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  • 一問一答「あなたは、毎日をどんな行動で満たしたいですか?」【焦りをなくす時間術】

    2023-05-27 12:00  
    330pt
    あなたは、毎日をどんな行動で満たしたいですか?

    DaiGo師匠の質疑応答でも、結局時間の使い方に行き着く相談は多いです。
    今回は、将来死ぬのがもったいないという方の相談をもとに、毎日の焦りをなくし、有意義な時間で満たすための心理学を紹介させてもらいます。

    「毎日楽しく幸せですが、将来死ぬのがもったいないと思ってしまいます。」

    将来死ぬのがもったいないというのは、要するに、自分の生きている時間を最大化したいという意味だと思います。
    であれば、そんなことを考えて悩む時間を行動することに使ってください。
    人間関係でも仕事でも物でも何でも同じですが、無駄なものを捨ててみてはどうでしょうか?
    捨てれば捨てたぶんだけ時間が手に入った感覚を得ることができます。
    自分の時間を最大化したいのであれば無駄をなくすことをしてみてください。

    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

    時間に追われて生きていくのか、時間を追い越すのか。

    時間に対して常に余裕を持って生きている人たちがいます。
時間に余裕を持っているか、時間に追い立てられているか、この違いはただ単に暇かどうかということではありません。

    
お金にどれだけ余裕を持っている人であっても、いつも忙しい忙しいと追い立てられていて幸福度が低い生活をしている人もいれば、お金に決して余裕はなくても、自然の中で家族とのんびり幸せに暮らしていて、時間に余裕がありながらも生産性が高い人もいます。

    時間に追われていると、一瞬自分が有意義に時間を使っているような気になります。
    
ところが、実際に長期的に幸福度や健康度を測定してみると、時間に追われている人の方が圧倒的に不幸で不健康です。

    今回は時間に余裕を持って生きていくことができる方法についてです。

    時間に追われながら毎日仕事をするのではなく、ある意味時間を追い越して仕事するにはどうすればいいのかということを解説します。

    
1日24時間という時間は変えられませんが、時間の使い方と働き方を変えるだけで、はるかに時間に余裕を持って生きることができるようになります。


    ハードワーカーで成果を出すことができるのはごく一部の天才だけ
    多くの人が思ってるほど、時間に追い立てられている人は実際には仕事ができていません。
毎日時間がない時間がないと言いながら忙しく仕事をしている人は、仕事を頑張っているようには見えます。

    ところが、実際にはこのような人が大した成果をあげることもできていません。

    ごく一部のミリオネア達は確かにハードワーカーです。
    
そんな人達を見て、忙しく働いている人はかっこいいというようなイメージを持つ人が多いですが、それはごく一部の限られたミリオネア達だけの話です。
    
そういう人達は特別なだけで、僕たちのような普通の人がそんな部分だけを真似しても意味はありません。

    
1日の労働時間を普段の倍にしても集中力も生産性も下がらないような特別な人たちが、大企業のトップになったり何かで大きな成功を成し遂げてミリオネアになったりします。
    普通の人たちが同じようなことをしようとすれば、健康被害が出たり集中力が落ちて、むしろ生産性は普通に働くよりも落ちてしまいます。
余計なミスをして被害が大きくなったり、そのようなデメリットが必ず出ます。
    
そんな被害が起きないごくごく一部の天才たちが輝いて見えるだけです。

    野球でもテニスでもゴルフでも同じですが、そんなスポーツを趣味にしている人は多いと思います。
そういったスポーツをしていて、そのスポーツのプロの選手と同じレベルの練習をしようとはしないはずです。

    
ところが、これが仕事になると、多くの人がこれをしようとしてしまいます。
トップレベルの天才たちが1日10時間働くと聞くと、自分も同じぐらい働いて頑張らないといけない、週末も休んでいる暇なんてないと考えてしまいます。

    時間に関してはこの問題が起きてしまいやすいです。

    スポーツの場合は、プロと同じ練習をしようとしてもできないことに気づくでしょうが、時間の使い方に関しては、ただ10時間働くだけであればだらだらと仕事をすることはできてしまいます。
    
実際には、眠い目をこすりながらほぼ机の前に座っているだけであっても、何の成果も出ていなくても、10時間働くということはできてしまいます。

    仕事でも人生でも成果というものは後からついてくるものです。

    スポーツやゲームのように成果はすぐ出るものではありませんので、時間を長く使うことによって、多くの人が一部の偉大な人たちに近づいているような錯覚を持ってしまいます。

    これは地獄につながる道です。

    皆さんにもDaiGo師匠にとっての読書と同じように、これであれば何時間でも続けることができるということはあるかもしれません。

    それが自分の仕事に対して向いているごく一部の人たちだけが、それをしても生産性や集中力が下がらないだけです。

    
にもかかわらず、なぜか世の中では仕事をガンガンする人たちがかっこいいと思われたり、ハードワーカーは素晴らしいと思われているので、皆さんもその方向に強制されてしまっています。
    そんな一部の限られた天才ではない普通の僕たちが、どのような時間感覚を持って仕事と向き合えば、生産性を下げることなく成果も出て幸せに生きていくことができるのでしょうか。

    人は住む場所によって年収が変わるが時間感覚は?
    住む場所によって僕たちの年収が結構変わるという話は皆さんもご存知だと思います。

    年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

    人は周りの人達や環境から多くの影響を受けています。

    住む場所によってお金に対する感覚が変わるというのは皆さんもなんとなくわかると思います。

    では、住む場所によって僕たちの時間の感覚や時間に対する価値というものは変わるのでしょうか。

    それについて調べた研究も実はあり、これによると、皆さんの周りの人間がどれくらい働くかで皆さん自身の労働時間がかなりの部分決まってきます。

    
周りにハードワーカーが多くて朝から夜まで毎日ガンガン働いているような人たちが多い所に行くと、そんな周りの人たちに影響を受けて時間感覚が歪み、時間が足りない時間が足りないと言いながら時間に追われている生活をするようになってしまいます。

    地方ののどかな島に行ったりすると、島の人たちはみんなのんびりと暮らしているような感じがするでしょうし、皆さんもなんとなくわかることだと思います。
    
実際に研究では、仕事に執着する人が多い地域とそうでない地域を比較すると、仕事にあまり執着していない地域に住んでいる人の方が、自分の時間をちゃんと大切にしているという傾向が確認されていて、その結果として幸福度も高い傾向があったということです。

    仕事に執着している地域の人たちの方が、仕事を一生懸命しようと思っているわけなので、隙間時間も仕事を一生懸命しようとしますから、そういう人たちの方が時間の使い方に関してはシビアな感じもします。
    
時間を大切にしそうな気もしますが、この研究を見ると、どうやら逆のようです。

    仕事に執着している人達は実は時間をあまり大切にしない傾向があったということです。
    そして、結果的に幸福度が低くなってしまいます。
    
一方で、あまり仕事に執着することなく、ほどほどに稼ぐことができればいいという考え方をしている人が多い地域に住んでいる人の方が、時間を大切にする傾向があり、結果的に幸福度も高かったというわけです。

    忙しい時ほど余計な事に時間を使ってしまう
    これは考えるとわかるような気もします。
    
港区や六本木のあたりに行くと秒刻みのスケジュールで動いているビジネスマンがいたりします。
彼らは毎日仕事に執着して、秒単位のスケジュールで動いていることを自慢する起業家たちが、なぜか西麻布のバーで明け方まで飲んでいたりします。
    
朝まで飲んでいたりすれば、睡眠時間が削られて当然生産性は落ちるでしょうし、そんなに忙しいのであればその時間働いていた方がいいはずです。

    秒刻みのスケジュールで働いていてそんなに仕事が大事なのであれば、その時間も働いていた方がいいのは間違いないはずですが、なぜか彼らはそんな行動をしてしまいます。

    仕事に執着が強くてガンガン働くというところまでは問題ないわけですが、やはり働きすぎると生産性の低下やストレスの影響がどうしても出ますので、働き続けることができずどこかでギブアップしてしまいます。

    その時に、すぐに家に帰ってゆっくり休めばいいはずなのに、ストレスの影響により判断能力も低下していますので明け方まで飲んでしまうという悪循環が起きる愚かな行為をしてしまうわけです。

    仕事に執着すると、確かに仕事に一生懸命向き合っている時はかっこいいとは思います。
時間をうまく使っているように見えます。

    ところが、それにより仕事を離れたところで時間を無駄にしやすくなってしまうということが、この研究から見えてくることです。

    これは結構多くの人が思い当たることなのではないでしょうか。
    
仕事が立て込んでいて忙しい時ほど、家に帰って早く寝ればいいのに Netflix を見てしまったり、テストの2日前で追い込みをかけて今日は2科目を頑張らなければいけないと思っている時に、なぜか北斗の拳をイッキ見してしまったりします。
    これも全く同じで、人が切羽詰まった状況にいるとろくでもないことに時間を使いやすくなります。

    プライベートな時間から幸せを感じづらくなる
    他の研究でも、同世代の周りの自分と同じレベルの人達がめちゃめちゃ働いているという認識が強い地域に住む人達は、人付き合いやボランティア活動や休日の余暇の活動から幸せを得にくくなるという傾向が確認されています。

    周りの人達が一生懸命働いていると思うと、そんな中で自分だけ遊んでいて差をつけられているような気がするとか、周りの人が一生懸命働いているし、この時間に仕事をしたり副業をすればもっと稼ぐことができるのではないかと頭によぎってしまいます。
    
そうなると、せっかく家族と楽しく過ごしていたり、ボランティア活動や自分の趣味の活動をしていても、そこから幸せを感じづらくなってしまいます。

    時間に切羽詰まっている人は、せっかくの休日にも休むことができず、そのためその状況のまま仕事に戻ってしまいます。
    
そして、自分は仕事が趣味でもあるから、逆に休んでいるとストレスになってしまうというようなことを言ってしまうビジネスマンもいますが、それは寝られない自慢をしている同じようなビジネスマンに囲まれているからです。

    そんな人達が住んでいる地域に住んだり、そういう同僚が周りにいると、普段の趣味や休日を楽しむこともできなくなってしまうということです。
こんなにも住む場所から影響を受けてしまうわけです。

    仕事に対する考え方もかなり影響を与えます。
仕事に対しては勤勉さが何より重要で、仕事は真面目にコツコツとガッツリとするものだと考えている人が多い地域に住んでいる人は、やはり同じように休日や余暇を楽しむことができなくなるようです。

    住む地域によってこんなにも人は影響を受けるわけです。
    時間に追われる生き方をしたくないと思うのであれば、最近であればリモートをできるようになっている会社も増えてきているでしょうから、できるだけそういう仕事を選んで郊外でのんびり暮らすことができる場所に住む方が良いのではないのかということになります。

    そういう意味でも、これからはますます地方に移住するような人たちも増えるのだろうと思います。

    豊かな時間の使い方の方程式とは?
    では、豊かな時間の方程式というものはあるのでしょうか。

    余裕を持って過ごすことができて、仕事でも成果を出せて幸せにもなれる、そんな方法はあるのかということについても調べられていますが、これによると、それは人によるので色々と試してみるしかないとされています。

    これは時間の使い方というものが人間の価値観に依存するものだからです。

    つまり、自分の価値観に合った仕事ができるかということが重要になるということです。

    人の価値観はそれぞれです。
    
一生懸命働くことよりも自由な時間が確保できる方がいいという人もいるでしょうし、自由な時間はほどほどでもいいけれど、一生懸命働いていい生活がしたいという人もいます。

    
これはその人の人生のステージによっても変わってきます。
30代前半まではガンガン働いて休んでいる場合ではないと思っているけれど、それは過ぎて結婚して子供もできたら家族との時間を優先したいと考える人も結構いると思います。

    その人の価値観
    人生のステージにおけるニーズ
    優先順位
    これらはその人と時々によって変わるものですから、それにより時間をどのように使うのかということに対する心の反応は大きく変わってきます。

    ですから、多くの人が使える絶対的な法則というものはありません。

    自由な時間を得ることができる感覚の違い
    プリンストン大学などの先行研究によると、フリーになって働くことで自由な時間が増えたという感覚を覚える人もいれば、毎日必ずオフィスに行って一定時間そこで働くことにより時間が増えた感覚を得ることができる人もいたということです。

    最近はリモートワークも一般化してきたので、なんとなくわかる人も多いでしょうが、DaiGo師匠のように自由な仕事の仕方をしていると仕事とプライベートのオンオフがはっきりしなくなるということはあります。

    それでもかまわないという人は良いのでしょうが、このオンオフがつけられない人はオフィスに入って働いた方が会社から帰った後に余計に仕事のことを考えなくてすみます。
その結果自由な時間が増えたような感覚を覚えるわけです。

    
ですから、自分がこのオンオフを気にしないタイプなのか、それとも、しっかりと切り替えた方がいいタイプなのかということにより結構変わってくるわけです。

    万人に通じる最適解というものはないわけですから、今まで紹介してきた時間に関するアプローチが色々あったと思いますので、それらを試してもらい自分が共感できるものを探してみてください。
    
そんな中で試行錯誤しながら自分の最適解を見つけるしかありません。

    例えば、家事代行サービスを使うことで時間をお金で買う方法もありますが、他の人に自分の家を触られることが嫌だという人もいると思います。
そんな人も、できれば一度試してみてください。

    そして、意外と良かったと思うのであれば続ければいいし、やはり嫌だったというのであればその理由を考えてみてください。

    その理由を考えれば上手に時間を買うこともできますし、自分の時間感覚を変えていくこともできます。

    どうすれば時間に余裕を持てるようになるだろうかということを常に考えて試してみてください。
実際に余裕を感じたらそれを採用し続けてください。もし感じられなかったらやめてまた次を試せばいいだけです。

    時間の豊かさチェックリスト

    時間のストレスを感じる度に、これから紹介する6つのチェックリストに沿ってチェックしてください。

    それにより皆さんの時間ストレスを軽減することができます。
    
これを手帳などにメモしてもらい、最近なんだか忙しい気がするとか時間に余裕がなくなってきたと思ったら、ちょっと時間を作ってこれを見直してみてください。
    
これについては、続きで解説していきます。

    自分の時間感覚が狂っている気がする人も結構いると思います。

    なんだか忙しく働いてはいるけれど、今ひとつ成果も出ないという人や、何年もガンガン働いてきたけれど全く成果も出ないし給料も上がらないという人もいると思いますが、時間の使い方というものは矯正することができるものです。

    
時間に余裕を持つことができれば、新しいことを思いつく可能性も高くなります。
    
それにより今抱えている問題に対する解決策も出てきやすくなります。
    
まずは時間の余裕を作ることです。
時間に余裕のない人には新しいことはできません。新しいことができなければ現状を変えることはできません。

    
まずは時間の豊かさチェックリストを試してもらい、時間の余裕を持っていただけたらと思います。

    ぜひ続きもチェックしてみてください。