ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

東方WITH A MISSION~狼達が幻想入り~ MISSION19 もこたんとでっけ―ね
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

東方WITH A MISSION~狼達が幻想入り~ MISSION19 もこたんとでっけ―ね

2016-06-24 02:47
  • 1

 少し落ち着いたのか、泣き喚いていた少年Cはぐずる程度にまで落ち着いてきた。その光景を見てか、周囲にいた3人の少年たちも、次々とその場にへたり込んだ。

A「ダメかと思った―」
D「あ、足が、足の震えが止まらねえ……」
F「も、漏らすかと思った……」
D「大と小どっち?」
F「……中」
A「さらっと汚い話するなよ……」
(中ッテ何ダニク……)

 安心しきってか、冗談を言い合っているうちに、先ほど里の方に助けを求めに行った少年Bと、少年Eが戻ってきた。その後ろには2人の人影があった。

B「A! 慧音先生と妹紅さん連れてきたぞ!」
E「Cは無事か! そしてお前らも無事か!」
「こんな距離じゃわからんだろう! まだ影しか見えてないぞ!」
「とにかく急ぎましょう、慧音! 手遅れになるかもしれないし」

 三者三様に急ぐ四人、次第に子供たちの影がハッキリと見えてきた。輪郭や肌の色も見えるぐらいの距離になった時、二つほどの異形の姿が見えた。一つは泡を吹いて倒れていた。その体の所々には、攻撃を受けたであろう怪我が見えた。見た目からしても、おそらくそいつが少年Cを襲った妖怪だろう。もう一つは、ぐずついている少年Cを撫でて、慰めていた。少年Cも離れたくないとばかりに抱きついていた。その異形は体は人その物だが、頭は狼だった。成人男性にしては少々小柄な体躯に、ぽっかりと口をあけている容姿は、何処か愛嬌があった。その狼頭の異形が少年を救ったとみて間違いなさそうだ。
 慧音と妹紅はその狼に近づいて、確認をとった。

「そこの狼頭、お前がCを助けてくれた者で間違いないか?」

 リブが慧音の方向を向いて一つ頷く。慧音はホッと一息つくと、ではもう一つと言わんばかりに、次の質問を投げかけた。

「では、そこに倒れている妖怪を倒したのもお前か?」

 この答にもリブは一つ頷く。

「此処まで完膚無きにまでするとは……、すさまじい力だな。まあ、なにはともあれ子供たちを救ってくれてありがとう。礼がしたい。私の家まで来てくれるか?」
(家? 食ベ物ガ食エルニク! 勿論行クニ決マッテイルニク!)

 リブは食い物が手に入ると思ったのか、元気よく頷いた。ここのところ、まともに胃袋を満たしていない。それもあってか、少年Cを勢いよく抱き上げて肩車した。

C「うわわ! びっくりした!」
(サア、早クオ家ニ行クニク! 打チ上ゲダニク!)
「まった」

 早く飯にありつきたいリブを制止させて、妹紅が泡を吹いて倒れている妖怪を指差した。

「あいつはどうするの? 見たところ、まだ息があるみたいだけど」
「む、そうだな、どうしたものか……」
(コイツマダ生キテルニクカ、丈夫ニクネエ、ブン投ゲテヤルニク)

 おもむろに少年を下ろしたリブは、気絶している妖怪に向かって歩いて行くと、つかみ上げてそのまま勢いよく、人里とは反対の方向に投げ飛ばした。あっという間に森の彼方へ飛んでいく妖怪。その光景を目にした少年たちはもとより、妹紅と慧音も唖然とした。

(コレデ大丈夫ニク)
「お、鬼みたいな力だ……」
「慧音、コイツ、人里に入れて本当に大丈夫か? ちょっと不安になってきたぞ」
「だ、大丈夫だろう、子供たちもなついているみたいだし」
「た、確かに……」

 慧音の言う通り。子供たちは、最初こそ唖然としていたが、すぐに目の色を変えて、リブの周りをキャッキャとはしゃぎながら回っていた。

B「すげー! かっこいい!」
D「うおおおーーーー!!」
C「もんげええええ!!」
A「うっひょーー!」
(コンナモン、戦車投ゲ飛バス事ニ比ベタラ、楽勝ニク)

 エッヘンと胸を張るリブの周りを、子供たちがはしゃぐ。そんな光景を目にし、妹紅の不安も露と消えた。

「まあ、いいか、よーし、お前らさっさと帰るぞー、腹減っただろー? 親たちも心配してるぞ」

 妹紅の一声に元気よく答える子供たち。そのまま子供たちは競うように走り始めた。慧音と妹紅はリブと相対すると、それぞれ、感謝の言葉を投げかけた。

「ありがとうな、狼頭。あんたのおかげで子供たちが無事ですんだよ」
「私からも、ありがとう、感謝してもしきれないよ、えーと、名を何と言うんだ?」
(名前ハ、ドウシヨウカニク、取リ合エズ地面ニデモ書クニク)

 おもむろにリブが地面に指をなぞって字を書き始めた。そしてその文字と自身を交互に指差した。

「そうか、スペア・リブと言うのか、改めて、ありがとう、スペア・リブ」
「あー、慧音? リブでも良いんじゃないか? ちょっと長くて呼びづらい気がするんだが」
「む、それもそうか、では、リブでいいか?」
(ソレデイイニク)

 それでいいと、リブがサムズアップをする。行動の一つ一つに、愛嬌のあるリブの行動に、二人は微笑み、人里に向かって、二人と一匹は歩を進めた。

(ソレニシテモ、コノ慧音ッテ言ウ人ハデカイニク、ジョニーガ合ッタラ絶対興奮スルニク、後、ジョニー程ジャナイケド、タナパイモニクネ)

 などとリブが思っているとは露知らず、妹紅と慧音は並んで歩いていた。


to be NEXT MISSION!!

広告
×
慧音先生でっけーね、何がとは言わないが……。もこたんもINしたお。
もこたんかわかわ。

以下勝手に近況報告
派遣ですが次の就職先が決まりました。すぐにでも来てと言われました。週4勤務で水、土、日が休みの職場です。来月末からでも来てほしいと言われました。ばいばい前の職場。
それはそうと、青森から就職で神奈川に来たウp主ですが、共通の趣味で出来た友達が、歌手活動をしたいとのことで、現在ボーカルスクールに通っているそうです。もしライブの日にちとかが決まったら、此処で勝手に場所やら何やら告知したいと思います。(友達了承済み)
なんかキャラ設定とか造って歌手やりたいとか言ってやがりますが、もし彼のライブを見に言ってくれる人がいたら、温かい目で見てやってください。
60ヶ月前
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。