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いさささん のコメント

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No.2
43ヶ月前
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トーキョータナカが幻想入りしてから早数日、旧都は今日もにぎわっていた。そんなにぎわいを見せる中、スケボーに乗り、地霊殿へと颯爽と街中をかけて行くタナ輩の姿があった。 (マサカ地霊殿ニスケボーガアルトハ思ワナカッタナ)  地霊殿の敷地内に偶々置いてあったスケートボード。さとりに聞いてみたところ、どうやらこいしが無意識で持ってきていたらしく、使いたいのなら好きにしていいそうだ。 (使ワナイワケニワイカナイヨナ、チョットダケボロイケドマダマダ乗レルシ)  そんなこんなで何事も無く地霊殿に到着したタナ輩、時刻はちょうど昼食時。今日はお燐がご飯を作るらしい。お燐の料理は燻製に香辛料をふんだんに使ったものが多く、少々塩辛い。食事時にはカボチャや芋類の甘口スープが欲しくなる。 (昨日ノ飯ハ美味カッタナア)  昨日のご飯はお空が作っていた。まるで老舗の定食屋の料理でも食べているかのような、そんな満足感が口と胃を朝昼晩満たし続けていた。お空曰くなんとなく作っているそうだが、そんなことを言われてしまえば、プロの料理人は皆嫉妬するだろう。 「あら、お帰りなさいタナカさん、もうお昼は出来ていますよ」  地霊殿の玄関を開け、エントランスに入ると、そこにはエプロン姿のさとりの姿があった。ん? あれ? 待って? なんでさとりさんがエプロンしてるの? 思考の追いつかないタナ輩に、さとりが簡単に説明をした。 「お燐の仕事が少し立て込んでるみたいですので、代わりに私が作っておきましたよ」 (Oh,my God.) 「え!? なんで!?」  困惑するさとり、落胆するタナ輩。タナ輩が落胆するのも無理はない。さとりの料理はとにかく味付けが濃いのだ。揚げ物をつくれば胃がもたれるほど油が多く、みそ汁をつくれば舌に激痛が走るほど塩辛く、ケーキをつくれば吐き気を催すほどに甘ったるくなる。その腕前はかの星熊勇義でさえ1週間トイレに籠らせるほどである。後ほど勇義は「ニ度と食わん」としかめっ面で言い放ったらしい。  そんなゲテモノであるにもかかわらず、等のつくった本人は何食わぬ顔で完食し、その後も体に影響が無かったそうだ。  因みに妹のこいしは1月程、永遠亭と呼ばれる場所で入院したそうだ。恐るべし古明地さとり。  しかし、和気あいあいとした寸劇は突如として終わりを迎える。轟音とともに地霊殿全体が激しく揺れたかと思うと、今度は聞いたことも無い雄たけびが響き渡り、雄たけびが鳴りやむと同時にお燐が必死の形相で地霊殿に駆け込む。 「た、たた、たたたたた鯛、た、大変です! さとり様!!」 「何があったの!?」 「地下牢のお、奥の方からなんかあの、アレです、あの、あれとんでもなくデッカイ、お、鬼みたいな、鬼じゃないみたいな、とにかくとんでもなくあのあれが、あ、あの……」 「落ち着いて!」 「は、はい……」  一喝するさとり。落ち着こうと深呼吸するお燐。 「で? 何の騒ぎなの?」 「はい、あ、あのですね、地下牢の奥から囚人名簿に乗っていない、謎の妖怪が飛び出しまして、旧都の方へと飛び出してしまいまして、現在お空が迎撃中です」 「謎の妖怪?」 「はい、以前さとり様に見せていただいた名簿には載っていませんでしたので……」 「……映姫さんに聞いてみるわ、勇義さん達にこのことは?」 「はい、既に妖精が伝えに行っております」 「分かったわ。じゃあお燐も今すぐその妖怪の所に向かいなさい、お空のカバーをして頂戴」 「分かりました!」  さとりの指示を聞いて即行動に移すお燐。地霊殿は再びタナ輩とさとりだけになった。 「ごめんなさい、タナカさん。いきなりわけのわからないことに巻き込んでしまって」 (気ニスルナ、ソレヨリソノ妖怪トヤラハ、街ノ方ニ向カッタンダヨナ?) 「え? ええ……、そうですけど」 (ヨシ、俺モ行コウ) 「!? いえ、タナカさんを危険にさらすわけにはいきませんよ!」 (大丈夫ダ、コレデモ死地ヲ数エ切レナイホド乗リ越エテキタ) 「……嘘ではないようですね……」  任せろと言わんばかりにサムズアップするタナ輩。それを見たさとりは、小さくため息を取ると頭を下げてタナ輩に言い放った。 「恥を忍んでお願いします。お空とお燐と一緒に件の妖怪を止めてください」 (マカセロ)  さとりの方にポンと手を置くタナ輩。さとりがタナ輩の顔を見上げると、今度はさとりの頭に2、3回手をポンと置いた。 「は、速く行ってくださいよ……」  さとりの顔が少し赤くなっていた。頭をポンポンされるとは思ってなかったのだろう。そのまま地霊殿を後にするタナ輩。普段仕事をする部屋へと向かうさとり。 「あ、お燐が泡食っていた時に能力使えばよかった、まあいいや」  地霊殿の門前にきたタナ輩、街の方では土煙と火柱が立っている場所が確認できた。 (アノ辺リカ……)  確認すると、その場からお空と謎の妖怪が戦っているところに向かって、何度かジャンプして向かった。  地霊殿内、さとりは執務室内にて電話をかけていた。ろうそくの様な形の電話機の先は地獄の閻魔、四季映姫ヤマザナドゥにつながっていた。 『あ、もしもし? 私地霊殿の古明地さとりですが』 『あ、どうも四季映姫です、どうしました?』 『えっとですね、地霊殿の地下牢あるじゃないですか』 『ああ、ありますね、それがどうしました?』 『実は、そこの奥から名簿に載っていない囚人が脱走したらしくて、そちらの方でも調べていただけないかと』 『……同じ名簿ですよね? こちらにあるのと』 『はい、この一つしかないので間違いはないですね……』 『うーん、こちらも地霊殿の囚人名簿は一つしかないので漏れは無いはずですが』 『そうですか……』 『こちらでも全部の名簿と照らし合わせて調べておきますので、鬼達と協力して拘束して置いてください』 『はい、そちらの方は既に対応してます』 『そうですか、分かりました。では、確認が取れ次第そちらに向かいますので』 『わかりました。お忙しい中申し訳ありません、お手数おかけしてしまいまして』 『いえいえ、これも仕事ですから、気にしないでください』 『はい、ありがとうございます』 『はい、でわまた』 『はい、失礼します』  電話を切るさとり。もう一度くまなく名簿に目を通すが、やはりそれらしいものは無い。  一方の地獄の映姫の方でも。地霊殿の名簿に目を通すが、同じくそれらしいものは無かった。   「小町、チョットいいかしら?」 「何でしょう?」 「この名簿に漏れが無いか手伝ってほしいのだけど」 「あいあいさー」  映姫の執務室で偶々くつろいでいた小町に手伝いを頼む。 「なんの話だったんです?」 「地霊殿の地下牢で脱獄。今は鬼達と一緒に捕縛中」 「へえ、大丈夫なんですか?」 「それよりも今はこっち。名簿の漏れを確認して」 「はいはい、……んん? 四季様、この地霊殿の名簿、なんで一番最後の名簿が消されてるんですか?」 「え? 消されてる? そんなはずは……本当だ。よく気づいたわね小町」 「かなーり薄くなってますけど、確かに消された後だったんで、あれ? ってなったんですよ」 「さすが私の自慢の部下ね、さぼりが無ければ」 「そりゃないっすよぉ」 「でも、だとしたら、なぜ消されているのかしら、向こうの名簿に名前が無いとしたら、此方の原本の名前が消された後に複写されたことになるわね」 「そっすねえ、じゃあ、どっかの名簿に名前のってたりするんですかねえ」 「ありえるわね、妖しいのはこの”囚人護送名簿”ぐらいね」 「もう見たんですか、数え切れないだけの名前があるのに……」 「中身は全部覚えてるし、消えているかどうかの痕跡を見つけるのは、一度見れば何とかなるから、ちょっと難しいけどね」 「映姫様すげえ、じゃあもう今から出発するんですか?」 「そう言うことになるわね、頼むわよ小町」 「おまっかせくだしゃあ」 「そういうのいいから」 「Sir,Yes,Sir!」  執務室を出る時、もう一度卓上の囚人護送名簿に視線を送る。 (もし、もし間違いが無ければ、地底で暴れている妖怪は……、だとしたら勇義さん”だけ”では、少々分が悪いかもしれないわね) 「四季様? 速く行きますよ?」 「ええ、今行くわ」  卓上の囚人護送名簿の最後のページ、その欄外には、赤字で記されていた。  ――要注意指定妖怪「牛鬼」護送警備隊壊滅のため”一時”中断灼熱地獄跡にて仮封印―― 「少し急がないと」 to be NEXT MISSION!!
東方×聖飢魔Ⅱはあるのに狼が無いだと?

じゃあ作っちゃえ!

そんな感じで書いて行きます。

駄文&誤字脱字は大親友さ!