の同じくロシアで行われたモンスターズ・オブ・ロックのライブもそうですが
「ロックに飢えている若者」の熱狂ぶりには例え声援が拾われていなくても
その貪欲なまでの姿を見るだけで圧倒されるものがありますw
また、よくよく映像を見るとリッチー在籍時は上手=リッチー、下手=ロジャーと
ほぼ固定されていたメンバーの位置が、映像を見るとモーズもロジャーも所狭しと
ステージを縦横無尽に駆け回る姿が見受けられ、音源だけでは分からない
新メンバー加入によるステージの変化を垣間見る事ができます。
(特にオリジナルメンバーであるロードモーズの絡みは凄く面白いです)


もし映像に不満がある方であれば、音だけ落として「擬似SBD音源」として楽しむ
という選択肢もありますし、96年の彼らのライブを映像として楽しみたいという方に
とっては、非常に価値のある逸品であると言えると思います。

この様に色々欠点があるが故にオマケ扱いとなっていますが、
パープル好きとしては決して集めて損をする様な映像ではないと思います。

次回はパープル系列の音源を紹介したいと思います。
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ライブ映像で歓声がないとか寂しすぎる。
エンジニアによっては、歓声をしぼる人もいるけど、それでも皆無はね。。。
42ヶ月前
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でゅら〜さん、コメントありがとうございます。
観客の声がない方が好ましいSometimes I Feel Like Screamingが
よりによってカットされていますからね…。
皆無という事はないですがマイクに僅かに拾われている声だけではやはり寂しいですね。
42ヶ月前
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