ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

東方WITH A MISSION~狼達が幻想入り~ MISSION5 トーキョー・タナカが幻想入り
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

東方WITH A MISSION~狼達が幻想入り~ MISSION5 トーキョー・タナカが幻想入り

2015-08-14 13:36
  • 1

 辺りは薄暗く、足元は少しごつごつとしていた。どうやら何処かの洞窟のようだ。風の流れとにおいは、奥の方から来ていた。おそらく洞窟の奥に集落か何かがあるのだろう。立ち往生してもらちが明かないので、取り合えずにおいのする方向に進むことにした。
 しばらく進んで行くと、今まで感じていたにおいとは別のものが流れてきた。気配は一切無い。においのもとが近づいてきた。まだ気配は感じない。不思議に思い、なんとなく手を伸ばす。

「痛っ!」

 何かに当たったようだ。ふと下に目をやると、少女が一人で鼻を押さえてしゃがんでいた。偶然とはいえ、少女の顔を殴る形となってしまったようだ。歌以外で発声をしたことが無いため、身振り手振りで謝罪の気持ちを表す。どうやら謝罪の意は通じたようだ。良かった。

「しゃべれないの?」

 素直にうなずいた。

「それじゃあ、お姉ちゃんの所に連れて行ってあげるね!」

 そう言い放つと、いきなり手をつなぎ洞窟の奥へと引っ張って行った。どうやら此処の住人の様だ。なにはともあれ、現地の住民と接触できたのは非常に助かる。少々気になるのは、少女の胸元に、閉じたままの瞳が浮いていることだったが、自身の容姿を鑑みて、気にしないことにした。

「あたし古明地こいし、よろしくね!」

 少女の名は「こいし」と言うようだ、覚えておこう。しかし、名乗ってもらったのに自分が名乗らないのは失礼にあたるだろう。そう思い名乗ろうとするが、声は出ないので、仕方なく地面に自分の名前をなぞる。

「トーキョー、タナカ……、トーキョー・タナカっていうのね! よろしくね! タナカ!」

 お互いに自己紹介は出来たようだ、名前のみだが……。まあ、いいだろう。そうこうしているうちに、前方に橋が見えてきた。橋の上には、誰もいない、特に不思議に思うようなところは無かったが、こいしは違和感を感じたようだ。

「あれ? パルスィがいない。勇義と飲んでるのかな? 何時もなら此処で妬ましいって連呼してるのに」

 どうやら普段はヒステリック?な人がこの橋に常駐しているようだ。あまり会いたいとは思えない、と言うよりも会いたくない。率直にそう思った。
 そのまま歩みを進めると、まるで時代劇にでも出てきそうな、木造の家屋が並ぶ街に出た。洞窟内に人が住んでいるだけでも驚きだったが、集落を築くほどの規模の空間があることに驚いた。その町のさらに奥の方には、一際大きな館がうっすらと見えた。そこだけは洋館の造りをしていた。

「此処は旧都っていうの! それで一番奥に見えるのがあたしのお家だよ。あそこにお姉ちゃんと住んでるの、他にもペットが沢山いるんだ!」

 目指す場所はどうやらずいぶんと目立つ場所の様だ。そしてこいしは奥の洋館に住んでいるらしい、おそらくお嬢様なのだろう。右も左もわからない場所で、見ず知らずの自分に此処まで親切にしてくれているのだ。そのこいしの「お姉ちゃん」と呼ばれる人物も、おそらくは優しいのだろう。そう思い、こいしと共に旧都の奥へと歩みを進めた。

to be NEXT MISSION!!

広告
×
うはwww
MISSION1の閲覧数100超えたwww
こんなに見てくれるとは思わなかったからのれ嬉しいwww
こんな駄文に付き合って下さりありがとうございます!
そしてこれからもよろしくお願いします!
71ヶ月前
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。