【文庫版】魔人探偵 脳噛ネウロ【最終巻発売】
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【文庫版】魔人探偵 脳噛ネウロ【最終巻発売】

2013-06-18 23:47


    連載当時は絵柄が好みではなかったので、流し読みをしている程度でした。笑いを取るところがツボにはまっていたので、その部分だけをおっかけていた感じです。それが意識して読むようになったのは、この文庫版の11巻当たりからですね。「こんな台詞、舞台なんか自分じゃ思いつかない」と連載当時は、TRPGのネタを仕込んでいる時によく思ったものですが、今読み返すとその辺りの台詞、描写が胸を貫くような感動を覚えさせます。文庫版の発売を知ったのは5、6巻が同時発売をされた時です。後半部分は覚えていたのですが、前半がうる覚えになっていたので、通勤時間の暇つぶしもかねて、読み返す事にしました。魔人であるネウロと、食いしん坊という設定の女子高生探偵桂木弥子は、それだけでもキャラがたっていました。話がすすむにつれて、それに負けない味方、敵キャラクターが出てきます。そういった中でもネウロは、マイペースにかつ、変わっていき、弥子は笑いを見せながらも、ネウロ以上の成長を見せていきます。話作りの端くれの意見で恐縮ですが――話が、続けば続くほど、いいキャラクターが作りやすいと思います。あとから出てくる登場人物や設定が、主人公を食ってしまう時が出てしまうので、主人公の性格を変えたり、特別な力をつけさせたりなどの付け焼刃をしてしまう時が自分にはありました。この作品で松井先生は、弥子に笑いを含めたプラス(表現が不適当かもしれません。申し訳ございません)の変化、人の死や不幸を含めたマイナスの変化(このタイミングが、本当に絶妙でした)をここぞ!という所に入れていきます。作品とはじめ、半ば、終わりでの弥子のとくに後記した変化は、まさにキャラクターが成長している、それを実感させてくれます。弥子の成長もさる事ながら、これだけの変化をし続けてきた作中でも、最終話に、初回と同じ台詞をネウロ言わせても違和感が覚えないところが、この作品でのキャラクターの強さを覚えさせてくれました。週刊連載で初期のキャラクターをここまで描けかられた事は本当にすごいと思います。

    通して読んでいただければ思い入れが出るであろう笹塚刑事など、作品の中身にどんどん触れたいところですが、文庫版も完結したところですし、この記事を読んでくれた方に手にとって欲しいので、内容に関してはこれ以上書かないでおきます。個人的にですが、文庫の11、12巻に出てくる台詞、描写は背中に電撃が走るようです。当時の自分では、ここまでの感動は覚えませんでした。自分の好みもありますが、シリアスと笑える所を絶妙に挿入してくる松井先生の作品の創り方には本当に学ぶところが大きいです。こういった感情をまだできるみたいなので、自分も腐らないようにしていきたいかな



    松井先生は、週刊少年ジャンプの方で


    『暗殺教室』の方を好評連載中です。自分も毎週読んでいます。『魔人探偵 脳噛ネウロ』と共に手にとっていただければ幸いです。松井先生の作品は、これからも応援していきたいです!

    それでは、失礼いたします。
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