「極黒のブリュンヒルデ(岡本倫著)」完結
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「極黒のブリュンヒルデ(岡本倫著)」完結

2016-04-06 19:00
    ・4年近くヤングジャンプに連載していた「極黒のブリュンヒルデ」が先週18号で181話をもって完結した。
     第一部と第二部がある感じで、第一部はアニメにもなったが、13話にムリヤリ納めるために後半が超展開になって批判もあびちゃったりしたが、それは原作には関係ない。
     謎の組織に、様々な能力を持った「魔女」がいて、その中の何人かが逃げ出し、そのうちの一人が少年と出会ったことで互いに助け合い、この二人を中心に逃げ出した魔女たちが集い、組織と対立するようになる。
     魔女たちは強力な力を持っているが、基本的に自分から人に害を為すものはほとんどおらず、おだやかに暮らしたいだけ。だが組織しか作れない薬を定毎日摂取しないと身体が溶けて死んでしまう。偶然の機会をつかんでの逃亡なので、手持ちの薬は少ない。
     少年はなんとか彼女たちのために薬を入手しようとし、巻き込まれていく。

     ヒロインの魔女は死んだはずの少年の幼なじみに酷似しており、少年は生きていたのかと
    喜ぶが、彼女にはそんな記憶が無いという。実は彼女は魔女としての力を使うたびに、記憶を失っていく。彼女は念動力でものを破壊することができるが、人を直接傷つけることはできない。
     二人のもとには予知、ハッキング、再生、瞬間移動(自分と相手を入れ替える)などの力を持った魔女たちが集まるが、力は無制限に使えるわけではなく、使いすぎるとハングアップという現象が起こり、しばらく使えなくなる。また、首の後ろに埋め込まれたスイッチのようなものを押されると、死んでしまう。組織側の安全装置のようなものが埋め込まれている。

     彼女たちは生き残るために、自分達と同じ魔女たちと戦わないといけない。刺客となる魔女たちは、戦わなければ遠隔操作でスイッチを押されてしまうので必死。

     作者はシリアスとコメディをバランスよく入れてくる作風で、普通ならもっと活躍しそうな主役格のキャラクターをあっけなく退場させてしまうことでも知られている。
     集まった魔女達も全員が最後まで生存することはこの作者的にはないだろうと思ったが、やっぱり数人はリタイアすることになった。
     キャラクターを生き生きと描く作風なので、自分が入れ込んだキャラが退場すると悲しい。

     一応終わったのだが、語られなかった内容も多く残ったような気がする。単行本では加筆するのかもしれないので、5月19日に同時発売されるという17巻、18巻(最終巻)を待ちたい。

     魔女狩りのシスターや黒服達のその後は語られておらず、敵方の生き残りもどうなったのか不明。
     敵方にはもっと魔女が残っていたように思うのだが、彼女達もどうなったのか。委員長の能力は結局わからなかったな。結花や柏木さんはどうなったのか。
     そのへんは補完されるのかどうか。

    何で「極黒」で「ブリュンヒルデ」なのかもいまひとつわからなかったような。

     後半はヒロインの影が薄かった気もする。カズミに全部持っていかれたような。
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