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  • 2017年度冬期 ボイスロイド動画の再生数調査報告書

    2018-05-25 22:21
    はじめまして、たかしさんと申します。
    ニコニコ動画におけるボイロ動画の再生数など、製作側から見たボイロ界を考察していきます。
    前回の記事から名前が変わっていますが同一人物でございますよ。

    今回も前回同様の調査を行っていこうと思います。
    事実関係のみを述べた文章が多く、前回と比べて調査書的な要素が強くなっています。
    それでは長い記事ですが、興味のある方は是非ご一読下さい。

    ※再生数を扱うシビアな視点からの記事となっております。客観的なご閲読、ご判断に自信のない方は、ブラウザバックを推奨します。

    ■目次
    ・調査内容
    ・調査結果


    -詳細-
    ①VOICEROID全体
    ②VOICEROID劇場
    ③VOICEROID実況プレイ
    ④ゲーム別 VOICEROID実況プレイ
    ⑤その他活発なジャンル

    ジャンル別の再生数指標
    ⑦その他媒体におけるボイスロイド
    ⑧追記用
    ⑨おわりに

    ■調査内容
    ・ニコニコ超検索を用いて、2018年5月25日に集計
    ・2017年と2016年の12月~3月に投稿された動画を第一次対象
    ・タグ内における各再生数でフィルタを掛けた動画数とその割合
    前回調査の2017年6月~9月に投稿された動画の追跡調査

    ・投稿ジャンルによる優位性
    ・他

    前回が5ヶ月前ー2ヶ月前の動画を対象にしていたので、今回もそれに則った集計対象としています。


    ■調査結果
    ・投稿数は着実に増加している。
    ・再生数水準は微減している。(=視聴者の減少・分散、Vtuberの登場?
    ・ボイスロイド界全体では盛り上がりを見せている。
    VOICEROIDキッチンすげえ。


    ①VOICEROID全体



    ●●表の見方●●
    この表は、キーワード「VOICEROID」で集計した情報です。
    例えば、左上図の赤い行の「84」という数字は、対象期間に投稿された動画の内、現時点で10万再生(いわゆる殿堂入り)を達成している動画の数です。全体割合の「0.43%」というのは、全投稿(19,576)の0.43%が殿堂入りしているということです。

    ◎考察
     投稿数の昨年比は160%と大幅に上昇していますが、前回調査では191%だったため、半昨年からの投稿数の伸び幅は30ポイントほど下降しています。1万再生以上の動画数も昨年より減少当然、古い動画のほうが再生数面では有利です。しかしながら、前回調査の数字と比べても、全体的に再生数(全体割合)が伸び悩んでいる結果になりました。
     ちなみに、投稿数の半昨年比は118.79%となっています。

     半年前は、4ヶ月間に111本の殿堂入り動画が投稿されましたが、今回調査では84本に留まっています。原因としては、視聴者数の減少や視聴者の分散が考えられます。ボイロ界全体としては半年前より勢いがあると体感していますので、動画以外のジャンルで消費をするユーザの増加・Youtubeへの移行・ボイロ内でのジャンルの細分化などが引き金になっているのではないでしょうか。また、Vtuberなどの隆盛が、ボイロ視聴者を持っていった可能性もあります。

    次項からはタグ別の再生数指標をみていきましょう。

    ②VOICEROID劇場



     上記はタグ「VOICEROID劇場」の再生数を示した表です。右下表は、劇場のカテゴリに設定されやすいエンタメカテの同表です。

    ◎考察
     投稿数の昨年比は325%と、半年前の600%超えには劣りますが、非常に高い数値です。全体割合の水準も高めで、全体の10%が1万再生を突破していることから根強い需要があることが伺えます。エンタメタグと比較すると顕著にそれが現れていますね。しかし、視聴者の母数は多くないようで、殿堂入り以上の動画は相変わらず数本に留まっています。

     殿堂入り以上の動画になると、エンタメタグの動画(右下表)に全体割合を追い抜かれているのが印象的です。この155本の殿堂入り動画の内、実に99本がバーチャルYouTuber系の動画となっています。前項で述べた、「Vtuberに需要を食われている」という説はあながち間違っていなさそうです。(Vtuberの勢いばじぱねえ。そりゃ(禁則事項です。)してでも参入するわ)

     また、投稿数の半昨年比は116%と落ち着いた数字。このペースだと"1500動画/4月"あたりに投稿数は収束すると思われます。ボイロ投稿者の母数は向こう数年で減少傾向になる可能性がありますね。


    ③VOICEROID実況プレイ


     上記はタグ「VOICEROID実行プレイ」の再生数を示した表です。右下表は、半年前の対象動画の追跡調査です。

    ◎考察
     投稿数の昨年比は154%と5割増し半昨年比は119%で、VOICEROID劇場よりも高い数値となりました。全体割合は、1万再生までの群では、劇場よりも小さな数字ですが、3万再生以上の群においては、それを上回ります。視聴者の母数は、やはり実況系の動画に最も多いようです。

     半昨年との比較(全体割合)では、VOICEROID劇場タグ同様に下降傾向にあります。殿堂入り動画27本減の71本に留まっており、同再生数帯の全体割合は2・9ポイント減の0.45%でした。

     追跡調査では、新たに26本の動画が殿堂入りを果たしていることが分かりました。動画削除による、投稿数の減少はありますが、全ての再生数群で多くの動画が1つ上のクラスへ上がっており、古い動画でも一定の伸びを期待できると考えられます。

    ④ゲーム別 VOICEROID実況プレイ


     VOICEROID実況プレイの内、殿堂入り動画を排出しており、かつ500以上の動画投稿が確認できるゲームに絞って同様の集計をしました。

    ◎考察
     これらの4つのゲームの計投稿数は全体の12.85%にあたります。いずれもコンスタントに投稿されているゲームである反面、視聴数には乖離があるようです。

     「PUBG」および「Dead by Daylight」はボイロ実況全体と比較しても高い数値を示しており、安定した再生数が見込める結果となっています。他方、「Minecraft」と「Splatoon2」は全体と比べ低い再生数となっており、供給に対し需要が低いことが伺えます。サンプル数から考えても、両者の動画群のクオリティに大きな差はないと予想されますので素材ゲームによって再生数は目に見えて変わることが分かります。

     もし、あなたの動画が思ったよりも伸びないときは、そのジャンル自体が伸びないジャンルである可能性があります。その時は、ジャンルを乗り換えるか、あなたがそのジャンルのパイオニアになるよう努力する他ありません。

    ⑤その他活発なジャンル



     実況・劇場以外である程度の投稿数があるジャンルの動画の再生数指標。

    ◎考察
     いずれも高い数値ですが、VOICEROIDキッチンの全体割合は驚異的です。92%以上の動画が2000再生を獲得しており、殿堂入りの動画も2本排出していました。供給に対し需要が非常に大きいと推測できます。

    ⑥ジャンル別の再生数指標


    ◎考察
     VOICEROID動画の内、8割を超える動画がボイロ実況に属する動画となっています。指標は適当に考えた関数で変換したもののため、あくまで参考に。

    ⑦その他媒体におけるボイスロイド



     Google Trendsにおける「Voiceroid」の推移。
     着実に注目度は上がっている。




     Pixivにおけるイラストの年間投稿数の推移。
     2017年度は2016年度よりも2500作品多い5700作品が投稿されている。


     TwitterやYoutubeは長期間の件数解析が不可能なため、惜しくも掲載ができない。

    ⑧追記用


    ⑨おわりに
     ボイロ動画が全体的に伸び悩み、ヒット動画も減少しているという若干ネガティブな結果となりました。視聴者に対して投稿者の増加が著しい故の結果であると思いますから、そんなに悲観する気もありませんが、これはこれで事実と受け止めるべきでしょう。Pixivなどは以前にも増して作品が増えていると思いますし、全体としては盛り上がっているのだと思います。
     再生数比較云々という、身内でもなかなか話題にし辛い話題でしたが、なにかの参考になれば幸いです。


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  • 再生数から見るnicoボイロ界の現状-中小投稿者と新規導入意向者向け-

    2017-11-18 05:041
    はじめまして。マゼルナ鬼犬と申します。
    私は最近になって、ボイロ関連の動画を投稿するようになったのですが、その中でニコニコにおけるボイロ関連動画の事情が気になりました。
    軽く検索をかけましたが他に先行する情報もなかったので、メモ代わりにブロマガへ上げておきます。

    ■目次
    ・調査内容
    ・VOICEROID全体
    ・VOICEROID劇場
    ・VOICEROID実況プレイ
    ・ゆっくり実況プレイ
    ・なのになぜ…伸びない?
    ・おわりに

    ■調査内容
    ・ニコニコ超検索を用いて、2017年11月17日に集計
    ・2017年と2016年の6月~9月に投稿された動画を対象
    ・タグ内における各再生数でフィルタを掛けた動画数とその割合

    6月~9月が対象なのは単に夏休み期間だというだけです。
    また、あくまでニコニコ内での話で、YouTubeとなると大きく話が変わってきます。

    ■VOICEROID全体

    ●●表の見方●●
    この表は、キーワード「VOICEROID」で集計した情報です。
    例えば、赤い行の「111」という数字は、対象期間に投稿された動画の内、11月17日時点で10万再生(いわゆる殿堂入り)を達成している動画の数です。全体割合の「0.7%」というのは、全投稿(16,480)の0.7%が殿堂入りしているということです。
    昨対は、動画数の対昨年比という意味で、殿堂入り動画の数は現時点で昨年の64.9%であることを示します。ただし、再生数はリピートを含め徐々に増えていく(超重要ものであり、再生数0(要は全体の投稿件数)の動画数以外ではあくまで参考程度の数字です。


    VOICEROID動画の多くが、実況プレイ動画であり、その数字の傾向はこの表とたいした違いはないので、この項目では表の見方だけに留めておきます。

    ■VOICEROID劇場


    続いてタグ「VOICEROID劇場」の集計表です。
    圧倒的な昨対ですね。
    昨年時点では、VOICEROID劇場のタグが浸透していなかった(同名大百科の掲示板参照)ことを考えても投稿数6倍は凄い
    そして、再生数5000を上回る動画でも、全視聴者の21%(昨年に至っては37%)が見てくれているという事実。再生数500以上になると83%の動画が達成できています。
    それだけ劇場に対する需要がある、ということがわかります。
    これらの数字がどれだけすごいかというと、右の表を参照していただければわかると思います。
    タグ「エンターテイメント」では過半数の動画が500再生を達成できていません。5000再生を超えれば上位10%です。VOICEROID劇場であれば5桁再生です。
    ボカロタグはもっと酷い。下火下火と言われていますが、7割が500再生以下となっています

    ところで下の表を見てみましょう。

    これは10年前、2007年4月から2008年いっぱいの「VOCALOID」タグの集計です。
    この時期はニコニコ動画内でボカロが非常に盛り上がっていた時期でもあり、現在のボイロ界隈と重なるところもありますが……
    数字上(割合)も似通っています。流石に投稿数と上位陣はボカロが圧倒しますが。

    今は、ボイロ関連の投稿者も視聴者も増えている伸び盛りの時期です。
    数年後には現在のボカロのようになっている可能性もあります。
    ボイロ動画? いつ作るの? いまでしょ!(もはや化石ネタ)

    ■VOICEROID実況プレイ


    次は、「VOICEROID実況プレイ」です。
    やはり数は断然多いですね。投稿数も昨対2倍を超えています。超順調。
    特に、昨年の集計とボカロタグを比べると、劇場以上に似た傾向になっています。
    現在は、ボイロ実況というだけで見てくれている人がかなりの数いるのですね。
    右下の表は「実況プレイ動画」のうちゆっくり実況プレイVOICEROID実況プレイマイナス検索したもの。つまり生声実況。
    当たればでかいですが、底も深い(表に500が乗ってないのは記録ミス)。

    ここで見てほしいのは、昨年表の下部「2016/11月 2」これは2016年の11月17日時点(つまり昨年の現時点)で30万再生を到達していた動画の数ですそれが2本。
    そして今年の現時点での30万再生タイトルは10本。
    大幅に伸びています。
    5倍です。
    もちろん、対象動画が少ないですし、集計期間が三半期だけなので、時期によるものもあるかもしれません。
    しかし、それだけボイロ動画を見る人の数は増えているということでしょう。

    余談ですが、昨年の30万再生タイトルにはあのパンジャンドラムの実況のpart1~3が含まれています。


    この動画、今では考えられませんが、part1投稿(8月21日)から1ヶ月後の再生数は5000強でした。
    そこから口コミで伸びに伸び、その2ヶ月後には5万再生。現在ではボイロ実況最大手の一角です。
    動画自体のコンテンツ力があれば、こういうチャンスもある、と。
    私の動画もいずれ()


    ■ゆっくり実況プレイ


    最後は「ゆっくり実況プレイ」。
    簡潔に述べますが、投稿数はかなり減少しています
    昨年はあった30万再生の動画も7→0となっています。仮に20万再生の動画がすべて30万再生になったとしても去年同条件の半分以下。

    ゆっくりが主題ではないので、ゆっくり実況プレイの動画が減っているだけであれば取り上げていません。
    私が注目したのは、というくくりで見た全体の数字です。
    今年の対象期間の「ボイロ」+「ゆっくり」の動画数29696
    昨年の対象期間の「ボイロ」+「ゆっくり」の動画数28606
    あれ? ほぼ同じ?
    30万到達の動画も、「10本」と2+7=「9本」と同水準。
    偶然の可能性もありますが、にしては出来すぎているような。
    少なくともニコニコ内では、合成音声実況の需要も投稿者数も大きく変わっていないのではないでしょうか。少し上向いている分は「ボイロなら見る」という新規層。

    そして以下は「YouTube」に2016/11/17~2017/11/17に投稿された各キーワードの動画数。


    ゆっくり実況が圧倒的数ですね。その数23万。
    ※つべの検索はガバガバなため有効な数字は10万もないと思われます。
    とはいっても、YouTubeにはゆっくり実況がかなりの数投稿されているのも事実です。

    ある程度ニコニコ動画で力を付けたら外部メディアに行くというのはもう流れなのでしょう。
    人気を付けたら卒業してタレント、女優に移行するAKB48的な感じかな(多分違う)。

    ■なのに…なぜ伸びない?
    上記の集計と同条件で調査すると、「VOICEROID実況プレイ」で「100再生未満」の動画数は112ありました。
    私自身は大ヒットさせたコンテンツがあるわけでもなんでもないピコ手投稿者ですが、再生数が100いかない場合の対策は容易だと思っています。
    5桁再生ほしいとか6桁いきたいとかは知りません。
    むしろ教えてください。なんでもしまむら!

    ニコニコで動画が伸びないと言われている要因
    ・サムネが悪い
    ・タイトルが平凡
    ・取り上げる内容が供給過多。

    先の112個の動画のサムネで、キャラ立ち絵が見づらいあるいはそもそも写っていない、動画は100ありました。
    フォロー数が少ない段階で、サムネを適当な切り抜きにするのは自殺行為です。
    ここで、同期間に投稿し10万再生を突破したpart1の動画を見てみましょう。



    ※PUBGを除外したのは、「PUBG+ボイロ」というだけで「全期間で再生500以上の動画が99%超えべえジャンルだからです。逆に埋もれやすくもありますが。無双関連はすべてpart2以降でした。

    どれも、サムネ・タイトルに食指をそそられますね
    10個中8個は別途サムネ用の画像を作成しています。
    1位の「【ボイロ実況】Dクラスきりたんが生き延びる故-01【SCP-CB】」は切り抜きですが、立ち絵サイズが動画中で変化し、サムネは大きい時のものです。考えてやっているのだとしたら凄い。
    8位「【SPORE】息抜きに進化を見よう‐クリーチャー編‐【VOICEROID実況】」は完全に投稿者の地力です。これが伸びてるから自分もサムネは~という行為は爆死に繋がります。
    ※当然ですが、サムネタイトルは必要条件みたいなもので、あとは動画自体がちゃんと面白いかどうかです。

    ●工夫
    ・サムネでキャラの表情を見せる。(ホラーなら驚き、エロなら照れ等)
    ・タイトルは興味を引きやすいもの(特にマイナーゲーの場合『ゲームタイトル【VOICEROID実況】』だと誰もクリックしない)

    あとは風に身を任せましょう。

    ■おわりに
    最後まで読んで頂きありがとうございます。
    あくまでメモ的なものなので色々ガバガバですが、ご容赦下さい。
    VOICEROIDファンとしてこの盛り上がりができるだけ続くよう応援したいですね。

    引用するだけでは悪いので、上で取り上げた動画たちを紹介して終わりにしたいと思います。
    ※どれも大手さんで全員へのコンタクトが取りづらいと判断したため特に掲載許可を頂いておりません。ご配慮いただければと思います。問題のある使い方はしていないと思いますが、削除依頼があれば迅速に対応いたしますので、コメントかTwitterまでご連絡お願いします。