• メカPが2019年の自作をガッツリ振り返る

    2020-02-12 21:42
    昨年版:メカPが2018年の自作をざっくり振り返る
    今年は長いです。

    KAKU-tail THE@TER/【人力】ロコキッス


    (本編)

    (単品)

    9年ぶりのカクテル参加。「きれいなメカP」名義は場外乱闘というか盤外戦術というか。名義ネタがやりたくて参加したまである。狙いどおりざわついてもらっておいしかった。
    シアター組の動画をこれまであまり作ってなかったのでロコを引けたのは幸い。(他の人力Pが軒並みASを引いてたのが驚きで、みんな素材の少ないシアター組で人力する覚悟をした上で申し込んでたと思うので、ASを引いてちょっとずっこけていたと思う。)
    ロボキッスの選曲はロボとロコの連想ゲームから。ネタに走っても良かったけど、ロコの歌い方とこの選曲なら真面目に作っても楽しいものになるだろうと思い、真面目スタイルに。
    制作エピソードとしては最初は特徴の再現の仕方が掴めず苦労した。ワンフレーズ作ってみたところ何故かやよいっぽい歌い方にζ*'ヮ')ζ。そこで改めてロコのオリジナル音源を聴き直し、「ここがロコっぽい!」って音に印を付けて要所要所で素材に使っていくようにしたら上手く特徴を出すことが出来た。こういう試行錯誤が上手くハマると楽しい。
    出来としては我ながら100点付けられるくらいロコロコしたものが出来たと思ってるし、曲とロコの歌い方の相性も良くてロコの魅力がいっぱい表現できたと思う。
    カクテル公開後のエゴサでもロコPの方々に喜んでもらえてるのを見られて嬉しかった。その中でも絵師のさおめろPさんがかなり熱い感想を書いていただいていたので、この方に単品のサムネを描いていただきたい!と思って勇気をお願いしたところありがたいことにご快諾いただく。結果思案顔がとてつもなくキュートなロコを描き下ろしていただいた。家宝にして墓まで持っていきます。
    この動画をきっかけに原作のロコやロコの二次創作に触れることが増え、気付いたらミリオンの中でも一番好きくらいにロコにハマってしまった。カクテルでロコを引けた運命に感謝しかない。人力するのも楽しい子なので機会があればまたしたい。次はジェリポで作るのもいいなと思っている。
    唯一の反省点はロコ動画なのに芸術点が低いというか映像面が貧弱だったこと。力不足のままではロコに申し訳ないので今後ロコ動画を作るなら映像も頑張りたい。

    楽園「めぐる…めぐる…」



    自分が好きなスタイルの「コメントのツッコミで完成する動画」を確信的に作りにいった作品。ただコメントが左端に到達しないほどの弾幕は予想外で、最近滅多にお目にかかれない懐かしさすらある光景が自分の動画で見られるのは素直に嬉しかった。
    あんまり意識して作った訳じゃないけど構成も良かった。冒頭の真面目パートは構想時点では無かったけどアドリブで付けてみたら緩急付けがバッチリだった。もっと言うとこのタイトルでネタを期待して動画開いたのに真面目パートが始まる時点で既に緩急がついてる。そこからの関ちゃんの「めぐる……めぐる……」とオチの「助けて灯織」は既存ミームの借用なので面白さを確信してたけど「私のことを助けてください」もブリッジとしていい仕事してたと思う。
    ちなみに途中の灯織が青シルエットなのは、灯織本人を出してしまうとオチの「お前誰だよ」が微妙に成立せずオチが弱くなってしまうんじゃないか……という配慮から。

    虹になったりならなかったりしろ


    「虹になれ」という力強い命令形で色んなアイマス曲にハラスメントしていく動画。構想段階で絶対面白いという確信があった。ただ制作は思うようにはいかず、「空になりたい」「虹になれ」がシンプルにして完成されすぎていて他が越えられないというジレンマが有ったり、直球と変化球の配分で悩んだりして、制作段階ではウケる自信を完全に失っていた。
    オチは虹になる系の曲だと決めてたのでとりあえず最後まで作ってみてからボツにするかどうか考えることに。結果「^^」でシメるオチが目新しくて妙にジワジワ来たので投稿してみた結果、全編通して意外にウケてホッとした次第。
    日を改めて見てみると序盤〜中盤の緩急が良くて、低空飛行だけどパターン作りをしてる765ASがタメになって、その後の変化球の畳み掛けを引き立たせてる。そして中盤の畳み掛けがあるから終盤の幸の焦らしも間伸びしすぎない……という良い感じの構成になっていて、畳み掛けだけで全編構成する除夜m@s系とは違う味が出ていた。構成はまた髪小早川に近いが、パターン作りパートをでハードルを下げて後半畳み掛けて緩急を付けるという笑い飯漫才のようなペース配分を覚えたのは収穫だった。意図しない偶然の産物なので、今後はこういう構成も使いこなしていきたいところ。ただ「言うこと聞いてくれない?」のキレが中締めとして効いてる側面も有ると思うので、まだまだ探究が必要と感じる。
    タイトルは動画の内容と関係ないけどフレーズとして使いやすいのが良かった。

    櫻木・桜庭



    余談ながら印象深いエピソードとして、前作で櫻木真乃を桜木真乃と誤字していたのでこっちで誤字せずに済んだ。怪我の功名。
    櫻木桜庭でオブラディオブラダはすんなり思いついたけど、あかりんご&堀、斉藤洋子&ライラさんなどピッタリハマるネタを見つけていくのはパズルを解いていくような楽しさがあった。考えてみればサッカー選手とか駅名とかで替え歌するシリーズは既にあるので、アイドル名で歌うシリーズも出てきてもいいんじゃないかと思う。象ちゃんですPのエビFryers!!にも部分的に有ったけど動画1本でもいける気がする。
    ちなみにこれがMAD100作品目だったんだけど、12年間思うがままに好きなことやってきたこれまでのスタンスのど真ん中みたいな作品なので100作目にふさわしいと思っている。

    学校のホワイうわさ 真乃子さんがきた!!



    ホワホワホワホワがやりたくて作った。作ったけどネタのポテンシャルに動画が追いついてない感がありちょっと苦い思いのある動画。構成の練り込みやネタの畳み掛けも足りないし、音MAD的な勢いでの盛り上げもあまりない。
    この頃は偶然真乃のサムネが連続してたのでなるべく真乃で動画作ろうっていう無駄なこだわりがあり。そのせいで普段ではボツにするレベルのネタでも投稿しちゃってた面があると思う。クオリティ以外のこだわりでクオリティが疎かになる、よろしくないムーブだったかと。ただ虹になったりならなかったりも真乃サムネで作りたいこだわりが最後の一押しになって投稿を決心したので、一概に悪いとは言えないけど、今後しばらくはこういう縛りはいいかな、という感想。
    トンカラトン霧子は割とおきにいり。シャニマスのゲームで霧子とかアルストロメリアがトントン言ってるシーンが割とあるので、それを見るたびにトンカラトンを思い出す。

    甘奈・抱擁・はぁん♥



    真乃子さんがちょっと不完全燃焼だったので真乃子さん投稿したその日に作ってその日に上げた。真乃サムネ縛りを断ち切る意図も多分あったと思う。
    ネタとしてのキレ味は櫻木桜庭に正直劣るんだけど、つなぎで作ったあははーあははーにゃははーが思いのほか面白かったのでトータルでは満足。

    燃えよ真乃ゴン



    当初は真乃コミュの「ほわっ」を全部ケンシロウの「ホワタァ」にするネタだった。出落ちとしては結構面白かったんだけど、ツカミを超えるオチが思いつかなかったのでボツに。じゃあ逆にするか、ということでホワタァが入った曲に「ほわっ」を被せたら自分好みになったので投稿。
    このネタに関してはウケるウケないがあまり気にならず、自分が面白いと思えるネタをそのまま出すという肩の力を抜いた気持ちで投稿できたのが良かった。
    余談だけど「じゃあ逆にするか」で作ったネタで一番思い出深いのは除夜m@sの1作目で。当初はHere we go!のサビ前の「go!」を108回やるネタとして作っていたがいまいちだったので逆に曲に鐘の音を合わせたのだった。


    【人力】5 Luxury「花ざかりWeekend✿+」



    珍しく真面目な人力ボカロ。これまで真面目な人力はμ'sのマスピのみでアイマスでは作ってなかったんだけど、1月にロコキッスを作ってモチベーションが上がっていたので他にも作ろうということでゴールデンウィークを使って制作。
    花ざかりのCDに劇中劇のドラマパートが付いていて、そこでは4 luxuryの4人がルームシェアしてる設定なんだけど、莉緒はルームシェアしてないにもかかわらず常に4人と行動を共にしていて、完全に「5人合わせて4 luxury」状態だった。これで莉緒が花ざかり歌ってないのは寂しいなーと元々思っていたのでこういう動画になった。
    ワンコーラス全部作るんじゃなくパートの一部だし楽だろうと余裕こいていたら予想外に大変で、歌織風花このみ麗花という歌唱力最強お姉さんズの間に人力ボカロを挟むとアラが目立つ目立つ、しかも莉緒も歌ウマお姉さん筆頭なので妥協は許されず、聞けるレベルにするまでに何度も微調整を繰り返した。でも結果いいものが出来たかと思う。
    反響は思った以上に貰えて、最近の人力にしては数字も付いてきたし、前述のドラマパートを聞いて同じ感想を持った人がこれが聞きたかったんですと感想をくれたのが特に嬉しかった。Twitterにも投稿したらニコニコ以上に再生が回ったのも印象的だった。

    「ドレミファ・どーなっつ!」が全く気付かないうちに空を彩る星になってあたしは未来へ



    やっちまった。本来パターンを作ってから投げるべき変化球を初級から投げてしまって完全に視聴者が置いてけぼりに。ネタのポテンシャルは有っただけに後悔が大きい。他にやりようはあった。リメイクしたい。

    春日未来合作 - 未来の風はいつだって未来に向かって吹いている -



    主催のなぎにゃんさんからお誘いがあり、たまたま未来ちゃんでネタストックが有ったので参加。小早川系の系譜。そのうち単品カットするかも。

    【解説】カラオケが無い共通曲からアカペラを抽出



    2番Pがゲームからのアカペラ抽出について記事を書いていたので便乗して抽出方法まとめ記事を書こうと思い立ったのがきっかけ。ただ共通曲差分抽出はステップが多くて複雑なので文字で書くより動画にしたほうが良いと判断し制作。動画化を快諾してくれたくらわんPに感謝。
    この動画で解説した技は普段アカペラ抽出してる人ほどそのアクロバティックさに驚くもので、自分なんかは感動すら覚えたので、視聴者にも如何にアクロバティックなのかを分かってもらうためにイチから普通の抽出の話をしようかなとも思った。ただまあ下手に動画を長くせず実用第一がいいかなと思い、理屈がわからなくても手順を踏めば出来るような内容にした。
    ニッチなテクニックの割に意外と見てもらえたし、活用したという声を何件か聞いているので作った甲斐があった。
    あとなんかこういう解説動画はだらだら見るのにちょうど良くて、自分で作って内容知ってるのにたまに見に行ってしまう。
    2020年は人力ボカロ講座を作りたいな。

    【盆m@s】盆 NIGHTに帰省して



    「もっと親の顔見て」や「実家のような安心感」といったネットでお馴染みフレーズを軸に、帰省をテーマに組み立てた新機軸の盆m@s。友人兄弟ご両親のハマり具合が好評頂いていた。
    うづパカちゃんは供養できてよかった(墓を供養とは)。除夜m@sが不定期になったかわりに恒例行事になった盆m@sだけど、流石にお盆ネタ縛りだとそろそろネタ切れになりそう。どうなる2020年。
    SideM動画を久々に作れたのも楽しかった。2020年は2本くらいは作りたい。

    千雪ん坊将軍



    下半期の自作で一番伸びたネタ動画。自分でもお気に入り。
    象ちゃんですPの愛犬ロボ甜花から着想を得たと思われがちな本作、実は同じく象ちゃんですPのデッデッデデデデの影響で作ったもの。デッデッデデデデで甘奈の楽器としてのポテンシャルに触れ、自分でも作りたくなって甘奈ありきで構想したMADで、最初は甘奈ん坊将軍みたいな仮タイトルでアルスト全員出る予定も無かったはず。
    そこから馬=ひひぃんで馬役が決まり、消去法で千雪さんが将軍に就任。消去法将軍ながら「馬で来てジャケットの裾のほつれを馬上から見つけて馬上から逆ナンしてくるお姉さん」という面白さが奇跡的に生まれたので作っててテンション上がった。構成も綺麗で、ひひぃんでつかみ、長台詞でジワジワ溜め、オチの「直しま将軍」で笑うか笑わないかのところにデデデーンを被せるので力技で笑わせるパワーが有る。まさにリンクアピール。
    直後に公式イベントで逆輸入っぽいセリフが出てきて話題になったのも美味しかった。ひひぃんなんてミームまみれのシャニマスの歴史の中で絶対他にも考えた人居るやろと思うんだけど……。
    水戸黄門で派生MAD案も有るんだけど今作でここまで綺麗なリンクアピールしたんだから派生作でもリンクアピールしなきゃみたいな妙なハードルの高さが有り、難しい。それよりかはむしろ、ガワをそのままに千雪さんのセリフだけ変えた続編とか作ったほうが面白いかも。悩みどころ。

    真乃, Goodbye



    何故かシリーズになってしまったBe@tlesシリーズの4作目。シリーズとはいえ毎作品違う方向性なのでマンネリではないはず。
    「You say ほわ…, and I say 真乃…」がやれればなんでも良かったんだけど、前置きをああした結果、妙な気まずさが付与されて味わい深い動画になった。「Oh no…」の哀愁がお気に入り。

    【シャニマス音M@Dメドレー】輝け!ヒカリの色とりどりーむ! -Shining Festiv@l Medley We Wing Winning-【合作】



    人力ボカロ3パートでの参加。当初参加者を募る告知動画は見ていたが、「音MAD合作」と銘打っていたので敬遠してスルーしていた。この点自分の苦手意識が関係していて、普段フリースタイルで動画を作っているぶん合作で曲が与えられた上でそこそこ面白いものを作らなければいけないという役回りに元々心理的なハードルが有る上、音MADという手法が作るのは好きなんだけどどうにも上手く使いこなせてないなと普段から感じていたので余計にハードルで、参加してもそんなに貢献できないかなと思っていた。ただ主催のるぺあさんからの直接オファーが有り、話を聞くと人力ボカロするだけで良いと言われたので、それならと参加を決定。人力は面白くしないでいいので気が楽。
    当初は「凛として咲く花の如く」のみの担当だったのでそこそこ時間をかけて制作。作る前は千雪さんが苦労しそうな気がしていたが予想は外れて、一番苦労したのは甘奈だった。千雪さんは意外にも音が難なくハマって全く苦労せず完成。甜花ちゃんは何歌っても甜花ちゃんなのでこれも難なく完成。甘奈は素材元のアルストロメリア(曲)が明るめだった影響が一番モロに出て、かなり明るい場違いな歌い方になってしまった。しかもしっとりした三峰パートの直後なので余計に目立つ。一旦提出したもののこれはあんまりだということで調整して再提出。今の版もまだ甘奈の明るさが浮いている気がするが、初稿はこんなものでは無かった。まあ甘奈以外は満足のいく出来になったかと思う。アルストロメリアの人力は初だったし楽しかった。ミックス面でもちょっとした苦労があり、提出後に繋げたものを聴かせてもらった時にボーカルがかなり目立つ仕上がりになっていたので我がままを言ってバランス調整してもらったりした。
    きしめんと片道きゃっちぼーるはヘルプで手伝ったパート。きしめんはキーが高くて、これは自分の技術じゃキャラ特徴出せないと早々に判断し、速度重視の編集で作った。きしめええええんの後の部分は比較的キーが低かったので特徴が出せて満足。甘奈にはやっぱり明るい歌が合う。
    片道きゃっちぼーるは19キャラ中11キャラを担当。当初まとめのるぺあさんが全パートやるつもりだったそうだがやっぱり無理ということで挙手制で分担していったらこうなった。ストレイライトの人力はニコニコを見渡してもレアだと思う。wandering dream chaserの歌い方ではカッコよすぎるのでambitious eveから頑張って音を拾ったのが良い思い出。で、この曲もミックス時に10ms単位のタイミング調整を10回くらい繰り返してるぺあさんに迷惑かけてしまった。
    合作全体の所感としては普段絡まない人たちと交流できたのが楽しかった。自分は合作参加の意義ってアウトプット半分交流半分だと思っているので、その点シャニマス合作はDiscordでのやりとりが活発で良かった。参加当初は割と運営側と距離を感じていたものの、技術相談やらパートヘルプやらを通して最後の方は割と絡みにいけたと思う。

    ビリーバンバンが歌う小早川紗枝「薄紅」



    去年の「また髪の話してる小早川」からの派生作品。
    「また髪の話してる小早川」でラストのネタが面白いには面白いんだけどあれで〆るのも動画の後味として微妙かなと思いビリバンの薄紅カバーを付けたところ、単品要望のコメントがそれなりに付いたのでそれならと思い単品制作した。
    きっかけはウケ狙いで作った部分もあるけど、アイドルがカバーした曲のアーティストが逆にアイドルの曲をカバーするというのはアンサーソングみたいで普通にエモいと思うので、ウケ狙い2割・真面目8割のつもり。正気の沙汰ではないみたいなコメントも有ったけど心外だよ!
    きっかけはネタ混じりだけど選曲としては会心の選曲だったなと思っていて、切ない恋や別れを情景交えて歌い上げる曲の世界観がビリバンの世界観に凄くマッチしていたと思う。人力ボカロの醍醐味はこういう風にボーカルと曲の組み合わせを通してキャラクターや曲の新たな一面を知らしめる、ある意味プロデュースとも言えるプレゼン性にあると思ってるので、本作ではその醍醐味を十分に味わえた。
    ただこれだけ伸びたのはビリバンのボーカルの良さに加えて「そっちを人力するのかよ」という意外性の面白さをフックにしたおかげもあるので、真面目10割と言い張るつもりもない。
    これ聞いてビリバンのファンになりましたみたいなコメントもあり、本当だとしたら嬉しい限り。自分も本作作るまでビリーバンバンのことはCMでしか知らず、制作をきっかけに聞きはじめたクチ。そんな中なんと公式Twitterに本作が言及され、なんやかんやでビリーバンバンの50周年ライブのツアーファイナルを鑑賞することになった。本当にタイミングが絶妙に良くて、紗枝はんの誕生日が10/18、ビリバンライブが11/16で、これが逆だったら参加は叶わなかったと思うと、
    運命的な偶然っていうのはあるもんだなあとしみじみ思う。去年のベルサイユの草がたまたま昭和93年だったというのもそう
    そして年明けの2020年1月、ビリーバンバン菅原進さんご本人が薄紅を歌われるまさかの展開に。(詳しい経緯は各所にさんざんまとめられているし、この記事を読んでる要な方はご存知かと思ので、ここではまとめ記事の紹介に留める。)
    あの大御所デュオ「ビリー・バンバン」が、自身ネタの「アイマスMAD」に反応 取材を申し込むと、なんと本人が...! : J-CASTニュース
    https://www.j-cast.com/2020/01/10376933.html
    ニコ動が繋いだ縁…!アイマス曲をビリーバンバンの人力ボカロで歌わせる動画を作っていたら、本人巡回した末に御本人がカバーし動画を投稿する事態に! - Togetter
    https://togetter.com/li/1455108
    ヤフーニュースに載ったりアイマス声優に非公式で言及されたりとかなりの話題になり、当事者としては一生分くらいの驚きと恐縮を味わった。現在では流石に一段落したが、まだどこかあれは夢だったのではという気分が抜けず、現在でも現実感が欠落している。ただ薄紅カバーを聴いてビリーバンバンのCDを買ったりコンサートに行ってくれた人も居て、きっかけを作った元凶の一人としては嬉しい限り。現在もニコニコやYoutubeでコンスタントに新作を投稿されていて、72歳とは思えない瑞々しい歌声を聴けるので、みんなも聞こう!
    ビリーバンバン菅原進チャンネル - niconico(ニコニコ)
    https://www.nicovideo.jp/user/93853828
    BillyBanBanビリー・バンバン菅原進 - YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UC9SqmJ0P7PbdLZI_g-0evoQ

    全体を通して

    2019年は2018年を上回る14本投稿とかなり精力的に活動できた。特にアイマスでのマジメな人力を投稿したのが個人的には思い出深く、長年やりたいと思いながらやってなかったジャンルなので莉緒の花盛りが実質処女作である。これでようやく胸を張って人力Pと名乗れるようになった……。冗談抜きに自作で一番見返してたのは人力動画3本だと思う。
    他にも技術講座、歌が会話する動画、逆カバーなどバリエーション広く作れたのも良かった。2020年もマイペースにいろいろな動画を作っていきたい。



    よかったらニコマス20選もどうぞ。→メカPの2019年下半期ニコマス20選


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  • メカPの2019年下半期ニコマス20選

    2020-02-06 07:22

    このエントリーは2019年下半期ニコマス20選に参加するものです。レギュレーションは以下。

    基本レギュレーション
    • 対象動画から20作品以内でセレクトしてブログやマイリスト等で公開
    • 作者1人つき1作品まで(1P1作。合作・別名義については別カウント)
    • 選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)
    • ※選んだ作品にP名あるいは制作者名を添えていただけると集計作業の際に非常に助かります。
    • ポータルページ(公開準備中)のコメント欄に記事URLを書き込んでエントリー完了です

    https://w.atwiki.jp/dassyu/pages/113.html

    ドキッアイドルだらけのバトエン大会 第9話


    げんずむ さん

    怒涛のバトエンコレクションに圧倒される。全然知らない分野の話題なんだけど熱量と物量で面白くなって聞いてしまうやつ。シリーズものだけど番外編というか脱線回なので他を見てなくても見られる。


    太陽キッス スケベver.


    JR根岸線「関内駅」から徒歩5分さん

    サビからのキレと畳み掛けがひどい。


    ロコのロコアートが!

    ジョコリコ さん

    ロコの声の幸せみが高すぎる。


    【シューコちゃんS】LiPPSおぼえうた

    茶王P

    コント番組の当たり回を見たような満腹感。エミリーバンバンのご本人登場はこれの影響かもしれない(多分違う)。


    【祝5周年】315 STARS-calling! ※縦画面MAD【SideM】

    林田 さん

    縦画面向け静止画PVという斬新レイアウトに有無を言わさぬ楽しさが合わさった傑作。SideM詳しくない人にも一度は見てほしい。


    エビFryers!!!

    象ちゃんですP

    素晴らしいネタのキレで、同じ替え歌Pとして嫉妬してしまう。これに音MADの厚みも兼ね備えてて流石と言う他ない。やはりシャニマスの柱の名は伊達じゃない。


    【MV MAD】トライアングル【シャニマス】

    いを さん

    エモさの思い出ボム。感動系演出されなくても、日常や笑顔の積み重ねがエモさに繋がるんだということに気づいてまた泣いた。


    たくさんのよしのんで Stage Bye Stage

    たらひ さん

    終身名誉そなたの人。作者が続けてきたこと=視聴者が見たいものになっている素晴らしいシリーズ。この先もデレステの進化と共に歩んでいってほしい。

    【人力】ロコキッス

    メカP、さおめろP

    自薦枠。ロコっぽさを再現できたのとロコっぽさを存分に聞かせられる選曲が出来たことに非常に満足している。詳しくはまた別の記事で。


    【人力VOCALOID】always/佐久間まゆ【デレステMV】

    ぶれ さん

    alwaysは全てのデレアイドルに歌ってほしい名曲なのでこうしてまゆで聞けるのが嬉しい。ただ最後の人力ボカロ作品とのことで、ぶれさんのまゆ人力シリーズにはこれまでずっと楽しませていただいたので非常に寂しい。もし心変わりした際は気兼ねなく返ってきてくれることを願っている。


    【疑似m@s】ビル爆破映像と共に聴くアイマス楽曲メドレー【MSC2019Re:】

    あやいず さん

    とにかく見てほしい、斜め上の発想が素晴らしい。1つの動画の中に色々なパターンが有って飽きないが、やはりムンナイで崩れ落ちるエムマスPという見立てが一番笑った。


    【アイマスMAD】ロコナイズドPDCAサイクル

    まさか! さん

    コミュ活用の巧みさとシンクロの気持ちよさが合わさった文句なしの傑作。社畜を演じるロコに感情移入し、ロコのかわいさに悶え、最終的にダンスシンクロでノリノリにさせられる、という楽しさラッシュな構成が素晴らしい。自分はダンスシンクロも好きだしロコの多面相、特に困っている姿がめちゃくちゃ好きなのでツボにハマりまくる作品だった。Twitterでご本人に伺ったところeitei氏作品を好んで見てこられたとのことで、納得感が高かった。


    コヒナイ


    yo-kk さん

    タイトルだけで察して面白いのに期待の5割増しくらいの面白さを見せてくれる名作。小日向シリーズ、投稿ペースは減ったけどキレが増していて素晴らしく、今後も期待したい。


    【幽谷霧子】ふしぎデカルト【人力】

    月川 さん

    儚さとぽわぽわ感を併せ持った霧子にふしぎデカルトという選曲が素晴らしい。人力も耳に心地よく、ずっとヘビロテしてしまう。


    うっかりむんさん鳩と間違えてパオウルムーを狩猟してしまう

    ooo GGG さん

    うっかりむんさんシリーズ。真乃の強キャラネタは以前から有ったが、狩りの映像に合わせると破壊力がすごい。お約束と化した最後のダンスも好き。


    がんばれオオサキ 甜花甜花道中

    Xatu_twotwo さん

    今期イチの中毒枠。中毒性が高すぎて100回くらいリピートした。短いながらパート1つ1つに不思議な魅力が有り、大爆笑する箇所は無いもののじわじわした面白さが続くので逆にずっと見ていられる。エプロンを狙うトンビの動きが特に好き。


    【MMD MV】Transcending The World/ストレイライト【シャニマス】

    螺旋王 さん

    ストレイライトが公式のイメージそのままに3Dで歌って踊っている。公式のSSR等から垣間見えるストレイライトの世界観を完全に解釈一致で見せてくれて、それでいてクオリティが想像を遥かに凌駕する超傑作。個人的には螺旋王さんの動画はやっぱり演出バリバリに付けてる路線が好き。


    【デレマス】 フルート何キロ持てる? 【水本ゆかり誕生祭2019】

    やーまP

    水本ゆかり誕生祭動画。とにかく替え歌がキレキレ。安定のサビ、担当愛を感じさせるメロ、決め球のサビ前、と盛りだくさんの構成が素晴らしかった。同時投稿の恒例のゆかさえシリーズも見事。除夜m@sをやってる経験上、長く続けているとどうしてもしんどい年も出てくるのではと心配してしまうけど、楽しみながら続けてくれることを期待している。


    餃子、スキャッとさせたくて

    もちきんちゃく さん

    怪作。怪作だけど作者が尖ったものを狙って作ろうとしてない感が良いというか、作品から作者の内面のおかしさがにじみ出るように感じられるのが良い。


    渡部「女の子みたいだろ?」児嶋「信玄誠司ちゃんが!?」

    ヴジョーP

    さすがのキレで素晴らしい。


    参加した感想
    今期も豊作で、選出したかった作品を何本も泣く泣く選外にすることになった。2019年はシャニマスブームの年という印象が強いが、選出してみるとデレミリエムシャニと揃ってて層の厚みに安心する。2020年も動画見たり作ったりしながらニコマスを楽しんでいきたい。
    最後に主催の奪取さんへ。いつも20選継続開催ありがとうございます。毎回期限に間に合わずご迷惑おかけして申し訳ないです。


  • 「はなしらべ」の歌詞を考察する

    2020-01-19 22:571

    アイドルマスターミリオンライブ !に「はなしらべ」という曲が有ります。M@ster Sparkleという「改めての自己紹介」をテーマにしたCDシリーズの中の一作で、和を愛するエミリー スチュアートというキャラを象徴するような楽曲です。この記事では歌詞と向き合いながら考えたことを、ぽつりぽつりと書き連ねてみました。



    一目惚れしたメロディの美しさ

    最初に心を打たれたのはメロディーの美しさでした。心をざわめかせるような、静かで美しくも悲しいAメロBメロの旋律。静かな高揚感を湛えた、柔らかさと広がりを感じるDメロの旋律。当初はそれぞれを別々の情景のように捉えており、ただただ美しい情景に嘆息するような鑑賞の仕方をしていたのですが、歌詞に目を向けることで、曲を一貫して貫くまとまった世界観が見えてきました。

    「心すまして」眺める世界

    1番の「心すまして」が象徴的ですが、耳をすますように「心をすます」ことで、世界に満ちている美しさに気づき、出会っていきたいという真っ直ぐな思いを歌った歌、という解釈が一番素直だと思います。エミリーの素直で綺麗な心を通して眺める世界はきっと輝きに満ちていることでしょう。世界を慈しむエミリーの瞳を通して、世界の美しさに触れるような歌詞世界。心が洗われるようです。

    情景と心情の交錯:「光の指先」について

    素直で平易な言葉が続く中、陽の光を表した「光の指先」が比喩的で、一見浮いて聞こえます。ただAメロから追っていくと「水たまり・波紋」という情景描写から「まばたき」という動作を経て心情描写に至り、思い・願いを連ねた後、「光の指先(=陽射し)」という情景描写に再帰する流れが見て取れます。「雨音」の景色から、美しいものに出逢いたいという思い・願いを経て、「光の指先」の景色に出逢う。この景色の変化こそ「心をすます」ことで、エミリーが見出したものなのだと思います。

    妄想・裏テーマ:「悲しさの克服」

    ここからは深読みなのですが、この曲の裏テーマは悲しさの克服・立ち直りなのだと思っています。
    この曲の世界観の主要な構成要素は「花」と「雨」と「光」ですが、この曲の「光」は常に「雨上がりの光」として描写されています。この雨を「悲しい出来事」の暗喩と捉えると、「雨上がりの光」=「悲しみの克服」という見立てが出来ます。可能な反論として「花にとっては雨も必要なもの」という前向きな捉え方も出来ますが、1番2番に共通する構図として「雨」の情景にはマイナーコード(短調・暗い)、光の情景にはメジャーコード(長調・明るい)が対応しており、雨を暗いものと位置づけるような対比構造を感じます。偶然かもしれませんが、作詞と作曲を同じ藤本記子さんが担当されていることからも、歌詞とコードのリンクが意図されたものである可能性は有るかと思います。
    「悲しい出来事」についてはDメロにて「いのち結びあい」「ともに生きている」などと直接的に生命に関するワードが使われている点から、死別を連想します。Bメロには「雨」の他に「儚いもの」「ざわめきの日々」等のワードも有り、「頬を包む光のぬくもり」は逆説的に涙で濡れた頬の冷たさを思わせます。また前述の「雨」から「光」への情景変化は、別の見方をすると「近景(水たまり・花)」から「遠景(雲・陽射し)」への情景変化であり、更に言うと「足元への視点」から「空への視点」への変化であり、すなわち「うつむき」から「前向き」への変化です。この曲は俯いていたエミリーが前を向く曲なのではないでしょうか。

    様々な解釈を念頭においての、本楽曲の楽しみ方

    上記の裏テーマ考察はあくまで解釈の一つで、かなり穿った見方なのだとは思います。ただ今は無垢な心で歌っているエミリーがこの先出会いや別れを重ねて大人になったときに、この曲はまた違った奥行きを持つ曲になっていくのだと妄想してしまいます。歌詞の「めぐる願いが 今 夢色ほころばせる」の部分はつぼみが開いて夢色の花が咲くような情景なんでしょう。エミリーがほころばせる「夢色」の移りゆきを傍で見守っていきたいです。

    蛇足気味ながら、答えの出ない「導かれるまま」の主体性について

    最後に1サビと落ちサビの結びである「導かれるまま」という歌詞について。これは上記の深読み抜きにしても個人的にストンと腹に落ちないというか、Aメロから一貫して「心をすまして美しさと出会う」「願いが私を織り成してく」という大和撫子らしい芯の強さ、背筋の伸び、そういう真っ直ぐな思いを歌ってきた曲にしては「導かれるまま」という結びは少々主体性に欠ける響きに聞こえました。この点についてまだ自分の中で定まった解釈は無いのですが、いくつか思いついたことを述べてみたいと思います。一箇所の歌詞について、しかも特に明確にテーゼとされているわけでもない「主体性」にここまでこだわるのも妄執的・偏執的だなと自分でも思うのですが……。ここの考察を通じて「悲しみをどのように克服したのか」という裏テーマの深堀りにもある程度迫れると思っています。
    一つの解釈としてはタイトルの「はなしらべ」から曲のテーマを花々のしらべ(旋律)=オーケストラと考え、指先=指揮者と考える解釈。昼と夜、春夏秋冬といった太陽の巡り=光の指先の指揮に合わせて変化する世界の中で、命や願いを重ねていくことで生まれるハーモニー(=和音=「和」の音)が「はなしらべ」なんだ、みたいな。ただちょっとここまで考えてきた歌詞の世界観からすると唐突な見立ての気もします。詩的には綺麗なんですが。
    先程の深読みに立ち返り、「雨」から「光」までに経由した心情描写に目を向けると、儚いからこそ愛おしい命なのだと諸行無常・一期一会を肯定し、共に生きている今を喜ぼうとする強さが印象的です。そこで「運命の流れ・導きに身を委ねつつも、私の心は今このときのめぐり合わせを喜んでいる」という解釈も可能でしょうか。
    また別の視点では、「"ざわめき"の日々」に対する「"静か"に変えてく いつも傍ではなやぐ奇跡」という"騒"と"静"の対置から、いつも静かに傍にあるもの、周りの人々の存在が「光」なのだという点が注目できます。たとえ雨の日であっても雨雲の向こうに常に太陽が有るように、辛いことで胸がいっぱいになって見えなくなってしまっても、周囲からの愛は常に降り注いでいる。それをこぼさずに受け止めるべく心の雲を払う。「光の指先」が「雲を払って 風を分ける」のではなく、「光の指先が導くまま」に自分が「雲を払って 風を分ける」、辛いときに周りがくれるままに愛を素直に受け止める、というそういう解釈も出来るように思います。1サビの「そっと雲を解いて風を染める光の指先」に対し、オチサビでは「遠く雲を払って風を分ける光の指先」というように、若干ながら歌詞に力強さが増していないでしょうか。これは時間経過のためと捉えることもできますが、心情変化のためという捉えることもできるのではないでしょうか。
    かように自分の中でも定まった解釈は無いのですが、四季の風景のように揺れる解釈もまた曲の楽しみの方の一つ。エミリーの気持ち、作詞家先生の気持ち、ごヒイキ様方の気持ちに思いを馳せながら、この先も「はなしらべ」という曲に耳を傾けていければ、と思っています。

    余談

    2020年1月8日に『ビリーバンバンが歌うエミリー スチュアート「はなしらべ」』という動画を投稿しました。「はなしらべ」を深く聴き込んだのはこの動画の制作がきっかけです。
    本記事は「エミリーのはなしらべ」についてのものなのでこの動画についてのあれやこれやはここでは省略しますが、書きたいことはいっぱいあるので別の機会に書こうと思います。おそらく2020年の自作を振り返る、みたいなエントリを2021年頭に上げるので、そのときにでも……。ビリーバンバンを知らない人も、興味を持ったら見ていただけると嬉しいです。