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地獄列伝

2018-11-25 23:21
    皆さん、お待たせしました。何とか新しいPCの移行に伴うあれこれも無事終わり再開したいと思います。
    後、私事に近いので恐縮なのですが実は家の近くのレンタルビデオ屋が少し前に閉店になり
    在庫を破格の安値で売るセールを行っていました。
    その中に「これまで欲しいな~と思ってはいたが価格面などで諦めていたアルバム」が山ほど出ていたのでこれから順番にですがそれらの紹介もしていきたいと思っています。
    まず1枚目はつい先日「最後の世界ツアーを行う」と宣言したKISSの音源です。

    KISS / 地獄列伝


    購入場所:家近くのレンタルビデオ屋

    購入金額:380円

    KISSが2008年に「日本限定」で発売したアルバムです。

    収録内容は以下の通り。赤字は音源あり

    1. Deuce
    2. Detroit Rock City
    3. Shout tT Out Loud
    4. Hotter Than Hell
    5. Calling Dr. Love
    6. Love Gun
    7. I Was Made for Lovin' You
    8. Heaven's on Fire
    9. Lick It Up
    10. I Love It Loud
    11. Forever
    12. Christine Sixteen
    13. Do You Love Me?
    14. Black Diamond
    15. Rock and Roll All Nite

    前のブロマガでも紹介したこの時の最新作「Psycho Circus」がポール曰く

    「レコーディングにかかった時間よりも(エース、ピーターの)弁護士と話した時間のほうが多かったよ。彼ら(弁護士)にレコーディングに参加してもらえればよかったのにな!」

    自伝で述べるほど苦渋に満ちた結果に終わった事を受けて当時KISS(特にポール)は新作アルバムについて非常に消極的な態度を示すようになっていました。

    Deuce


    そんな中、結成35周年という節目の年に加えて当時日本の漫画で映画化された「デトロイト・メタル・シティ」(元ネタは当然KISSのあの曲です)にジーンが「役者」として出演しており、そのタイアップ(?)なのか突如としてリリースが発表された経緯があります。
    (ライナーノーツにはヨハネ・クラウザーⅡ世が執筆している辺りもタイアップを匂わせています)

    正直ポールがよくこのリリースに同意したのか不明ですが彼の自伝にはこのアルバムのことが1文字も触れられていない事から見てもこのアルバムが「ジーン主導」で作られた可能性が高いです。

    I Was Made for Lovin' You


    さて、肝心の収録内容ですがよくよく見ると当時のツアーでも滅多に演奏していない曲(8、11)が収録されていたり逆にツアーでは鉄板曲である曲(God of Thunder、Cold Gin)などが収録されていないなど一見コンセプトが不明な感じを受けますが、解説でも言及してるように
    収録曲をアルバム毎に整理してみると(数字は曲の収録順)

    ・「KISS」(1974)…1、14

    ・「Hotter Than Hell」(1974)…4

    ・「Dressed to Kill」(1975)…15

    ・「Destroyer」(1976)…2、3、13

    ・「Rock and Roll Over」(1976)…5

    ・「Love Gun」(1977)…6、12

    ・「Dynasty」(1979)…7

    ・「Unmasked」(1980)「Music From "The Elder"」(1981)…収録曲なし

    ・「Creatures Of The Night」(1982)…10

    ・「Lick It Up」(1983)…9

    ・「Animalize」(1984)…8

    ・「Asylum」(1985)「Crazy Nights」(1987)…収録曲なし

    ・「Hot In The Shade」(1989)…11

    ・「Revenge」(1985)「Carnival Of Souls」(1987)「Psycho Circus」(1998)…収録曲なし

    と全アルバムの内、(例外はあれど)基本的に満遍なく1曲づつ選曲しているのが伺えます。
    それを踏まえるとこのアルバムのコンセプトは

    「KISS初心者の為に選んだオールタイムベストをそのまま収録するのも無粋なので現メンバーでリ・レコーディングしてみた」

    というのが一番正解に近いのではないかと思います。
    個人的には4はGoin' Blindと、12はShock Me、13はGod Of Thunder or Bethにしといた方がよりベストじゃない?とは思いましたが(特にトミー・セイヤーのVo曲はこれまでの彼の貢献を考えれば入れてあげても良かった気がします)、コンセプトが端から「KISSをよく知らない方向け」なので初心者の方は兎も角、長年KISSのファンを続けていて新アルバムを待ち望んでいた人から見れば私でなくともありとあらゆる点で文句が出るのも致し方ないといえば致し方ないです。

    ですがよくよく考えてみるとKISSはオリジナルメンバー時代の全盛期の頃から

    ・わざわざ曲を新たにレコーディングし直したり、変なアレンジをする


    ・ベストなのに何故か新曲を収録し、オマケにPVまで撮影する


    ・ある曲に至ってはVoを当時在籍していたメンバーに差し替える


    といった数々の「奇行」をベストアルバムの度にするバンドでした。
    それを考えればこの「現行メンバーでの再録」も「35周年だしいっそのこと再録でもするか?」ぐらいのノリで決めた今までの数々の奇行の一つなのかもしれません。
    また、ちょっと穿った見方をすれば2018年現在加齢による衰えと喉の手術をしたせいか高音部分を歌うことが出来ずにエリック・シンガーに代わりに歌ってもらっている状態である7をポールのVoで聴くことが出来る事や今後KISS KRUISEやプレミアチケットを購入した人向けのアコースティックライブぐらいでしか演奏されないであろう「Forever」や「Heaven's on Fire」といったレア曲を「バンド形式」で聴けるという意味では貴重でもあります。

    Forever


    Heaven's on Fire

    因みに、現在のこの「地獄列伝」の収録曲はこのアルバムの翌年にようやくリリースした新作アルバムの「Sonic Boom」のスペシャル・エディションVerに全部収録されているという状態です。(そのせいでソニック・ブームはとうとう日本盤が出ずじまいでした…)

    ですので書いといて何ですが、

    もし「Sonic Boom」を単体Verで持っていて且つこれを聴きたいという方以外は上記の「Sonic Boom」のスペシャル・エディションVerを購入された方が経済的にも宜しいのではないかと思います。

    次回もKISSで今度は「結成40周年」の時に出したベストアルバムを紹介したいと思います。
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